俺の異世界転生は、どうしようもなく間違っている件

神荒威素

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異世界転生、馴染んだ次は、バトル三昧。……マジか!

第16話死人行進•上

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「オラーー!」

「甘い!」

「ぐはっ!」

俺は、上半身と下半身が真っ二つになった。
只今の戦績192戦中192敗0勝
 勿論これは、俺の戦績だ。
そして、俺の死んだ回数でもある。マジで情けねー。
 まぁ、悪い事ばかりでじゃ無いんだけどな!
 剣の推測通り俺のデッドマンの能力は、気の持ち様らしい。
 死ぬと心構えさえしてればすぐに目が覚める。
 ただし、一度死なないと腕を跳ねられようが、足を切られようが繋がらないし、生えて来ない。
 これが、すげー不便。やっぱ、この小説になろう系キャラは存在しねーらしい。

「そろそろ、休憩しよう」

俺と仙歌さんの訓練に一息付いた所を見計らい剣がそう言った。
 因みに俺の負けである。

「どうだい、仙歌に勝てそうかい?」

「見て分からないか?」

「いや、君そのセリフは体がボロボロになった人が言うんだよ。
 君の体、傷一つ無いじゃ無いか」

「まぁそうだけどよ」

今思うと、負けてるのに体に傷一つ無いなんておかしな話だな。

「そう言えば、今日はパラダイスにの人達が来るみたいだよ」
 
「マジか!」

久しぶりにりむさん達に会えるのか。
最初来た時は、男同士の環境久しぶりでやったー!
 とか思ってだけどやっぱ俺も男! やっぱり女子と話したい! イチャイチャしたい!
 いやまぁ、語弊ごへいのない様に言うが決して仙歌組にも女の子がいないと言うわけではない。
 例えば、剣とか仙歌組の根城にしてる子供の女の子とか。
 まぁ、俺はロリコンじゃねーからなんとも思わねーけど。
 因みに、仙歌組の子供達は、親を死人に殺されたりしていく当てのない子を仙歌さんがてあまり次第に引き取っているらしい。
マジ! 尊敬する!
 それから30分ほどで

「ヤッホー元気にしてるー! 炎乃君?!」

と、言う懐かしい明るい声が聞こえた。りむさんだ。
 そして、その声を聞くなり、仙歌さんと剣以外の仙歌組の人達は壁際にズラっと並び

「りむの姉さん! そのお連れさま久しぶりです!」

と言う鉄雄さんの声にあわせ

「「「「「久しぶりです!!!」」」」

と言っていた。
うむ、1週間もすると俺は、慣れた。この怖いぐらいの息ぴったりの男気挨拶。
 そして、りむさんの後ろには村正とケイヤもいる。
 ケイヤなんて、

「光太郎ー!」

と俺を見るなり、走ってきやがった。犬みてー。まぁ、コイツは元々寂しがり屋だからなー。
 なんか他の人の視線が痛いのは、気のせいだろうか?
 あれ?

「あの、わらびちゃんときるさんは?」

「あー、わらびちゃんと、きるっちは、お留守! ほら、前みたいな事が起きた時、流石に三日月ちゃんだけじゃ皆んなを守るのは、難しいだろうからね」

前とは、死人がパラダイスの本拠地である、豪華ホテルに死人が溢れた事のことだろう。
 それから、俺たちは俺が最初に鉄雄さん達に挨拶した例の場所に向かった。

「やぁ!」

その中には、さっきまで俺と戦闘訓練をしていた時と同じ姿の仙歌さんと、普段人前に表さない剣がいた。

「やぁ! 仙歌っち! おっひさー」

「よぉ」

と軽く挨拶を交わす。
 因みにその挨拶をしている途中剣は、じと目を作り仙歌を睨んでいる。
ハハァーーン。俺分かっちった。

「さてと、どぉ炎乃君の様子は?」

ソファーに座るなり、りむさんは仙歌さんにそう聞いた。
 ってか、最初の会話が俺かよ! なんか恥ずかしい
 仙歌さんも向いのソファーに座り答えた。
 因みに俺は、なんとなく仙歌さんの座っているソファーの後ろに、村正はりむさんの座っているソファーの方の壁にもたれかかっている。
 そして何故かケイヤは、俺の後ろにいる。
お前は、位置的にあっただろう!

