中年教師と初恋と調教

熊次郎

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息子の告白①

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ぎゅっ。
拓真が急に後ろから俺を抱きしめてきた。
『親父、久しぶり。』
抱きしめる手にそっと手を添えた。
『話してくれ、お前を苦しめていることを。』

『それより親父、臭ぇ。』
大量にかいた汗が少し乾いたがまだビッショリとする。キツい雄のにおいが俺にも臭う。
『シャワー浴びる。』
『臭いけどこのままで。相変わらずゴツい身体だな。すごい親父を感じる。』
『、、、、、。』
拓真は黙ったまま俺の腕の筋肉をさすり強く抱きしめた。
プルプルと震えながら俺を力強く抱きしめてきた。

『俺、バカだから最初から分かりやすく話してくれ。』
俺はキツく抱きしめる手をさすりながら拓真に言った。親子の触れ合いを感じながら拓真の口が開くのを待つ。

沈黙が続く。
拓真が重い口を開いた。
『昔、俺に言ったこと覚えてる?小6の時、始めて夢精して泣きながらパンツを洗っていた俺に言った言葉。』
『えっ?あ、あったな。そんなこと。忘れたけど、多分、大人になった時好きな人に捧げる準備だと言った気がする。』

『お、覚えてるじゃん。そう言われて俺は救われた。でも俺が好きな人は親父とは言えなかった。』
『え?』

俺は意味がわからなかった。黙って話を聞く。

『俺、ずっと親父のことが好きだった。父親として好きだったけど、人として男として好きだった。バカだけど、いつも俺たちのことを考えてくれてるって感じてた。』
『親子だから当然だろ。』
俺は困惑していた。息子から告白されている?いや、最後まで話を聞こう。

『昔のように腕枕してくれよ。』
拓真はそう言いながらベットに俺を促した。俺は拓真を腕枕しながら、ポンポンと肩を叩く。

『昔、みんなで川の字で寝てたことを思い出す。楽しかったな。』
拓真の言葉を俺は肩を撫でながら聞いていた。
拓真が小学生くらいの時までは元嫁と子供3人と俺で布団を並べていつも寝ていた。
拓真は俺に懐いていて、いつも隣に布団を敷く。
怖い夢を見た時、寒い時、よく俺の布団に拓真は入ってきては抱きついて寝てた。俺は腕枕をして寝た昔を思い出していた。

『俺、親父と血が繋がってないこと、知ってるんだ。』
突然の言葉に俺は拓真を見つめた。
『この前、たまたま高校入学の時の資料を見つけて、個人調査書を見た。緊急連絡先の欄に元義父って書いてあった。』
『お前、、、。』

拓真は続けた。俺の目を見ずに。
『正直ショックだった。母さんと離婚しても父親であることは変わらないと思ってたから。しばらくはずっと悩んだ。
でも真田拓真って、苗字にも名前にも真の字があるなんて変だなとは思ってたから、どこか納得もしてた。』
拓真は続けた。
『あと、ちょうど男なのに男が好きかもってことに本気で悩んでて、、、。』

『た、拓真、、、、。えっ、いつ知った?もしかして選手戦の前か?』

『そう。あん時の俺は精神的に病んでてボロ負けしたな、、、。』
『俺のせいか!すまん。本当にすまん。』
『いや、親父のせいじゃない。俺が子供だった。そんな時、ムシャクシャして山岡と関係を持った。山岡は俺の性を受け入れてくれた。しばらくは山岡とsexばっかしてた。(笑)』
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