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第3章 ヒロイン登場! 皇太子ルート行って、頼む!
第3章 ヒロイン登場! 皇太子ルート行って、頼む! ②
「うわ、皇太子、めっちゃ攻めてるな」
ギャラリーの応援する声がどっと中庭に溢れかえる。その中から聞こえてきた言葉の通り、アルフレッドは剣をまっすぐに構え、猪突猛進に攻めていく。対してセオドアは、それを簡単にいなしていく。カンッという木製の模造刀がぶつかる音が私の耳に何度も届いた。アルフレッドは攻勢一方で、もしかしたら彼が勝つんじゃないかと思うほどだった。
「殿下、授業の時以上にマジじゃね?」
「でも、セオドアは剣技の成績一番だぞ? そう簡単に勝てるか?」
私はその言葉に深く同意する。ゲームをプレイしていたから、セオドアの剣の腕前が学園で一番であることは私もよく知っていた。その剣技を活かしてヒロインを暴漢から助けるイベントがあってこれがまたいいんだけど……いや、今はそんな事を考えている場合じゃない。セオドアが強いからこそ、私がこの決闘で彼は負けないだろうという確信があった。
けれど。胸の中でむくむくと大きくなる不安。もし、アルフレッドが怪我なんてしたら……どうしよう?
私はどうして彼の事を心配しているのか、アルフレッドがコテンパンに負けることを祈るべきなのに……どうか無事にこの決闘を終えることができるよう念じている自分がいる。
二つの気持ちがせめぎ合っていて、目の前の決闘に集中することができない。私が再び決闘に集中したのは、カンッと高く響く音が聞こえたのと、歓声が一瞬静まり返ったときだった。顔をあげると、アルフレッドが持っていたはずの剣は弾かれ、宙を舞い、花壇の中に突き刺さった。アルフレッドは一瞬呆然としてしまったように見えた。セオドアはその隙を見逃すことなく、一気に踏み込み、大きく剣を振り払った。――そして、アルフレッドの胸にあるバラが、無残にも散っていく。
花弁が一枚地面に落ちた瞬間、まるで爆発音みたいな歓声が学園中に響き渡った。アルフレッドは気づけば地に足をついていた。
「――ッアルフレッド!」
気づけば私は彼に駆け寄っていた。私が傍によると、アルフレッドはバツが悪そうにそっぽを向いてしまった。
「大丈夫? 怪我はない?」
「……なんでティナが俺の心配をするんだ、アイツのところに行けばいいだろう?」
「でも……っ」
セオドアが額の汗をぬぐいながら近づいてきた。アルフレッドは負けを認めたのか、ゆっくりと立ち上がる。
「今までで一番面白い試合でした、殿下」
「そうか。……私もだ」
「それで、殿下。勝った方の【賞品】のことなんですけど」
来た。私はごくりと喉を鳴らす。セオドアは少し照れている様子で、視線を宙に漂わせ、頬をピンク色に染めて、口ごもる。
「……分かっている。どうかティナの事はお前が幸せに――」
「ショコラティエ・ピエールの限定版ボンボンショコラセットでもいいですか?」
「……はぁ?」
私とアルフレッドの声が重なった。観衆もポカーンと口を開けていて、セオドアの言葉に耳を疑っているみたいだった。
「お前、何を言って……?」
「だから、ショコラティエ・ピエールの限定版ボンボンショコラセット!」
観衆が「えー!」と口をそろえて大きな声で叫んでいるのが聞こえてきた。私も同じように叫び声をあげたいけれど、呆然としてしまって上手く声が出てこない。
「おいセオドア! お前、シモンズを巡って殿下と喧嘩してたんじゃないのかよ!」
「そうだよ!」
今度観衆から巻き起こるのはブーイングの嵐。セオドアは声を張り上げてそれに言い返す。
「ティナを巡って? そんなつまらない事するわけないじゃん」
「……はぁ?」
私は一瞬、ムッと眉をしかめた。そんな私を見てセオドアはウィンクをする。あ、これは彼の方便か。私は怒りの表情をすぐにおさめていく。
「殿下が剣技の授業で俺に負けっぱなしなのが悔しいから決闘しろって言ってきただけだよ。せっかくだから、限定のボンボンショコラセットなら皇太子パワーで手に入るかなってお願いしただけ。それなのに、周りが勝手にティナを巡ってだのなんだの……」
セオドアは私を見て、ニコリと笑った。それはいつものいたずらめいた笑顔じゃなくて、どこか大人びていて、まるで私の背中を押すような優しい笑み。
「それに、俺の好みって清楚で大人しい感じの子だし。じゃ、俺、もう帰る支度するから」
観衆に向かって避けてと言いながら、セオドアはいなくなっていく。私は慌ててその後を追った。
「セオドア!」
私に気づいたセオドアはくるりと振り返る。
「なんだよ、俺がそれっぽくみんなの事説得できたのに、追いかけてきたらダメじゃん」
スッとした横顔に、いつものはつらつとした少年らしさは無くなっていた。
「でも……」
「決闘しながら見てたけどさ、ティナ、俺の事応援してなかっただろ? 自分の気持ちに正直になりなよ。ティナは殿下の事が好きなんだよ」
その言葉は、もやもやとしている私の胸に飛び込んできて、そのもやはまた大きく膨らんでいく。返事をできずにいると、セオドアは「またな」と言って、そのままいなくなってしまった。