「なかなか使えるぜ。俺の弟にしたいぐらいだ」

「それは、義兄弟のさかずきを交わしたいって事かい?」

「まぁな」

「ひゅー。良かったね炎乃君! 仙歌っちは、君をかなり認めている様だよ」

マジか! それは、素直に嬉しい。っか恥ずかしい。
 仙歌さん、俺のことそんな風に見ててくれてたんだな!
 あれ? おかしいな目から汗が。

「それと、これがバトラーの資料。まぁ、情報力なら、君達の方が上だろうからあんまり意味ないと思うけど」

と言い、封筒を渡した。

「いや、情報は少しでも多い方が良い。こっちが剣の集めた情報だ」

「ひゅー流石今埜っち? どぉ今埜っち、今からでも私のチームに来ない?」

「お断りする。私の居場所は、ここだ」
と言い仙歌さんの腕を剣は、取った。以外と大胆

「ありゃーそれは残念」

と、りむさんは結構ガチ目に凹んでる。
おいおい、大丈夫かよこの人たち!
まぁりむさん、しっかりする時はするから良いんだけど。

それから、これからのことをりむさんと仙歌さんが話している時だった……

「た、大変です! 頭! 事務所に大量の死人が!」

1人の仙歌組の組員が慌てて入ってくるやそんな事を言った。
ってマジか!

「なんだと! 剣!」

「間違いないね。それもかなりの数だ」

剣は自分のマギア欲望デジールを起動し、そう言った。

「これは!」

「どうした!」

「不味いよ、仙歌。周りにいる死人は第一派だ! 数分後第二派が東から来る!」

「これは、恐らく……」

「バトラーの、せいだろうな! どうやって死人を操っているのかは、知らねーが! くそ! デンカの野郎!」

「どうする? 良かったら手伝うよ」

「頼む!」

「なら、二手に分かれよう。仙歌とりむが第二派を。残りは、今周りを囲んでいるやつだ」

「ちょっと待ってくれ! りむさん達だけで……」

「大丈夫だよ! 炎乃君! 私達なら! そうでしょう? 今埜っち」

「あー、第二派の方が数は少ない。ただし、変異種が何体かいる」

「それなら問題ないね! と、いう事で炎乃っちは、こっち頼んだよー!」

と言い、りむさんはいち早く戦場に向かった。

「剣! ここは、頼んだぞ! お前は、鉄雄達にと言え!」

「へい!」

そう言い、俺達に状況を伝えに来た仙歌組の組員の人は、すぐさま走っていった。

「頼んだぞ、光太郎!」

仙歌さんは、俺の胸に拳を突き立て笑った。
なんだろう。胸の中が熱くなる!

「はい!」

そう、俺がいうと仙歌さんは、満足した様な笑顔をし部屋を出て行った。
 俺が横を見ると何故かケイヤがスゲー俺を睨んできてる! 何!

