異世界八険伝

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新たなる仲間たち

23.チロル行き2

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 昼過ぎ、リーダーのリュークさん、アレルさん、メルちゃんとボクの順に、4人は険しい山道を登っていく。

 そして、魔物に遭遇することもなく、小1時間ほどで木々が開けた場所に出てきた。


「この辺の岩山に盗賊団がアジトに使っている洞窟があるはずだ。見張りが居るから気を付けろ」

 疎らに生える木陰で足を止めたリュークさんが、みんなに小声で警戒を促す。

 意識を集中し、危険察知のスキルを使うメルちゃん――。

「見張りは、2人です」

「2人か。厄介だな。気付かれずに突破できれば良いが」

「ボクが魔法で倒しましょうか? 」

「いや、音がでか過ぎて中の連中にも気付かれるぞ。俺がこっちに誘き出して槍で片付けるから、お前たちは裏手に回って、見張りが居なくなったら先に洞窟に入れ」

 リュークさんが黒く立派な槍を見せる。鑑定せずとも、下手な言葉よりずっと説得力があった。

「分かった、気を付けてくれ」
「了解です」
「分かりました」



 アレルさんを先頭にして、ボクたち3人は森の中を迂回して戻り、洞窟の入口を見渡せる茂みに隠れた。3人の顔が間近に並ぶ。アレルさんの頬が赤い。

「リュークは大丈夫だろうか? 」
「Cランクの冒険者なら、盗賊2人相手に後れはとらないと思うよ」
「私も、彼は強いと思います」

 その時、森の縁から狼の遠吠えのような声が上がった。リュークさんだ。それを聞いた2人の見張りは、まんまと森の中へ誘い込まれて行く。うまい!!

 今がチャンスだとばかりに茂みを飛び出し、ボクたちは洞窟に侵入することに成功した。



「リンネちゃん、気配は約30人です」
「数が多すぎるだろ、リーダーを待つか? 」
「30人には誘拐された人も含まれてる? 」
「含みますが、区別はできません」
「ここで出てきた奴等を少しずつ削るのはどうだ? 」
「取り合えず、この辺に隠れる場所があるか確認しない? 」
「分かりました」
「まぁ、そうだな」


 ボクたちが洞窟内に潜んでいると、中から5人の盗賊が出てきた。手にはそれぞれ武器を持っている。ギベリンたちに比べると、身なりも薄汚い感じだ――。

「ヤバイな、奇襲するか? 」
「ううん、ボクに任せて! 話してみる」
「リンネちゃん、気を付けてください」
「話し合いが通じる相手じゃねぇぞ! 危なくなったら突っ込むからな? 」
「分かった」


 ボクは杖を低く構えながら洞窟通路の中央に進み出る。

『ん? なんだこいつ? 』
『ガキが逃げたか? 』
『そんなことはねぇはずだ』
『あれじゃねぇか? アイツが言ってた女――』

「お前たち、盗賊だね? 」

『そうだよー、お嬢さん。よろしくな! 』
『とんだ別嬪じゃねーか』
『俺が先だぜ? ウヒヒッ』

「浚った人たちを解放しなさい! そうしたら命までは奪わないから! 人生はまだやり直せる! 」

『プッ! 聞いたか? 』
『わっはっは! 面白ぇガキだな! 』
『お前となら何回でもヤり直せるぜ? ウヒッ』

 下衆な笑みに悪寒が走る――これって、貞操の危機!? 絶対に嫌だ! 絶対に守る!!

「リンネ、無理だ! 」

 アレルさんとメルちゃんも飛び出して来た。考えが甘過ぎた!

『なんだコイツら、どこから沸いた!? 』
『敵襲だ!! 』
『絶対に逃がすなよ! 』

 バレた! 次々に盗賊が集まってくる。あっと言う間に3対10となり、二重三重に取り囲まれてしまった――。


 その時、後ろからリーダーが来た!

 援軍も2人見える! 

 リーダー、ナイスタイミングだよ!!

「リーダー! 助かったよ、右側の2人をお願い! 」










 ★☆★



「――ッ! 」

「リンネちゃん、気が付いた? 良かった――」

「ありがと、いたたっ! 」

 痛む頭を押さえて目を凝らすと、ボクを膝枕して顔を覗き込むメルちゃんが見えた。その背後には、上下に走る何本もの鉄杭が、洞窟の岩をくり抜いて作った空洞を囲うようにして並んでいる。そうか、ボクたちは檻の中に囚われているんだ――。

 起き上がって、檻の外を見る。

 中央にはリュークさんの背中と、岩壁に寄り掛かるアレルさんが見える。その2人を囲うように、大勢の盗賊たちが祝杯を上げて馬鹿騒ぎをしている。どういうこと?