***
私はその後、アルフレッドとも話をしないまま春季休暇を迎えた。制服から私服へ着替える間もなく馬車に乗り込み、そのまま実家に帰る。出迎えてくれた執事が「お客様がお見えです」と先に客間へ挨拶に行くよう促した。まだ制服のままだったけれど、私は客間のドアをノックする。すぐにお父様の声が聞こえてきた。
「失礼いたします」
「おぉ、ティナ、やっと帰って来たのか。こちらが娘のティナです」
「初めまして。父がいつもお世話になっております」
私は頭を下げたまま挨拶をする。ちらりと目だけを動かすと、父と年が近い恰幅の良い男性と、その横には私より少し年上に見える青年が座っていた。
「ティナ。こちら、アーノルドさんと息子のジェフさんだ」
「こちらが噂の娘さんですか。王立学園に通われているという。お前も通っていたな、ジェフ」
「えぇ、とても懐かしい制服です」
私は顔をあげた。そこには緩やかなウェーブを描くブロンドが似合う、さわやかな方がいた。
「アーノルドさんの家は繊維業を営んでいて、この前の新年祝賀パーティーで親しくなったんだ」
「あまりシモンズさんのような会社の方と話す機会はないので、こちらも新鮮ですよ。なあ、ジェフ」
「はい、父さん」
声もはつらつとしていて、とても感じのいい人だった。
「そうだ、ティナ! ジェフさんを庭にご案内しなさい、どうやら我が家の庭に興味をお持ちらしい」
「分かりました、お父様。制服を着替えてきたら、すぐに戻ります」
私は一礼をして客間を後にする。廊下を進むと、少しハラハラとしているお母様が私を待ち伏せしていた。
「お母様、ただいま帰りました」
「えぇ、おかえり。あの、アーノルドさんは……?」
「お父様と客間でお話されているわ。あ、私はこれからジェフさんをお庭にご案内するところ。先に着替えないと」
「そうね! お母様も服を選ぶの、手伝ってあげる!」
私は春らしい淡いピンク色のワンピースに着替え、再び客間へ向かう。ドアの前にはすでにジェフさんが待っていた。私は慌てて駆け寄る。
「大変遅くなりました」
「いや、そこまで待っていませんよ」
私はそのまま、ジェフさんを庭に案内した。ちょうど春の花が咲き始めている庭は、庭師が入ったのか綺麗に整えられていた。その時、私はようやっとこれが見合いであることに気が付いた。庭を案内しろと言われて二人っきりにさせられたのも、その庭がこんなに綺麗でムード満点なのも、見合いを成功させるために違いない。お母様があんなにハラハラとしていたのも、上手くいくか心配していたからだ。
ようやっとアルフレッドに邪魔されず見合いをすることができる! 私は声をあげず、歓喜した。体が小刻みに震えるのがバレないように、庭の花を見ているジェフさんの後ろを歩く。アルフレッドも学園にいて、決闘の用意をしていたから私の見合いの事まで気が回らなかったに違いない。
けれど、私の喜びはそこで止まってしまった。脳裏には、決闘に負けた直後のアルフレッドの姿が蘇る。彼はあの時どう思ったのか、私はどうするべきだったのか……どれだけ悩んでも答えは出てこない。
「ティナさん?」
「ひえっ!」
「どこか具合が悪いのですか?」
「いいえ、大丈夫です」
ジェフさんに心配をかけてしまった。しっかりしないと、せっかくお見合いができるようになったのだから……このご縁は次に繋げないと。私は頭の中からアルフレッドを追い出す。一通り庭を案内した私は、その庭が一望できるテラスに移動した。そこにはもうティーセットが用意されている。ここでゆっくり話をしなさいという事だと理解して、私はジェフさんの事を色々聞いてみた。
ジェフさんは私よりも4歳上の、王立大学に通う大学生。大学では理系分野を専攻していて、幸いなことに! 薬学に興味があるらしい。しかも! 上に二人お兄さんがいる三男坊!! だからこそ、我が家に連れて来られてのだろう。ジェフさんもそれを理解していて、私の話にも熱心に耳を貸してくれた。学園では図書委員であること、本を読むのが好きな事。その度にニコリとほほ笑んでくれるジェフさん、悪くない気がする。
ギャラリーの応援する声がどっと中庭に溢れかえる。その中から聞こえてきた言葉の通り、アルフレッドは剣をまっすぐに構え、猪突猛進に攻めていく。対してセオドアは、それを簡単にいなしていく。カンッという木製の模造刀がぶつかる音が私の耳に何度も届いた。アルフレッドは攻勢一方で、もしかしたら彼が勝つんじゃないかと思うほどだった。
「殿下、授業の時以上にマジじゃね?」
「でも、セオドアは剣技の成績一番だぞ? そう簡単に勝てるか?」
私はその言葉に深く同意する。ゲームをプレイしていたから、セオドアの剣の腕前が学園で一番であることは私もよく知っていた。その剣技を活かしてヒロインを暴漢から助けるイベントがあってこれがまたいいんだけど……いや、今はそんな事を考えている場合じゃない。セオドアが強いからこそ、私がこの決闘で彼は負けないだろうという確信があった。
けれど。胸の中でむくむくと大きくなる不安。もし、アルフレッドが怪我なんてしたら……どうしよう?