        ※※※

目の前には、死人達がぐるっと仙歌組のビルを囲んでいる。
 うわー前、パラダイスの豪華ホテルに入ってきた時より多いぞ! これ!
 流石に緊張してきた

「あんまり! 気ィはるなよ! 光太郎!」

「そうだ!」

「頭とあんなに戦えんだ! 大丈夫だ!」

と鉄雄さん達が緊張している俺に声をかけてきた。
 因みに鉄雄さん達の手には、黄色に光る斧やマシンガン、バット何回を持ってる。

「あの? 鉄雄さん、それは?」

『それは、私が精製した武器だ』

と俺の頭に剣の声が響いてくる。
てか、うわ! 結構びっくりするなこれ

「どういう事だ?」

『君も知っての通り、鉄雄達は、マギアを使えない。故に、私がこうやって武器を精製しているんだ』

「そんな事できるんだな」

『まぁな。それより、来るぞ!』

剣の言葉通り数体の死人がかなり、不自然な動きでしかし、ものすごい勢いで近づいてきた。
 それに、始めに突っ込んでいっのは、村正だ。
 村正は、相変わらずの華麗な身のこなしで刀を振り死人共をただの肉の塊にした。

『鉄雄達は、後ろ半分を。光太郎達は、3人で前方の敵を』

「「「「へい! お嬢!!!」」」」

そう言い、颯爽と鉄雄さん達は剣の指示通りビルの後ろに向かった。
 ってか、村正にだけ良い所を持っていかれてたまるか!

「いくぜ叛逆リベリオン

すると俺の片手銃は、その鉄のパイプを伸ばし重ねてあわせた。そして最後に現れた装甲をガジャン、ガジャンと装着していった。
 俺は、手持ちを下げそこにあられた穴に神血を2本入れた。
 入れるのは、黄色と赤だ。
 黄色も赤色のラインが描かれる
剣に神血の色は、何か理由はあるのかと聞くと特に理由は、ないらしい。
 ただし神血の起こす現象は所有者のイメージに左右するため、主に赤は、炎や熱、青は水に関わる現象が起きるらしい。
 その為俺は、黄色は雷と思い仙歌さんとの訓練で新たな神血の組み合わせを思いついたのだ!
 俺は、銃口を上に向かせトリガーを引いた。すると激しい雷が銃口から、発射され地上にふりそそいた。
 激しい光と轟音が止むとそこには、肉のかけら一つ残っていない。どうだ! 俺の新たな神血の組み合わせの威力! 
 まぁ仙歌さんには、一撃も当たらなかったんだけどな。
 因みに、マギア使いは神血の起こす現象にある程度耐性があるらしい。
 だから、今の俺の雷の攻撃も村正に当たっても即死とかには、ならない。
 まぉアイツの事だからゼッテー当たらないだろうけど。
 そんな事を思っていると

「ヴァー」

「あーーーーーーーーー!」

などという声を上げて数体の死人が俺に遅いかかってきた。
 ヤベー! 間合いが近すぎて! てか!普通に間に合わねー!
 そんな時だった、俺と死人共の間に赤い鎖が横切った。
 それも、ただの鎖じゃない。先端には、義手の手が付いている。しかも手首に当たる部分には、小さな鉄のパイプが飛び出ており炎出ている事が分かる。俗にいうロケットパンチである。
 ロケットパンチは、炎の威力を調整し横に曲がり死人共をぐるぐると拘束した。
 しかも、鎖に当たった部分は、
ジュー
という音と、肉のこげる嫌な匂いがする。

「今だよ!」

その声に俺は、とっさに

「おう!」

と答え死人に銃口をむけトリガーを引いた。

「助かったぜ。ケイヤ」

そう、さっきの鎖つきロケットパンチはケイヤがやった事だ。

「けど、今までそんな事できて無かったよな?」

「うん。僕がこの義手の名前を知ったら急にこの義手色々できる様になったんだよね」

「ヘェー」

「さてと、僕の主人しんゆうに手を出すやつには、死んでもらうおう。敬神ピアタス

するとケイヤの義手の手首一部のパーツが
ガジャン
と上り
ダダダダダ
という音をさせ弾丸をはなった。
 マジで、破壊兵器だな。あの義手。
けどピアタスってなんだろ?
 アイツの事だから美しいとかかな?
まぁいいや! 俺も負けらねー!
 俺は、新たな神血を入れ神血の大群に銃口をむけトリガーを引いた。
 
 


  
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