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第二十一話 復讐するは……
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「こんな………こんな馬鹿な話があるか………!」
バルドイは自分が信じていた何かに裏切られたような思いで一杯だった。
ワラキア程度の小国が、大国ハンガリー王国の庇護下にあるトランシルヴァニアに侵攻してくるなどということがあって良いものか。
(まったく物の道理をわきまえぬ馬鹿ものめが…………!)
トランシルヴァニアがワラキアに攻め込むことはあっても、ワラキアがトランシルヴァニアに攻め入ることはあってはならない。
なんとなればトランシルヴァニアはハンガリー王国摂政フニャディ・ヤーノシュの領地であり、ワラキアの貧弱な軍勢に数倍する大軍を用意することが可能だからだ。
嫌がらせに山賊まがいな略奪を働くことはできても、れきとした軍事侵攻を行うことなど自殺行為に他ならないはずであった。
その暴挙の意味するところは退くことのできない全面戦争を、ハンガリー王国を相手に仕掛けることに等しいのだ。
(…………それがわからぬほどの愚か者だというのか、ヴラド・ドラクリヤめ!)
しかし世界を支配するルールは、バルドイの思うほどに不変なものではない。
ただのプレイヤーには変えることはできなくとも、ゲームを支配するマスターの手にかかると、いくらでも都合よく変更されてしまうのがこの悪しき世界の現実なのであった。
「くそっ! もう家財を持っていく余裕はないか………全く忌々しいことだ」
喧噪が街の中心部にまで広がりつつあるのが、もはや肌で感じられるほどであった。
女子供の悲鳴があがり、どさくさにまぎれて味方であったはずの傭兵までがブラショフの財産から火事場泥棒を働こうとしている。
すでにブラショフは断末魔の瀬戸際にあった。
逃げるのにもう一刻の猶予も許されない。財産は惜しいが全ては命あっての物種なのだから。
「…………ワルト! ワルトはいるか!?」
バルドイは長年に渡って仕えてきた初老の執事の名を呼んだ。
ルーマニア人ではあるが実直で有能であるために、重宝して使っていた男であった。
「お呼びでしょうか旦那様?」
「いいか、金を急いで地下室に隠すのだ。倉の商品はもはやどうしようもないが現金だけは守り抜け。援軍が来るまでさほどの時間はかからん。決して地下室の存在をワラキアの田舎者に気取られるなよ?」
そう言いつつも、バルドイはこの老執事に全ての後事を託すつもりは毛頭ない。
金の運び込みが終わったら別口の奴隷に後始末をさせてしまうつもりでいた。なんといっても死人は口を割らないのだ。
「お言葉ながらそれは無理でございます、旦那様」
今まで肯定の言葉以外を口にしたことのない執事の、思いもかけぬ反抗にバルドイは思わず目を剥いた。
破産するか、命を失うかの瀬戸際だというのに、この期に及んで部下の我がままに付き合う余裕などない。
バルドイはただ了承の言葉だけを求めているのだ。
「貴様………何を言ってるかわかっているのか?」
長年の部下とはいえ人権思想などないこの時代のこと、使用人の命など所詮替えのきく消耗品にすぎない。
ワラキアの暴走に愚かにもくだらぬ夢を抱いているというのならこいつはもう用無しだ。
「誰かある!この者を……………!!!」
今度こそバルドイは絶句した。
玄関ホールに集まった屋敷内にいる数十人という使用人のほとんどが、憎々しげな眼差しを自分に送っていたからだった。
そこには普段主人の怒りを恐れてビクビクと怯えている卑屈な下僕たちの姿はなかった。
たった一夜、ひとときの暴挙が彼らを羊から狼へと変えていた。
「お気づきになりませんか? 旦那さま、当屋敷の使用人はほぼ九割以上がルーマニア人でございます」
ルーマニア人は下層労働者に。
それがこの国を支配する階級の定めた伝統であった。
まさかそれが覆る日が来るなどということをバルドイは考えられずにいた。
「しゅ、しゅ、主人を裏切るというのか、使用人にすぎぬ貴様らが!」
「今日この日より我々がトランシルヴァニアの新たな主人となるのです………貴方ではなく」
使用人たちが包囲の輪を狭めてくるのを、バルドイは悪夢を見る思いで震えながら頭を振った。
「考え直せ! このような無法をヤーノシュ様が許すと思うか! こんな馬鹿げたことは一時のことに過ぎないのだ! それが何故わからん!」
ヤーノシュがハンガリーの全軍をあげて奪還に動けば、所詮ワラキアなど尻尾を巻いて逃げかえるしかないのだ。
そうなれば主人に反抗した奴隷には相応の報いが与えられることだろう。
死を望むほどに残酷で容赦のない罰が。
それをどうやって納得させようか、必死で脳を振り絞るバルドイを嘲笑うようにワルトはひきつった甲高い声をあげた。
この日を待っていた。
いつ虫けらのように殺されるか。
いつ壊れた道具のように捨てられるか。
そんな日々に怯えつつ復讐の機会が訪れる日が来ることを神に祈ってきた。
貴様らサス人がいったい何様だ?
