俺の異世界転生は、どうしようもなく間違っている件

神荒威素

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第1章 異世界転生しました……って!ふざけるなー!

第4話この世界は

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「パラダイス?」

「そっこのヘビーな世界を生き抜く生かしたチームだぜ」

パラダイス、楽園か。

「あの?それで改めて質問いいですか?」

「んっ? あ! 良いよ!」

今度は、質問OKみたいだ。
さっき信じるって言ってたし、信用されたってことかな

「じゃぁ、そのまずこの世界って何でこんな事になってるんですか? 流石に初めからこうでしたーって訳じゃ無いですよね?」

「うん、そうだね。まぁこの世界が初めからこうだったっていうのもあながち間違いじゃ無いんだけどね。少なくとも私が生まれた時はこうなってたし。
とっ! 話しちょっちズレちまったねー。まぁこの世界を壊したのは、だと言われてる」

「神獣?」

「そっ! 昔この世界で栄華を極めた大国があったわけよ。それでその国が生物の体を培養してエネルギーを作る生物エネルギーを作ろうとして、見事失敗。
そしてこの世界にその生徒エネルギーの失敗作が派手に暴走して1週間で世界は、壊れたと言われているよ」

「「1週間!」」

俺達は声を合わせて言った。マジか、世界を1週間で壊すとか、もしここにヒーローの悪役の怪人集団とかいたら真っ先に声かけられている事だろう。

「そっ! そして、君達を殺そうとした化け物は、死人死人神獣により殺された人間の成れの果てさ」

「死人」

「うん。神獣に殺された時神獣のエネルギーを体に浴びて、出来た存在。切っても、燃やしても、ダメ。ゾンビ見たいななりのくせに首を切っても死なない。殺す方法は、一定以上ダメージを負わせて再生する前に心臓を貫く以外方法は無い。
 しかもダメージを負って再生した部位は、再生する前よりも強力になって再生するとかいうお墨付き。」

確かに、あのヒャッハー集団に1人が死人?の首を切った時すぐに再生してたな。しかもその顔牙とか生ええたし。
てか何か死人の殺しかたってゲーム見たいだな。

「今、死人の殺しかたってゲームみたいだな、って思ったでしょ」

「ぎくっ!!」

何かの人、エスパーかなんか。
あれ?この小説って人間基本普通の人じゃなかたったけ!? 
 あれ?けどそれ言ったら俺は?

「あの、じゃぁ後デッドマン?と、神血とか、マギアって何ですか?」

「おー欲張りだね。んーとじゃぁデッドマンから。
デッドマンって言うのは、まぁ人間の進化体みたいなものかな?」

「進化体?」

「そっ。さっき言った通り、神獣のエネルギーを受けて死人は生まれる。けど稀《まれ》にエネルギーに適応して人間の体のまま人知を超えた力を持った人の事だよ。」

つまり、俺のあのかえりもそのデッドマンの能力って訳か?
あれ? けど俺神獣に会った事ないぞ。これが転生物あるあるの転生者はチートスキルを持つ! ってやつか? まぁ生き返るとか、明らかに俺達のいた世界より物騒なこの世界ではありがたいけど。

「後神血とマギアの事だったね……」

その時だった、
ドッガァーーーン
という音がなり1人の少女が俺達のいる部屋に入ってきた。

「大変です! りむさん! バ、バリケードが壊れて死人が、死人が入ってきました!」

少女は、混乱しながらもはっきりそう言った。

「他の子は!」

りむさんは、すぐに三又の槍を取り少女に聞いた。

「全員3階に避難したので誰も死んでません。死人は、まだ1階のエントランスにいます」

「知らせてくれてありがと。君は、他の子にもっと高い所に逃げるように言ってきてからかな」

りむさんは、知らせに来てくれた少女の肩にポンと手を置き微笑みながらそういった。

「は、はい!」

少女は、すぐに駆けて行った。

「という事だからちょうど良いし。君達も来てくれかな? 神血しんけつとマギアの事知りたいんでしょ?」

「なぁどうする?」

「行くべきだと思うよ」

「けど危なくないか?」

「大丈夫。光太郎は僕が守るから」

うーむ?男にそんな事を言われるとなんだか、複雑だ。
 結局俺達は、りむさんについていくことになった。きるさんは、反対していたが、りむさんの鶴の一声ですぐに決着がついた。

「うーん? けどおかしいんだよねー。バリケードって最近補強したばかりなんだけどなー」

「不器用な奴がミスったんだろ」

 2階からエントランスを覗くとそこにいたのは、死人、死人、死人の山! うへー。

「ありゃぁー、クラスターが始まったかー」

「クラスター?」

「うん。死人って1体がある音を出すと集まってくる習性があるんだよねー」

そう言えば俺達が死人に最初にあった時も奇声あげたらめっちゃ来てたな?あれがクラスターか。

「先行くわよ」

ムラマサはそう言うと2階から飛び降りエントランスに着地した。……ってマジか! それから空中でバク転しながら華麗に着地。
 そして近くにいた死人に切り掛かった。死人の腕を足を躊躇なく切り飛ばし胸を貫いた。

