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4.蜜月編
1.城
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三日目の午後、私たちは無事、領地であるルカマンドに到着した。
ルカマンドは、とても栄えた街で、賑やかだった。
「とても明るい街ですね」
私は、馬車から窓の外を見ながら言った。
「ええ」
アスラン様から気のない返事が返ってきた。
「アスラン様?」
振り向くと、彼の顔が私の目の前にあった。
「ちょちょちょちょ!」
近い近い!
「早く、城に着かないかな…」
アスラン様はそう言って、私にキスしてきた。
「(ちょ…)ん…!」
朝からずっとこの調子で、困ったものである。
ターリー家の城は、ルカマンドの中心街からは少し外れたところにあった。
街を抜けると、城が見えてきた。
「凄い!本当にお城だわ!」
私は、思わず声を上げていた。
「喜んでくれてよかった」
アスラン様は、私を後ろから抱きしめて言った。
昨日からアスラン様は、ずっと甘々な態度で、私はもうどうしてよいか分からなくなっていた。
アスラン様って、こんな方だったかしら…
城に着くと、アスラン様の弟のローラン様ご夫婦が出迎えてくれた。
ローラン様には、2人の息子さんがいた。
息子さんは、15歳と12歳だった。
「兄さん、早速なんだけど、ちょっといいかな?」
ローラン様は、挨拶もそこそこに、アスラン様を連れて行ってしまった。
領地で問題が生じて、急きょ戻ってきたんだもの。仕方ないわね。
私はそれくらいに思っていた。
ディナーの時も、一通り食べ終わると
「ごめん。ちょっと行かないと行けないところがあって…」
アスラン様は申し訳なさそうに、私に言った。
「分かりました。そのために戻って来ているんですもの、お気をつけていってらっしゃいませ」
そう言う私の額に、アスラン様はキスをして、お出かけになった。
「アスラン様は、ルシンダさんのこと、大好きですよね~」
ローラン様の妻、カトリーナさんが言った。
「そうですかね~?私には、よくわからなくて…」
戸惑う私にカトリーナさんは、
「あんなにメロメロなアスラン様を見られるなんて。ふふふ…」
と、楽しそうに言った。
私は、お風呂に入れてもらい、結婚後、初めて、夫アスラン様と同じ寝室に通された。
さすがに、緊張する…
どう待ってたらいいのかしら…
夜着も、こんなに薄いもので大丈夫なのかしら…
恥ずかしいわ…
と、一人で浮かれていた。
しかし、
待てども
待てども
待てども!!
アスラン様は、寝室には帰ってこなかった。
「なんだよー…期待してたのは、私だけが…」
情けなくて、ちょっと涙が出た。
いや、お仕事してるんだよね!
そのために、領地に戻ったんだから…
その思考のループに陥っていた。
寂しいな…
この3日間、ずっと一緒だったからかな…
私は、ずっと待っているつもりだったけれど、いつの間にか眠ってしまっていたようだ。
誰かが、私に布団をかけてくれた。
夢かな…?
その人は、私の髪を優しく撫でてくれて、頬にキスをしてくれた。
そんな人は、この世に一人しかいない。
「アスラン様…」
私は、寝言でそう呟いた。
ルカマンドは、とても栄えた街で、賑やかだった。
「とても明るい街ですね」
私は、馬車から窓の外を見ながら言った。
「ええ」
アスラン様から気のない返事が返ってきた。
「アスラン様?」
振り向くと、彼の顔が私の目の前にあった。
「ちょちょちょちょ!」
近い近い!
「早く、城に着かないかな…」
アスラン様はそう言って、私にキスしてきた。
「(ちょ…)ん…!」
朝からずっとこの調子で、困ったものである。
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街を抜けると、城が見えてきた。
「凄い!本当にお城だわ!」
私は、思わず声を上げていた。
「喜んでくれてよかった」
アスラン様は、私を後ろから抱きしめて言った。
昨日からアスラン様は、ずっと甘々な態度で、私はもうどうしてよいか分からなくなっていた。
アスラン様って、こんな方だったかしら…
城に着くと、アスラン様の弟のローラン様ご夫婦が出迎えてくれた。
ローラン様には、2人の息子さんがいた。
息子さんは、15歳と12歳だった。
「兄さん、早速なんだけど、ちょっといいかな?」
ローラン様は、挨拶もそこそこに、アスラン様を連れて行ってしまった。
領地で問題が生じて、急きょ戻ってきたんだもの。仕方ないわね。
私はそれくらいに思っていた。
ディナーの時も、一通り食べ終わると
「ごめん。ちょっと行かないと行けないところがあって…」
アスラン様は申し訳なさそうに、私に言った。
「分かりました。そのために戻って来ているんですもの、お気をつけていってらっしゃいませ」
そう言う私の額に、アスラン様はキスをして、お出かけになった。
「アスラン様は、ルシンダさんのこと、大好きですよね~」
ローラン様の妻、カトリーナさんが言った。
「そうですかね~?私には、よくわからなくて…」
戸惑う私にカトリーナさんは、
「あんなにメロメロなアスラン様を見られるなんて。ふふふ…」
と、楽しそうに言った。
私は、お風呂に入れてもらい、結婚後、初めて、夫アスラン様と同じ寝室に通された。
さすがに、緊張する…
どう待ってたらいいのかしら…
夜着も、こんなに薄いもので大丈夫なのかしら…
恥ずかしいわ…
と、一人で浮かれていた。
しかし、
待てども
待てども
待てども!!
アスラン様は、寝室には帰ってこなかった。
「なんだよー…期待してたのは、私だけが…」
情けなくて、ちょっと涙が出た。
いや、お仕事してるんだよね!
そのために、領地に戻ったんだから…
その思考のループに陥っていた。
寂しいな…
この3日間、ずっと一緒だったからかな…
私は、ずっと待っているつもりだったけれど、いつの間にか眠ってしまっていたようだ。
誰かが、私に布団をかけてくれた。
夢かな…?
その人は、私の髪を優しく撫でてくれて、頬にキスをしてくれた。
そんな人は、この世に一人しかいない。
「アスラン様…」
私は、寝言でそう呟いた。
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