私はどうして彼の事を心配しているのか、アルフレッドがコテンパンに負けることを祈るべきなのに……どうか無事にこの決闘を終えることができるよう念じている自分がいる。
二つの気持ちがせめぎ合っていて、目の前の決闘に集中することができない。私が再び決闘に集中したのは、カンッと高く響く音が聞こえたのと、歓声が一瞬静まり返ったときだった。顔をあげると、アルフレッドが持っていたはずの剣は弾かれ、宙を舞い、花壇の中に突き刺さった。アルフレッドは一瞬呆然としてしまったように見えた。セオドアはその隙を見逃すことなく、一気に踏み込み、大きく剣を振り払った。――そして、アルフレッドの胸にあるバラが、無残にも散っていく。
花弁が一枚地面に落ちた瞬間、まるで爆発音みたいな歓声が学園中に響き渡った。アルフレッドは気づけば地に足をついていた。
「――ッアルフレッド!」
気づけば私は彼に駆け寄っていた。私が傍によると、アルフレッドはバツが悪そうにそっぽを向いてしまった。
「大丈夫? 怪我はない?」
「……なんでティナが俺の心配をするんだ、アイツのところに行けばいいだろう?」
「でも……っ」
セオドアが額の汗をぬぐいながら近づいてきた。アルフレッドは負けを認めたのか、ゆっくりと立ち上がる。
「今までで一番面白い試合でした、殿下」
「そうか。……私もだ」
「それで、殿下。勝った方の【賞品】のことなんですけど」
来た。私はごくりと喉を鳴らす。セオドアは少し照れている様子で、視線を宙に漂わせ、頬をピンク色に染めて、口ごもる。
「……分かっている。どうかティナの事はお前が幸せに――」
「ショコラティエ・ピエールの限定版ボンボンショコラセットでもいいですか?」
「……はぁ?」
私とアルフレッドの声が重なった。観衆もポカーンと口を開けていて、セオドアの言葉に耳を疑っているみたいだった。
「お前、何を言って……?」
「だから、ショコラティエ・ピエールの限定版ボンボンショコラセット!」
観衆が「えー!」と口をそろえて大きな声で叫んでいるのが聞こえてきた。私も同じように叫び声をあげたいけれど、呆然としてしまって上手く声が出てこない。
「おいセオドア! お前、シモンズを巡って殿下と喧嘩してたんじゃないのかよ!」
「そうだよ!」
今度観衆から巻き起こるのはブーイングの嵐。セオドアは声を張り上げてそれに言い返す。
「ティナを巡って? そんなつまらない事するわけないじゃん」
「……はぁ?」
私は一瞬、ムッと眉をしかめた。そんな私を見てセオドアはウィンクをする。あ、これは彼の方便か。私は怒りの表情をすぐにおさめていく。
「殿下が剣技の授業で俺に負けっぱなしなのが悔しいから決闘しろって言ってきただけだよ。せっかくだから、限定のボンボンショコラセットなら皇太子パワーで手に入るかなってお願いしただけ。それなのに、周りが勝手にティナを巡ってだのなんだの……」
セオドアは私を見て、ニコリと笑った。それはいつものいたずらめいた笑顔じゃなくて、どこか大人びていて、まるで私の背中を押すような優しい笑み。
「それに、俺の好みって清楚で大人しい感じの子だし。じゃ、俺、もう帰る支度するから」
観衆に向かって避けてと言いながら、セオドアはいなくなっていく。私は慌ててその後を追った。
「セオドア!」
私に気づいたセオドアはくるりと振り返る。
「なんだよ、俺がそれっぽくみんなの事説得できたのに、追いかけてきたらダメじゃん」
スッとした横顔に、いつものはつらつとした少年らしさは無くなっていた。
「でも……」
「決闘しながら見てたけどさ、ティナ、俺の事応援してなかっただろ? 自分の気持ちに正直になりなよ。ティナは殿下の事が好きなんだよ」
その言葉は、もやもやとしている私の胸に飛び込んできて、そのもやはまた大きく膨らんでいく。返事をできずにいると、セオドアは「またな」と言って、そのままいなくなってしまった。
