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会社でのヒミツ情事 ⑤
しおりを挟む「……は、あぁ……!」
しゃがみ込んでいるままだと、呼吸が苦しい。私はよろよろと起き上がって、トイレに腰を掛けた。スカートをめくり、大きく脚を広げる。クロッチを手のひらで包み込むと、じんわりと愛液が染み出している事に気付いた。
「んん……!」
そのまま蜜口に、指を擦りつける。柔らかな快感が、背筋を伝い頭をしびれさせ……更に強い快楽を求め始める。ブラウスのボタンをいくつか外し、下着の中に指を滑りこませ、硬く尖った頂にそっと触れた。
「あっ……、ん、んん……」
体中、どこを触れても今は甘美な刺激にしかならない。クロッチに触れる指を、大きく息を吸い込みながら、そっと淫核に宛がう。
「やぁ……あ、ん、んぅ……」
待ちかねた快楽が、私の体中すみずみまで行き渡る。目を閉じると、瞼の裏に副島課長が浮かんだ。
「ご、主人様ぁ……!」
私は小さな声で、彼を求めた。胸に触れる指と、淫核を擦る手をご主人様の手だと想像しながら更に強く刺激を与え続ける。
こんな姿、彼が見たら……何て思うだろう? いやらしくって、幻滅するかな? でも、きっと舌なめずりしながら、いやらいい笑みを浮かべて、こう言うだろう。
『はる、かわいい』
「んぁっ……!」
頭の中で、ご主人様の声が響く。その声に導かれて……私は自らを慰めながら、あっという間に達してしまった。
肩で呼吸をしながら、小さく項垂れる。
職場のトイレでこんなコト、振り返ると恥ずかしさしか滲んでこない。私は赤くなった顔を手で押さえ、さらに項垂れていた。
***
もちろん、その会議の議事録もまとめることができず、私は二日続けての残業になってしまった。せっかく残業の少ない部署なのにも……。バイトの日だったけれど、伯母さんには休む連絡をした、急な連絡になってごめんなさい、とメッセージ画面に打ち込むと、よくあることだと伯母さんのフォローがはいり、ほっと一安心できた。
私は少ない頭を振り絞り、今度はちゃんと先頭まで巻き戻したICレコーダーの録音を聞きながらぽちぽちと文字を入力しているうちに……フロアには昨日と同じように、私と課長の二人きりになっていた。
課長に仕込まれたローターはまだ私のナカに埋まったままだ。でも、朝の会議でされたような意地悪は、あれっきりされていない。静かに眠っている……椅子に座るたびに、きゅっと奥に押し込まれ、その度に肉壁がきゅっと喜んだ。そんな弱弱しい快感が降り積もり続けた私の体は、ちょっとした刺激ですぐに達してしまいそうだった。
「……木下さん、終わりましたか?」
そんな私の様子を見透かしてか、課長は重たく落ち着いた声で私に声をかけた。その声にすら私の官能は揺さぶられる。
「……あと少し、です」
「どれ、見せてごらん?」
足を組んだ副島課長は、自身のデスクから私を手招きをする。私はデータをフラッシュメモリに移し替えて、課長の席に向かう。足を一歩出した瞬間、ナカで眠っていたローターが目を覚まし小さな振動が膣内を走った。
「あんっ……!」
その場で力が抜け、崩れ落ちる。
私の様子を、課長はただ、じっと見ていただけだった。手を差し伸べることもなく、視線だけを投げかける。
「どうしたの?早くおいで、はる」
震える脚で立ち上がり、ゆっくりカタツムリよりも遅い足取りで課長の席に向かう。課長が腕を広げている……私は、その中に飛び込んだ。
「いい子、よくできました」
背中に回った課長の手は、腰を下がる。そのままスカートをめくってストッキング越しにお尻を撫でた。湿った双丘を割り、じっとり濡れた割れ目に指を這わせた。
「ストッキングまで濡れてますよ? そんなに気持ちよかったですか?」
「だって、ずっと入ってるからぁ……」
「よく我慢できたね、はる。もう少し待ってて」
副島課長はデスクの引き出しを開ける、その中にはあの、赤い首輪が入っていた。
「首上げて」
いわれた通りあげると、副島課長は私の首に首輪を通し、ゆとりを持たせて金具を嵌めていく。……これで、課長、いや、ご主人様の『ペット』の出来上がりだ。
副島課長は、綺麗に整頓させたデスクに私を座らせる。耳に、ちゅっちゅっとキスをしながら、ブラウスのボタンをはずしていく。背中に手を回しブラのホックをはずし、ブラを上にあげた。胸はポロっと零れ落ち、課長はそれを掬い上げるように柔らかく揉みしだく。
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