我々ルーマニア人がどれだけの忍従に耐え、どれだけの血と涙を流してきたことか。
今こそ貴様らはその代価を払う時が来たのだ!
ゴロリと無造作にバルドイの息子と妻の首がバルドイの足元に転がされる。
そしてバルドイは絶望とともに、もはやこの狂気の悪夢から逃れる術が完全に失われたことを悟った。
「おお………………………神よ」
バルドイが家僕にその命を奪われているころ、ヴラドを敵とする盟友であったヴラディスラフもまたワラキアの侵攻に恐慌をきたしていた。
ヴラドに対抗するための貴重な御輿である彼は、ともに逃亡していた貴族たちに守られながら慌てて屋敷を出てブラショフの裏門を目指していた。
噂に聞く串刺し公のもとに降伏することなど思いもよらない。
どう考えても自分を生かしておく理由が見つからなかった。
逃げなければならない。
しかしどこへ、どうやって逃げればよいのか。
狂乱の巷を右往左往しながら、ただただワラキア兵から遠ざかるべくヴラディスラフは必死に足を動かしていた。
いったいなぜこのようなことになったのか。
たかだか16歳のオスマンの人質であった小僧が、あのヤーノシュ公を撃ち破り、しかも逆にトランシルヴァニアに侵攻してくるなど。
そんなことがあるはずないと思っていた。
ワラキアの未来はハンガリーとオスマンの勢力の均衡とキリスト教国の力の結集にあると信じていた。
ヴラディスラフの政治姿勢はこの時代の小国の君主としては、決して的外れなものではない。
むしろ手堅く優秀な政治家の部類に入るであろう。
しかし既にルールが変わったのだ。
ヴラドという時を越えてやってきた異分子の明確な意志の介在によって。
「……………大公殿下」
「な、何かいい知恵でも浮かんだか?」
一縷の望みを託すように、ヴラディスラフは父の代から仕えてきた古い家柄の部下に問いかける。
このままではシギショアラまで逃げるどころか、裏門を突破することさえ難しいだろう。
傭兵か、ハンガリー兵か、誰でもいいから頼れる戦力が必要であった。
そんなものが簡単に手に入れば苦労はしないのはわかっていたが。
「貴方という土産さえあれば、きっと串刺し公も私を悪いようにはしますまい!」
「な、何を馬鹿な………!?」
かの串刺し公がそんな寛容な人物であれば、今頃卿たちはここにいないはずではないか。
彼の男が目指しているところは旧来の貴族権威の否定であり、大公の専制体制の確立なのだ。
裏切りの手土産を持って行ったところで、褒美に首を刎ねられるのがオチだろう。
「我が一門はワラキアでも屈指の名門……あの男でも粗略に扱うはずがない………手柄さえ、手柄さえあれば………!」
精神の均衡を失った侯爵の狂気が伝染したように、取り巻きであったはずの貴族たちが虚ろな目を向けてくるのがわかる。
誰もがあまりに絶望な状況に冷静さを失っているのだ。
それほどに串刺し公が彼らに与えた恐怖は深刻なものであった。
こんな見え透いた幻想に頼らなければならないほど、誰もが追い詰められていたのである。
「ふはははは…………この私が、まさかこのような結末を迎えようとは、な」
どうやら自分も前大公のように味方に殺される運命を免れないようだ。
もしかしたらヴラドならば、このワラキアの悪しき宿唖を撃ち破ることができるのだろうか。
そうであるとするならば自分はいったい何のために戦ってきたことか……。
せめてワラキアの未来に幸あらんことを祈って、ヴラディスラフは部下の向ける剣に向かって逍遥と首を垂れ、奇しくもバルドイと同じ言葉を口にした。
「おお……………神よ」
バルドイは自分が信じていた何かに裏切られたような思いで一杯だった。
ワラキア程度の小国が、大国ハンガリー王国の庇護下にあるトランシルヴァニアに侵攻してくるなどということがあって良いものか。
(まったく物の道理をわきまえぬ馬鹿ものめが…………!)
