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第三章 終焉を呼ぶ七大天使
第158話 天使対策会議
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天使の襲来から数日後……ロレットの城の会議室に一同は集まっていた。そしてその中には、アルこと女神アルテミスの姿もある。
「こほん……あ~それじゃあ皆集まったみたいだし、始めるわよ。」
「うむ。よろしく頼むぞ。」
「まず天使っていうのにはいくつか階級があるってのは知ってるわよね?」
アルの言葉に一同はうなずく。
「ついこの前降りてきたのが、下級天使と上位天使。下級天使にはこれと言って特殊な能力は無いわ。ただ、上位天使ってなってくると各々様々な能力を隠し持ってるの。」
「あの凄まじい回復能力がそれだな?」
「その通り、あれは自動修復って呼ばれてる。まぁ体験したからわかるだろうけど、とんでもない速度で傷が治るって能力ね。」
「あれは厄介だったなぁ~。首を切り落としても死なないんだもん。まぁ遊びがいがあって楽しかったけどね。」
ミリアはあの時の天使との戦闘を思い出してクスリと笑う。
「首を切り落としてなお死なない……か。東雲達はどうやってその天使を倒したのだ?」
「簡単なことだ。一撃で肉片一つ残らず消し飛ばしてやった。」
「おぉぅ……そう言う手があるのか。」
あっけからんと言った東雲に、ロレットは少し引き気味だ。
「ちなみにそれが正解だからね。自動修復を持ってる天使は少しでも肉体が残っていればそこから再生するの。だから一撃で跡形もなく消し飛ばすのが正解。」
アルの言葉に東雲は少し機嫌がよくなったのか、無い胸を張っている。
そしてアルは話の続きを話し始めた。
「それ意外にもいろいろ厄介な能力を上位天使は持ってるから、相手するときは気を付けるようにね。」
「もちろんだ。……で?妾が聞きたいのはその先なのだが?」
「えぇ、わかってる。今日皆には七大天使について知ってもらうわ。」
「七大天使?」
聞いたことの無い天使の名前にルア達は思わず首をかしげた。
「あなた達は名付きの天使……と呼んでいるようだけど。本当の階級の名前は七大天使っていうのよ。」
アルが名付きの天使と言ったことでようやく、一同は理解する。
「……つまり前世の妾を殺したのはその七大天使とやらの内の一人……なのか?」
「七大天使には一人一人に名前があるわ。名前を名乗ってなかった?」
「……ラグエル。この名前とヤツの吹いていたラッパの音色だけは一生忘れることはない。」
「……うん。七大天使の一人で間違いないわね。」
「やつは必ず妾が殺す。これだけは譲れんぞ。」
東雲の口調に徐々に怒気が含まれていく。そして会議室の中はピリピリと空気が張り詰める。
「あなたの実力じゃまだ無理よ。七大天使は上位天使なんかとは比べ物にならないわ。」
「チッ……わかっている。それで?七大天使と言うぐらいだ。他にも後六体はいるのだろう?」
「そうね、さっき出たラグエルの他にミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエル、サリエル、カマエル。この七体の天使が総称……七大天使よ。」
スラスラとアルは七大天使一人一人の名前を黒板に書き記していく。
そんな時、由良が手を上げた。
「質問なのじゃが……その七大天使一人一人にも特殊な能力はあるのかの?」
「いい質問ね。もちろんあるわ、そして七大天使には神から与えられた神器って呼ばれる武器が与えられているわ。例えばラグエルなら終焉のラッパとか……ね?」
「あの耳障りなラッパがあいつの神器か。」
苦虫を噛み潰したような表情を東雲は浮かべた。
「一つ一つの神器の性能まではさすがの私でもわかんないけど、それぞれに何かしらヤバい能力があるのは間違いないわね。そして各々が持ってる能力と神器を合わせたら……最も神に近い存在なんじゃないかしら。」
「そんな輩とこれから戦うのか……。」
軽く絶望したような表情を浮かべるロレットは、自分の周りを見渡した。
この会議室に集まっているのはアルを覗けばルア、由良、東雲、ミリア、真琴、クロロ、エナ、そしてロレットの八人である。
「仮にその七大天使が一斉に襲来してきたら……一人一体を相手取らないといけない計算か。」
「あら、そんなに絶望すること無いじゃない?」
大きなため息を吐いたロレットを元気付けるようにアルが言葉をかけた。
「今の我は下級天使一体にすらろくに倒せないのだぞ?」
「今はでしょ?これから先もっと強くなれば良いだけじゃない。」
ニヤリと笑いながらアルは言った。そして一同に向かって言葉を放つ。