***
私はその後、アルフレッドとも話をしないまま春季休暇を迎えた。制服から私服へ着替える間もなく馬車に乗り込み、そのまま実家に帰る。出迎えてくれた執事が「お客様がお見えです」と先に客間へ挨拶に行くよう促した。まだ制服のままだったけれど、私は客間のドアをノックする。すぐにお父様の声が聞こえてきた。
「失礼いたします」
「おぉ、ティナ、やっと帰って来たのか。こちらが娘のティナです」
「初めまして。父がいつもお世話になっております」
私は頭を下げたまま挨拶をする。ちらりと目だけを動かすと、父と年が近い恰幅の良い男性と、その横には私より少し年上に見える青年が座っていた。
「ティナ。こちら、アーノルドさんと息子のジェフさんだ」
「こちらが噂の娘さんですか。王立学園に通われているという。お前も通っていたな、ジェフ」
「えぇ、とても懐かしい制服です」
私は顔をあげた。そこには緩やかなウェーブを描くブロンドが似合う、さわやかな方がいた。
「アーノルドさんの家は繊維業を営んでいて、この前の新年祝賀パーティーで親しくなったんだ」
「あまりシモンズさんのような会社の方と話す機会はないので、こちらも新鮮ですよ。なあ、ジェフ」
「はい、父さん」
声もはつらつとしていて、とても感じのいい人だった。
「そうだ、ティナ! ジェフさんを庭にご案内しなさい、どうやら我が家の庭に興味をお持ちらしい」
「分かりました、お父様。制服を着替えてきたら、すぐに戻ります」
私は一礼をして客間を後にする。廊下を進むと、少しハラハラとしているお母様が私を待ち伏せしていた。
「お母様、ただいま帰りました」
「えぇ、おかえり。あの、アーノルドさんは……?」
「お父様と客間でお話されているわ。あ、私はこれからジェフさんをお庭にご案内するところ。先に着替えないと」
「そうね! お母様も服を選ぶの、手伝ってあげる!」
私は春らしい淡いピンク色のワンピースに着替え、再び客間へ向かう。ドアの前にはすでにジェフさんが待っていた。私は慌てて駆け寄る。
「大変遅くなりました」
「いや、そこまで待っていませんよ」
私はそのまま、ジェフさんを庭に案内した。ちょうど春の花が咲き始めている庭は、庭師が入ったのか綺麗に整えられていた。その時、私はようやっとこれが見合いであることに気が付いた。庭を案内しろと言われて二人っきりにさせられたのも、その庭がこんなに綺麗でムード満点なのも、見合いを成功させるために違いない。お母様があんなにハラハラとしていたのも、上手くいくか心配していたからだ。
ようやっとアルフレッドに邪魔されず見合いをすることができる! 私は声をあげず、歓喜した。体が小刻みに震えるのがバレないように、庭の花を見ているジェフさんの後ろを歩く。アルフレッドも学園にいて、決闘の用意をしていたから私の見合いの事まで気が回らなかったに違いない。
けれど、私の喜びはそこで止まってしまった。脳裏には、決闘に負けた直後のアルフレッドの姿が蘇る。彼はあの時どう思ったのか、私はどうするべきだったのか……どれだけ悩んでも答えは出てこない。
「ティナさん?」
「ひえっ!」
「どこか具合が悪いのですか?」
「いいえ、大丈夫です」
ジェフさんに心配をかけてしまった。しっかりしないと、せっかくお見合いができるようになったのだから……このご縁は次に繋げないと。私は頭の中からアルフレッドを追い出す。一通り庭を案内した私は、その庭が一望できるテラスに移動した。そこにはもうティーセットが用意されている。ここでゆっくり話をしなさいという事だと理解して、私はジェフさんの事を色々聞いてみた。
ジェフさんは私よりも4歳上の、王立大学に通う大学生。大学では理系分野を専攻していて、幸いなことに! 薬学に興味があるらしい。しかも! 上に二人お兄さんがいる三男坊!! だからこそ、我が家に連れて来られてのだろう。ジェフさんもそれを理解していて、私の話にも熱心に耳を貸してくれた。学園では図書委員であること、本を読むのが好きな事。その度にニコリとほほ笑んでくれるジェフさん、悪くない気がする。
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