仁義なき親父への仕込み

熊次郎

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ガクのタイプと真実

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『ふぐっ、ぐっ。』
びゅ、どろ。
俺は射精をしきってガクに抱きついた。ガクは俺の背中に手を回し撫でてくれた。

『す、すまん。つい。』
ぐいっ。
我に返って起き上がろうとした時、ガクは俺を強く抱きしめた。俺も上からガクを強く抱きしめた。なんとも言えない安心感と幸福感で俺は満たされていた。

『すまん、本当にすまん。』
俺はガクの耳元で謝った。
『大丈夫す、大丈夫す。』
ガクは俺を抱きしめ頭を撫でてくれた。
こんな経験は初めてでガクに対して不思議な感覚がする。

『なんで男に身体売ってるんだ?』
しばらく抱きしめ合う時間が過ぎ恥ずかしくなってくる。何を話したらいいか分からない俺から出た最初の言葉だった。

それからガクはポツリポツリと自分のことを話してくれた。
高校からアメフトをやっていて、アメフトの為に今の私大に入ったこと。私大でアメフトすると金が掛かる。最初は親に甘えていたがどうしても自立したい気持ちが強くなり効率がいいバイトを探していた時にこの仕事にスカウトされたこと。

『スカウトって道で?』
『いや、X(Twitter)やってるんすけどDMが来て。』
『X?DM?』

今時の情報に疎い俺にガクは丁寧に説明してくれた。俺の知らない世界だった。
この仕事をやり始めてすぐに政宗さんに会ったらしい。店を辞めて専属契約したと。

ガクは俺と違って物心ついた時から女と同じくらい男のことも好きだったと教えてくれた。
『男も好きなら身体売るのも嫌じゃないだろ?』
『逆すよ。好きだからタイプってあるんす。タイプじゃない男でもsex出来ますけど気持ちが入りません。』

確かに。俺もソープ嬢とやっても気持ちいいけどそれ以上の感情はなかった。

『ガクはどんな奴がタイプなんだ?』
俺は話の流れで聞いてしまった。
『俺、ファザコンなんす。親ぐらい年上の男らしい人が好きなんす。それも俺がタチで。』
『タチ?』
『ホント何も知らないんすね?政宗の相手なのに。タチってのは男役ってことす。年上の親父さんを掘るのが好きってことす。』

『俺は政宗さんの相手じゃない。遊び道具みたいなもんだ。きっと。政宗さんは何の感情もないだろう。』
『そうなんすかね。俺には分かります。奴もファザコンすよ。きっと。ずっと一緒にいてそう思いました。多分、親父さんのこと好きなんじゃないかな。』
『おい、待て。いま、俺のこと親父さんって呼んだ?』
『呼びました。親父さん。いいじゃないすか?俺からしたら親父す。』

政宗さんが俺のことを好きかもって話より俺はそこに食いついてしまった。
たわいもない話が続く。ガクとはノリが合った。生意気な口の聞き方は少し気に障ったが、俺は気になっていたことを聞いた。

『昨日の3本勝負、後の2本ワザと負けただろ?』
『、、、、。』
ガクは黙っていた。
『2回ともガクが踏ん張って吐き出したように見えた。何故だ?おかげでお前が仕置きされた。』
『バレてましたか。政宗には気付かれなかったのに。なんか守りたくなったんす。タイプだからかな。』

こんな俺を守りたいと言われ、俺はガクのことが気になり始めた。

『あ、重いだろ。どく。』
ふと気付くと俺はガクに乗ったままだ。こんな重い奴が乗ってたら不愉快だろうと思い降りようとしたその時。

『自分だけイってないで俺にもイかせて下さい。ずっと刺さったままって気付いてたすか?』
はと気付く。たわいもない会話の最中も俺のケツにはガクのちんぽが刺さったままだ。
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