「明日から対七大天使を見据えて私が直々に皆を鍛えてあげるわ。特殊な方法で……ねっ?」
うすら笑みを浮かべたアル。そんな彼女の表情には何か確信めいたものがあった。
「こほん……あ~それじゃあ皆集まったみたいだし、始めるわよ。」
「うむ。よろしく頼むぞ。」
「まず天使っていうのにはいくつか階級があるってのは知ってるわよね?」
アルの言葉に一同はうなずく。
「ついこの前降りてきたのが、下級天使と上位天使。下級天使にはこれと言って特殊な能力は無いわ。ただ、上位天使ってなってくると各々様々な能力を隠し持ってるの。」
「あの凄まじい回復能力がそれだな?」
「その通り、あれは自動修復って呼ばれてる。まぁ体験したからわかるだろうけど、とんでもない速度で傷が治るって能力ね。」
「あれは厄介だったなぁ~。首を切り落としても死なないんだもん。まぁ遊びがいがあって楽しかったけどね。」
ミリアはあの時の天使との戦闘を思い出してクスリと笑う。
「首を切り落としてなお死なない……か。東雲達はどうやってその天使を倒したのだ?」
「簡単なことだ。一撃で肉片一つ残らず消し飛ばしてやった。」
「おぉぅ……そう言う手があるのか。」
あっけからんと言った東雲に、ロレットは少し引き気味だ。
「ちなみにそれが正解だからね。自動修復を持ってる天使は少しでも肉体が残っていればそこから再生するの。だから一撃で跡形もなく消し飛ばすのが正解。」
アルの言葉に東雲は少し機嫌がよくなったのか、無い胸を張っている。
そしてアルは話の続きを話し始めた。
「それ意外にもいろいろ厄介な能力を上位天使は持ってるから、相手するときは気を付けるようにね。」
「もちろんだ。……で?妾が聞きたいのはその先なのだが?」
「えぇ、わかってる。今日皆には七大天使について知ってもらうわ。」
「七大天使?」
聞いたことの無い天使の名前にルア達は思わず首をかしげた。
「あなた達は名付きの天使……と呼んでいるようだけど。本当の階級の名前は七大天使っていうのよ。」
アルが名付きの天使と言ったことでようやく、一同は理解する。
「……つまり前世の妾を殺したのはその七大天使とやらの内の一人……なのか?」
「七大天使には一人一人に名前があるわ。名前を名乗ってなかった?」
「……ラグエル。この名前とヤツの吹いていたラッパの音色だけは一生忘れることはない。」
「……うん。七大天使の一人で間違いないわね。」
「やつは必ず妾が殺す。これだけは譲れんぞ。」
東雲の口調に徐々に怒気が含まれていく。そして会議室の中はピリピリと空気が張り詰める。
「あなたの実力じゃまだ無理よ。七大天使は上位天使なんかとは比べ物にならないわ。」
「チッ……わかっている。それで?七大天使と言うぐらいだ。他にも後六体はいるのだろう?」
「そうね、さっき出たラグエルの他にミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエル、サリエル、カマエル。この七体の天使が総称……七大天使よ。」
スラスラとアルは七大天使一人一人の名前を黒板に書き記していく。
そんな時、由良が手を上げた。
「質問なのじゃが……その七大天使一人一人にも特殊な能力はあるのかの?」
「いい質問ね。もちろんあるわ、そして七大天使には神から与えられた神器って呼ばれる武器が与えられているわ。例えばラグエルなら終焉のラッパとか……ね?」
「あの耳障りなラッパがあいつの神器か。」
苦虫を噛み潰したような表情を東雲は浮かべた。
「一つ一つの神器の性能まではさすがの私でもわかんないけど、それぞれに何かしらヤバい能力があるのは間違いないわね。そして各々が持ってる能力と神器を合わせたら……最も神に近い存在なんじゃないかしら。」
「そんな輩とこれから戦うのか……。」
軽く絶望したような表情を浮かべるロレットは、自分の周りを見渡した。
この会議室に集まっているのはアルを覗けばルア、由良、東雲、ミリア、真琴、クロロ、エナ、そしてロレットの八人である。
「仮にその七大天使が一斉に襲来してきたら……一人一体を相手取らないといけない計算か。」
「あら、そんなに絶望すること無いじゃない?」
大きなため息を吐いたロレットを元気付けるようにアルが言葉をかけた。
「今の我は下級天使一体にすらろくに倒せないのだぞ?」
「今はでしょ?これから先もっと強くなれば良いだけじゃない。」
ニヤリと笑いながらアルは言った。そして一同に向かって言葉を放つ。
「明日から対七大天使を見据えて私が直々に皆を鍛えてあげるわ。特殊な方法で……ねっ?」
うすら笑みを浮かべたアル。そんな彼女の表情には何か確信めいたものがあった。
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