「あのバカ!わらび私達も行くよ!」

「はい……です」

そう言い斬さんは俺の首筋に当てた漆黒の刀を2本携え降りた。さらにそれに続くように蕨ちゃんも飛び降りた。化け物か?あの人達。

「さーて私たちは、階段から行くとしよう」

「りむさんは、行かないんですね」

「はっはっはまぁね。私高い所怖いしー」

何だろう。今までシリアス見たいなキャラだったのに急に親近感湧いてくるなー。
 
村正が通った所には、死人の死体が出来る。まぁもう死んでるから表現もおかしいんだけど。
 しかし、4体の死人が、四方八方から切り掛かったきた。危ねー!
 俺が息を呑み慌ててる。しかし、ムラマサは、至って冷静。
 ポケットから2本の試験管を取り出した。中の液体は、赤と緑だ。
 それを自分の刀のつかにさした。ムラマサの刀のつかは、銃のレボルバーのようになっておりちょうど試験管を入れられるような空洞が10個空いている。
 すると2色の液体は、刀身に流れ、ラインを描いた。どうやら液体が倒れる道が刀身についているらしい。
 ムラマサは、刀を自分の周りに振り円を描いた。
 次の瞬間4体の死人は胴を腕を首を胸を同時に切り裂かれた。

「あれが君達の知りたがっている 神血しんけつとマギアの使い方さ。
 試験管に入っている液体神血を特別な武器マギアに流し込むことで強烈な力が手に入る。
 組み合わせも、発揮する力も持ち主次第。このヘビーな世界を生き抜く為に開発された人類の技術の結晶さ」

「すげー」

俺は、感嘆の声を漏らした。
村正の他にも、斬さんは、例の漆黒の剣をわらびちゃんは、その小柄な体を生かして死人に蹴りを入れてる。
てかっ!すげー!当たり前だけど蕨ちゃんも只者じゃ無いってわけかー。

「さて、私達は、バリケードの修復と行きますか
君達2人は、あの壊れた所にこれ貼っておいてくれないかい」

そう言って渡されたのは、ワイヤーとニッパーみたいな物、手袋だった。しかも何か、すげー切れ味良さそうな

「あーそれ、少し振るだけで人体切断できるぐらいの特注品だから気をつけたてね」

気をつけてね……じゃねーよ! 何あぶねーもん渡してくれてんだ!

「じゃっ私は、これ以上死人が入らないように細工するからっと!
 頑張ってねー」

そう言って壊れたバリケードの場所とはちがう場所に走っていた。

「しょうがねー、やるぞ! ケイヤ!」

「うん!」

俺達は、死人の間を縫うように走りながら、相談しあった

「なぁ流石にこれ一本ピンとはって結ぶだけじゃダメだよな」

「うん。恐らく何本も貼らなくちゃいけないだろうね」

「あーくそっ!やってやるよ!」

たく、何で俺ら異世界転生してからこんな死線を何回も潜らなきゃいけないんだよ。
 普通最初ってもうちょっと緩いだろうが!何これ、ファンタジー物だったら転生した直後に魔王と戦うみたいなもんだよ!
 ドラ○もんの、のび○君だってもうちょっと幸運だよ!

 俺達は、壊れたバリケードに着くと壊れた端から端で結ぶ事ができる長さまでワイヤーを切ると手分けして結んでいった。
 それから5本目を結んでいる時

「グッアワー」

死人が一体俺の所に近づき腕の刃を振り落とした。

「危ない!」

ケイヤがとんでもないスピードで死人に近づき死人の顔面を例の義手で勢いよく殴った。
 首が捻れシャンパンのコルクのようにポンと弾けたんだ。それから流れるように蹴りや突きを放ちとどめと言わんばかりに最後死人の胸を義手で貫いた。

「大丈夫?」

ケイヤは、親友は、笑いながら俺にそう聞いてきた。
 俺は、すぐに声をかける事が出来なかった。情けねー事に俺は、親友をと思ってしまった。どこかアイツが言ってしまう気がして。幸いケイヤは、そんな俺の心情に感づいていないらしく、首を傾けるだけだった。
 けど、世界は残酷で感傷にすら浸らせてくれない。その証拠に死人は今度は俺の方を見ていたケイヤに刃を振り下ろそうとした。
 俺は、すぐさま腰の銃を抜いて、村正がやってたみたいに白と赤の試験管を2本さした。
 だがそれだけだった。引き柄を引く事ができなかった。頭では死人が化け物だと言うことは、分かっている。だがどうしても本能であれが人間だと思ってしまう。
くっそ! 動け!動け!動け!恐怖を抱かなくな。今ここで引かないと俺は、失うぞ。大事な物奴を!
 動けーーーー!
だがどんなに頑張っても指は動かない。
 ケイヤも俺の反応の異変に気づき後ろを向いた。だがもう遅い。命を刈り取る無慈悲な刃は、もうケイヤが避けられる次元をとうに超えた距離まで近づいていた。
 ガキン~ー!
 その時だった死人の刃を阻むものがあった。
 ムラマサだ。村正の刀が死人の刃を受けたのだ。
 ムラマサは、死人の刃を受け返すと流れるようなスピードで切り裂いた。
 そして俺の方を向いて

「アンタって本当に情けない奴な。よっわ」

と吐き捨てた。さっきと同じ言葉なのに俺は、さっきみたいな怒りは、湧いてこなかった。
 
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