トランシルヴァニアがワラキアに攻め込むことはあっても、ワラキアがトランシルヴァニアに攻め入ることはあってはならない。
なんとなればトランシルヴァニアはハンガリー王国摂政フニャディ・ヤーノシュの領地であり、ワラキアの貧弱な軍勢に数倍する大軍を用意することが可能だからだ。
嫌がらせに山賊まがいな略奪を働くことはできても、れきとした軍事侵攻を行うことなど自殺行為に他ならないはずであった。
その暴挙の意味するところは退くことのできない全面戦争を、ハンガリー王国を相手に仕掛けることに等しいのだ。
(…………それがわからぬほどの愚か者だというのか、ヴラド・ドラクリヤめ!)
しかし世界を支配するルールは、バルドイの思うほどに不変なものではない。
ただのプレイヤーには変えることはできなくとも、ゲームを支配するマスターの手にかかると、いくらでも都合よく変更されてしまうのがこの悪しき世界の現実なのであった。
「くそっ! もう家財を持っていく余裕はないか………全く忌々しいことだ」
喧噪が街の中心部にまで広がりつつあるのが、もはや肌で感じられるほどであった。
女子供の悲鳴があがり、どさくさにまぎれて味方であったはずの傭兵までがブラショフの財産から火事場泥棒を働こうとしている。
すでにブラショフは断末魔の瀬戸際にあった。
逃げるのにもう一刻の猶予も許されない。財産は惜しいが全ては命あっての物種なのだから。
「…………ワルト! ワルトはいるか!?」
バルドイは長年に渡って仕えてきた初老の執事の名を呼んだ。
ルーマニア人ではあるが実直で有能であるために、重宝して使っていた男であった。
「お呼びでしょうか旦那様?」
「いいか、金を急いで地下室に隠すのだ。倉の商品はもはやどうしようもないが現金だけは守り抜け。援軍が来るまでさほどの時間はかからん。決して地下室の存在をワラキアの田舎者に気取られるなよ?」
そう言いつつも、バルドイはこの老執事に全ての後事を託すつもりは毛頭ない。
金の運び込みが終わったら別口の奴隷に後始末をさせてしまうつもりでいた。なんといっても死人は口を割らないのだ。
「お言葉ながらそれは無理でございます、旦那様」
今まで肯定の言葉以外を口にしたことのない執事の、思いもかけぬ反抗にバルドイは思わず目を剥いた。
破産するか、命を失うかの瀬戸際だというのに、この期に及んで部下の我がままに付き合う余裕などない。
バルドイはただ了承の言葉だけを求めているのだ。
「貴様………何を言ってるかわかっているのか?」
長年の部下とはいえ人権思想などないこの時代のこと、使用人の命など所詮替えのきく消耗品にすぎない。
ワラキアの暴走に愚かにもくだらぬ夢を抱いているというのならこいつはもう用無しだ。
「誰かある!この者を……………!!!」
今度こそバルドイは絶句した。
玄関ホールに集まった屋敷内にいる数十人という使用人のほとんどが、憎々しげな眼差しを自分に送っていたからだった。
そこには普段主人の怒りを恐れてビクビクと怯えている卑屈な下僕たちの姿はなかった。
たった一夜、ひとときの暴挙が彼らを羊から狼へと変えていた。
「お気づきになりませんか? 旦那さま、当屋敷の使用人はほぼ九割以上がルーマニア人でございます」
ルーマニア人は下層労働者に。
それがこの国を支配する階級の定めた伝統であった。
まさかそれが覆る日が来るなどということをバルドイは考えられずにいた。
「しゅ、しゅ、主人を裏切るというのか、使用人にすぎぬ貴様らが!」
「今日この日より我々がトランシルヴァニアの新たな主人となるのです………貴方ではなく」
使用人たちが包囲の輪を狭めてくるのを、バルドイは悪夢を見る思いで震えながら頭を振った。
「考え直せ! このような無法をヤーノシュ様が許すと思うか! こんな馬鹿げたことは一時のことに過ぎないのだ! それが何故わからん!」
ヤーノシュがハンガリーの全軍をあげて奪還に動けば、所詮ワラキアなど尻尾を巻いて逃げかえるしかないのだ。
そうなれば主人に反抗した奴隷には相応の報いが与えられることだろう。
死を望むほどに残酷で容赦のない罰が。
それをどうやって納得させようか、必死で脳を振り絞るバルドイを嘲笑うようにワルトはひきつった甲高い声をあげた。
この日を待っていた。
いつ虫けらのように殺されるか。
いつ壊れた道具のように捨てられるか。
そんな日々に怯えつつ復讐の機会が訪れる日が来ることを神に祈ってきた。
貴様らサス人がいったい何様だ?