『クリュー、お手柄だな! まさかこんな上玉を2人とか! お前ぇは今日から副頭目だ。わっはっは!! 』

『たまたまですよォ、馬鹿ばっかりだったから余裕でしたがァ! はははッ! 』

『お頭、銀と青の髪の女2人は高く売れるとして、この若い男はどうしやす? ランクD冒険者だとか言ってやしたぜ』

『この若さでDか。後々面倒だから始末するか』

『かなり痛めつけたんで俺でも勝てらぁ! 』

『違ェねェ!! 』

『わっはっは!! 』

「リューク!!! まさかお前、まさか……こんなこと……こんな裏切り許されると思ってるのか? 」

『はァ? 誰に許してもらう必要があるんだ? 俺自身が許す! くっくっく、それで問題ねェ。マジ面白ェ! リンネといい、アレルといい、マジ馬鹿ばっかりだなァ! ちョろいぜェ! 』

「貴様! 絶対にグスタフさんが助けに来る! そしたら貴様なんか――グハッッ!! 」

『口の減らねェガキだな! 舌ァ抜くぞォこらァ!? 』

『あの村に残っている護衛はグスタフとかいう手練れ1人か? 酔いが覚めたら殺りにいくか』


 まずいまずいまずい!

 ボクたちは捕まった! 仲間に裏切られた! あの熊みたいな茶髪男が盗賊団の頭だよね? そして――リュークが、盗賊団のクリュー!? 信じてたのに、信じていたのに、裏切られた!

 悔しい悔しい悔しい!

「リンネちゃん、落ち着いて聴いて。まず、この鉄の檻は堅くて――私の力では無理でした。鍵はあっちの赤髪が持っています。盗賊は全部で25人、リュークさん含めると26人です。あと、壁の向こうにも檻があって、子どもが4人捕まっているみたいです」

「そっか、シオンという子もその中に居るかもね。ふぅ……ありがと、少し落ち着いてきたよ。えっと、武器は奪われちゃってるね。武器が無くても雷魔法で全員倒せるけど、鍵を手に入れないとここから出られないのか――アレルさんは動けそう? 」

「アレルさん、両手と両足に枷が付けられています。しかも骨が――」

「そっか――」

 壁に寄りかかっている彼をよく見ると、確かに何かで縛られて大の字になっているようにも見える。そして、脚の骨が変な方向に曲がっていた。逃げられないように、いや、遊び感覚でいたぶったに違いない! そう思うと、沸々と怒りが沸き起こってきた。


(コンコン、コンコンコン、コンコン――)

 その時、隣の壁を叩く音が聞こえてきた。

 音のする方をよく見ると、壁が一部だけ掘られていて、辛うじて両方の檻が繋がっている箇所がある。

 そこから声が聞こえてきた。


「リンネちゃん! リンネちゃん! 」

 聞き覚えのある、懐かしい声!!

「えっ!? なんで!? なんでアユナちゃんが居るの!? 」

「リンネちゃんを追いかけて村を出たの! そしたら盗賊に騙されて捕まっちゃった――」

「なんで! なんでそんな危ないことしたの! 魔物だって出るのに! それに、お父さんお母さんが心配するでしょ!! 」

「ちゃんと許可貰ったもん! それに、エリザベート様が、私は絶対に村から出るべきだって――。それでね、リザ姉から、フィーネに行けばリンネちゃんに会えるって聞いて、行商の馬車に――あっ! 今はそんなのいいから! 私に作戦があるのっ! 」


 まさか、エリ村で別れたエルフのアユナちゃんと、こんな所で再会――いや、2人して盗賊に捕まるとは思わなかったよ!


 ボクたちは、“アユナ作戦”を実行することに決めた。

 作戦と言っても非常にシンプルだ。ボクが魔法で盗賊たちを戦闘不能にする。その後、アユナちゃんがトレントを召喚して、倒れた赤髪の男から鍵束を奪い、みんなで檻から抜け出す、というものだ。

 シンプルだけど、難しいことを考えるより早くて確実な作戦だと思う。賢いメルちゃんも賛成してくれている。うん、やるしかない!



 目を瞑って集中する。

 洞窟の天井はそう高くない。4、いや3m半と言ったところか。洞窟の中央付近、その天井ギリギリの所に意識を向かわせる。そして、魔力練り上げていく――イメージするのは、ダークバットの群れを1発で葬り去った雷の中級魔法“サンダーレイン”だ。空中の雷球から鉛筆くらいの雷の矢を、四方八方に放つ!


「轟け、無数の矢! サンダーレイン! 」

 『グァ! 敵襲か!? 』

 1発の魔法で放たれたのは20本程度の光の矢。イメージ通り、アレルさんに当たらないよう、紡錘状に降り注ぐように放つ。盗賊たちの何人かは地に倒れ、他の何人かは起き上がって逃げ惑う――。

「もう一丁、サンダーレイン! 」

「おまけに、サンダーレイン! 」

 3連発もすると、軽く眩暈を覚えた。

 盗賊は――まだ数人が立ち上がってこっちに向かってくる!!

