働く男〜中年男のセクハラ〜

熊次郎

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④イクメンパパ〜筋肉バカ〜

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今は減量期2ヶ月目らしい。肥大化させた筋肉を維持しつつ、筋トレと食事制限で体脂肪を落としていると飯田は話す。時々セルフで腸内洗浄もしているらしい。
そう言えば飯田はこの前までもっと体がパンパンだった。今日も食い物は鶏の胸肉とか納豆を1人で食っている。

『今体脂肪率13%弱なんですけど、2ヶ月で4%落ちたんで、ここから3ヶ月でもう4%以上落としていくんです。自分はダーティバルク派なんで増量期は好きなもの好きなだけ食ってバルクアップするんで、減量期はつらくて。』

ボディビル談義が続く。飯田が最近よくシャワ浣だけでもする話だけ興味があったが、他は全く興味がない。とりあえず話を合わせて俺は言った。
『今はどんな感じになったの?』
『あ、見ます?見てくれます?』
『見せたければどーぞ。』
『よろこんで!』

ぱささ。
あっという間にTシャツとズボンと靴下を脱ぐ。筋肉の塊だが少し脂肪がついていて俺的には好みの体つきだった。ビルパンなのかビキニみたいな下着を履いていた。

『はい!むん!』
次々と筋肉を見せつけられる。確かにいい体だ。日焼けは随分落ち着いてきているがまだ浅黒い。広い背中が筋肉で波打ち、胸の筋肉が上下に動く。そして黒のビルパンがデカいケツと太ももの筋肉を強調する。
全身毛がない筋肉マンが俺の目の前でショーのようにパフォーマンスを繰り広げる。

『おー、すげぇ。すげぇ。』
手をパチパチしながらビルパンの膨らみをさりげなく見る。ビルダーてのは何故かアソコが小さいのか、竿の膨らみが物足りない。

飯田の目が俺ではなく部屋に置いてある大きい姿鏡に向いている。自分の筋肉を確かめている。確かに惚れ惚れするような体だが、本当に筋肉バカだ。

『で、この体を見て欲しくて家に来たのか?』
見るのも飽きてきて俺はいつまでも本題に入らない飯田に言った。

ずいっ。
急に飯田が俺の目の前で土下座を始めた。

『工藤課長、一生に一度のお願いです。今度のプロジェクト、自分をメンバーに推薦してください!』
『は?』
急な申出に俺はびっくりした。コイツが言っているのは各部からのエース級を集めるビッグプロジェクトだ。うちの部は40人位の中から1人を推薦する予定だ。部内ではエリート選抜と噂が立っている。そして俺は部長に推薦を任されている。当然評価基準では飯田は選ばれない。

『出世なんて興味ないんじゃなかったっけ?』
『さほど興味ないです。』
バッサリ飯田は言い放つ。

『じゃなんで?』
『これ選ばれたら5-7年は転勤しないじゃないですか。転居を伴う転勤したくないんです。』
『は?うちの会社でそれは難しいだろ。部長から聞いたぞ。3年前、転勤するなら公務員になるからって退職しかけたんだろ?転勤させられたら退職すればいいだろ。』

『あ、ご存知でしたか。その時はそのつもりでしたが、引き留められて今の部署に来ました。でも去年家建てたんです。家族で一戸建てに住むのが夢で。ローンが6千万あって嫁も休職中なんで、今辞めれないんです。』
『家買った?いつの間に?6千万?よくそんな借りたな。奥さん、保母さんだろ。手に職があるから家貸して一緒に新天地行けばいい。』
『家買ったことは住宅取得控除の関係で総務部だけが知ってます。同じ部の人には言ってません。ローン組んだ時は嫁も妊娠前だったんで。嫁が今の保育園に一生勤めたいって言ってて続けさせたいんです。それにこだわりの注文住宅なんで人に貸したくないんです。』
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