我々ルーマニア人がどれだけの忍従に耐え、どれだけの血と涙を流してきたことか。
今こそ貴様らはその代価を払う時が来たのだ!
ゴロリと無造作にバルドイの息子と妻の首がバルドイの足元に転がされる。
そしてバルドイは絶望とともに、もはやこの狂気の悪夢から逃れる術が完全に失われたことを悟った。
「おお………………………神よ」
バルドイが家僕にその命を奪われているころ、ヴラドを敵とする盟友であったヴラディスラフもまたワラキアの侵攻に恐慌をきたしていた。
ヴラドに対抗するための貴重な御輿である彼は、ともに逃亡していた貴族たちに守られながら慌てて屋敷を出てブラショフの裏門を目指していた。
噂に聞く串刺し公のもとに降伏することなど思いもよらない。
どう考えても自分を生かしておく理由が見つからなかった。
逃げなければならない。
しかしどこへ、どうやって逃げればよいのか。
狂乱の巷を右往左往しながら、ただただワラキア兵から遠ざかるべくヴラディスラフは必死に足を動かしていた。
いったいなぜこのようなことになったのか。
たかだか16歳のオスマンの人質であった小僧が、あのヤーノシュ公を撃ち破り、しかも逆にトランシルヴァニアに侵攻してくるなど。
そんなことがあるはずないと思っていた。
ワラキアの未来はハンガリーとオスマンの勢力の均衡とキリスト教国の力の結集にあると信じていた。
ヴラディスラフの政治姿勢はこの時代の小国の君主としては、決して的外れなものではない。
むしろ手堅く優秀な政治家の部類に入るであろう。
しかし既にルールが変わったのだ。
ヴラドという時を越えてやってきた異分子の明確な意志の介在によって。
「……………大公殿下」
「な、何かいい知恵でも浮かんだか?」
一縷の望みを託すように、ヴラディスラフは父の代から仕えてきた古い家柄の部下に問いかける。
このままではシギショアラまで逃げるどころか、裏門を突破することさえ難しいだろう。
傭兵か、ハンガリー兵か、誰でもいいから頼れる戦力が必要であった。
そんなものが簡単に手に入れば苦労はしないのはわかっていたが。
「貴方という土産さえあれば、きっと串刺し公も私を悪いようにはしますまい!」
「な、何を馬鹿な………!?」
かの串刺し公がそんな寛容な人物であれば、今頃卿たちはここにいないはずではないか。
彼の男が目指しているところは旧来の貴族権威の否定であり、大公の専制体制の確立なのだ。
裏切りの手土産を持って行ったところで、褒美に首を刎ねられるのがオチだろう。
「我が一門はワラキアでも屈指の名門……あの男でも粗略に扱うはずがない………手柄さえ、手柄さえあれば………!」
精神の均衡を失った侯爵の狂気が伝染したように、取り巻きであったはずの貴族たちが虚ろな目を向けてくるのがわかる。
誰もがあまりに絶望な状況に冷静さを失っているのだ。
それほどに串刺し公が彼らに与えた恐怖は深刻なものであった。
こんな見え透いた幻想に頼らなければならないほど、誰もが追い詰められていたのである。
「ふはははは…………この私が、まさかこのような結末を迎えようとは、な」
どうやら自分も前大公のように味方に殺される運命を免れないようだ。
もしかしたらヴラドならば、このワラキアの悪しき宿唖を撃ち破ることができるのだろうか。
そうであるとするならば自分はいったい何のために戦ってきたことか……。
せめてワラキアの未来に幸あらんことを祈って、ヴラディスラフは部下の向ける剣に向かって逍遥と首を垂れ、奇しくもバルドイと同じ言葉を口にした。
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