「サンダーボルト! 」
「サンダーボルト! 」
「サンダーボルト! 」

「ハァ、ハァ――サンダーボルト!! 」

 洞窟内を雷撃が走り抜け、焦げ臭い異臭が漂う――。

「リンネちゃん、もう大丈夫です! 盗賊の気配はありません、全員倒したみたいです! 」

 頭痛と眩暈のため、へなへなと女の子座りで地面にしゃがみ込むボクを、メルちゃんがぎゅっと抱き締めてくれた。柔らかい――。

「アユナちゃん、トレント召喚お願い! 」

「分かった! 古の契約により、我が森の友を召喚せり! 出でよ、偉大なる森の守護者、トレント!! 」

 召喚呪文はリザさんとは違うみたいだけど、精霊召喚って意外と適当なのかな!? それでも、アユナちゃんの言霊を受け、地面に刻まれた召喚魔法陣が黄金色に輝く!


 そして、そこからニョキニョキと――子犬サイズの可愛いトレントが現れた!!


「トレンちゃん! そっちの赤い髪の男が腰にぶら下げてる、そう! その束を、リンネちゃんに! 」

 あぅ、トレントがまた睨んできた!
 本当は普通に見ているだけかもしれないけど、睨んでいるように感じる――これがトラウマってやつ!?

「あ、ありがとう! 鍵、受け取ったよ!! 」


 ボクたちは、隣の檻から4人――アユナちゃん、シオンって女の子と、他に小学生くらいの男の子2人を助け出した。みんな特に怪我はしてないみたい。ボクもだけど、アユナちゃんたちも悪戯されてなくて本当に良かった!!


 盗賊は全員が息絶えていた。死体は26人分。盗賊団は全滅だろう。死体の中にはリーダーも居た。魔物相手と比べて、かなり手加減して放ったつもりだったけど、魔法はそもそも魔力が低い人間に対してはかなりダメージが大きいらしい。

 ボクは今日、初めて人を殺めた。

 全員を泣きながら、埋葬した。


 アレルさんの枷も全て外した。意識は辛うじて、ある。予想通り、両手と右脚が骨折していた。

 エリクサーを――ボクはメルちゃんをチラッと見る。

 メルちゃんは、ダメです、と首を横に振っていた。命の危機と言うほどでもないし、身体に欠損がある訳でもないから仕方がないか。結局、昨日ギルドで購入したポーションをアレルさんに3つ使用した。ぎりぎり村までは歩いて行けるみたい。良かった!

 ボクたちは、盗賊団に奪われていた自分たちの武器を回収した。さらに、メルちゃんの提案で盗賊数名から冒険者カードを回収した。他、盗賊団が持っていた武器や宝物の類もアイテムボックスに入れて回収した。持ち主が分かるものは返還するつもり。



 ★☆★



 日が半分くらい山に差し掛かる頃、リーダーのリューク(クリュー)を除くボクたち全員が、馬車のある村まで帰還した。


 メロスとグスタフさんの驚き慌てる顔に迎えられて早々、ボクたちがしたこと――それは、行商人メロスの捕縛だった。彼は行商人を騙り、奴隷や禁輸品売買を中心に、あちこちで暗躍していたようだ。案の定、アユナちゃんを乗せたのもメロスだった。

 メロスが雇った手練れの護衛は、クリューが密かに盗賊団と連絡を取り合い、アジトで罠に嵌めて殺して武器防具を盗んでいたらしい。彼らの証拠隠滅は手慣れたものだった。昨夜の怪しい行動、あれは彼だったのか。

 メロスが白状したところによると、フィーネからこの村、そして盗賊のアジトでの一連の出来事は、全てがクリューとメロスの描いたシナリオだったらしい。結末以外だけどね!



 ★☆★



 それから3日後――フィーネを旅立ってから5日目の夜、ボクたちは城塞都市チロルの門を潜っていた。途中、たくさんの魔物に襲われたけど、グスタフさん、メルちゃんとボクが容赦なく打ち払った。


「メロスさん、最後にボクたちに言いたいことはある? 」

「私は悪くない! 騙される奴が、頭の悪い奴が悪いんだ!! 」

 開き直って怒鳴り散らすメロスに、両手両脚を折られるという最悪の被害者となったアレルさんが舌打ちをする。

「ほんと救いようがない屑だな! 」

 アレルさん、あなたは正しい!
 騙す方が悪いに決まってる。誰かを騙すとき、その人は自分自身の善意すらも騙している。騙すことで得られる利得は、失われる善意より小さいと思うよ。


 暗闇に沈んでゆく町並み。愛する家族が待つ自分の家に早く帰りたいのか、心なしか町ゆく人々の足取りも忙し気に見える。ボクたちは、捕縛したメロスと解放した3人の子どもたちを連れて、ゆっくりと歩き出す。

 新しい町“城塞都市チロル”――フィーネでの悪夢が再びボクを不安にさせる。あの時ボクを守ってくれたミルフェちゃんやランゲイル隊長はここには居ない。でも、ボクはもうあの時のボクじゃないんだ。今度はボクが仲間たちを守ろう、そう心に誓い、力強く声を掛ける。

「まずは、冒険者ギルドへ行こう!! 」
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