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8話 葉月生誕祭
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8月28日。
六地蔵家の朝は、いつもより少しだけざわついていた。
廊下を歩くだけで分かる。今日は何かが違う。
バターの甘い香り。
肉の焼ける匂い。
焼き菓子とスープと、朝食とは思えない重厚な気配。
メイド姿の葉月は、胸に小さな違和感を抱えたまま、スタッフ控室へと向かった。
扉を開けた瞬間、足が止まる。
そこには六地蔵家のスタッフが、やけにきっちりと整列していた。
視線が一斉にこちらを向く。
嫌な予感を飲み込み、葉月は一度深呼吸をしてから口を開いた。
「皆さんに、ご報告があります」
空気が、ぴんと張りつめる。
「本日をもちまして、大学受験に専念するため、六地蔵家メイドのアルバイトを、一時休止させていただきます」
一拍の沈黙。
そして次の瞬間。
「えええええええっ!?」
悲鳴に近い声が屋敷に響き渡った。
「葉月ちゃんが……いない……?」
「朝の廊下が……静かすぎる……」
「紅茶にツッコミが入らない朝なんて……!」
メイドたちは次々と崩れ落ち、誰かは壁に手をつき、誰かは天を仰いだ。
「ちょ、ちょっと皆さん!? 辞めるわけじゃなくて、休止ですから!!」
だが、誰も耳を貸していない。
そのとき、厨房の扉がゆっくりと開いた。
「……葉月」
低く、重たい声。
白いコック帽をかぶったシェフが、フライパンを手に立っていた。
「葉月がいない厨房など……塩のないスープじゃ……」
「重いです!!」
「毎朝、『今日は何を作るんですか?』と目を輝かせて聞いてくるあの顔……もう見られんのか……」
「泣かないでください!!」
さらに追い打ちをかけるように、老執事の小野がハンカチを目元に当てた。
「葉月さん……初めて会ったときは、こんなに小さくて……」
「盛ってません!? 高校生でしたよ!?」
「まるで……孫の成長を見守るようで……」
「孫扱いはやめてください!! あたしまで泣きそうになります!!」
その混乱を、ぱん、と乾いた手音が断ち切った。
「皆さま、少しよろしいかしら」
凛とした声。
現れたのは六地蔵家当主夫人、六地蔵菊子だった。
海外出張が多く、滅多に屋敷にいない彼女が、今日はここに立っている。
「……奥さま!?」
葉月の顔が一気に明るくなる。
「来てくださったんですか!」
「ええ。今日は大切な日ですもの」
菊子は静かに微笑み、周囲を見渡した。
「では……そろそろ、よろしいですわね?」
「え?」
その瞬間。
「せーの!!」
「「「お誕生日おめでとうございます!!!」」」
クラッカーが鳴り、
紙吹雪が舞う。
長テーブルの上には、
・高級お寿司
・巨大ローストビーフ
・魚介のマリネ
・彩り豊かな前菜
・山盛りの唐揚げ
・三段重ねのケーキ
「……え……?」
葉月は言葉を失った。
「今日……?」
「葉月ちゃんの誕生日でしょ!!」
「休止報告より、こっちが本題よ!!」
「受験は逃げないけど、誕生日は今日だけ!!」
葉月の目が潤む。
「……皆さん……ありがとうございます……」
「それにしても料理多すぎません!?」
「何を言う」
シェフが即答する。
「葉月が一時的にいなくなる分、今日で一年分食べさせる」
「無理です!!」
「唐揚げは別腹だろう?」
「胃袋の容量考えてください!!」
笑い声が、部屋いっぱいに広がった。
菊子は、その光景を優しく見つめてから、葉月に声をかけた。
「葉月さん。あなたは、この家の娘のような存在です」
「……!」
「もちろん、一番は千秋ですけれど」
「ちょっと奥さま~!?」
再び笑いが起こる。
菊子は黒檀色の木箱をテーブルに置いた。
「誕生日の贈り物です」
葉月が、そっと蓋を開ける。
黒檀色の箱の中には、布に丁寧に収められた包丁が、静かに並んでいた。
刃渡りの長い一本。
重心の取り方だけで、切れ味の良さが伝わる洋包丁――牛刀。
肉も魚も野菜もこなす、料理人の相棒と呼ばれる万能の刃だ。
その隣には、細かな作業に特化したペティナイフ。
飾り切りや下処理のための、繊細で無駄のない刃先。
さらに、波打つ刃が美しいパン切り包丁。
柔らかな生地を潰さず、断面を崩さずに切り分けるためのもの。
和包丁も揃っている。
骨を断つための、厚く重い出刃包丁。
刺身を引くため、刃が長く、吸い込まれるように伸びる柳刃包丁。
野菜を刻むために設計された、真っ直ぐな菜切り包丁。
どれも、用途がはっきりと分かれ、
料理のジャンルに合わせて使い分けることを前提とした本職の道具だった。
刃は、静かに光を返す。
研がれた角度、薄さ、重み――
触れずとも、ただ並んでいるだけで、
「腕を試す覚悟があるか」と問いかけてくるようだった。
「……全部……本物……」
思わず、葉月の声が震れる。
菊子は、穏やかにうなずく。
「ええ。プロが使う、高級品ですわ。飾って眺めるためのものではありません。
使われることを前提に、使い込まれて、研がれて……その人の癖と一緒に育つ包丁たちです」
葉月は、そっと指先を伸ばし、革の鞘越しに、その存在を確かめるように触れた。
胸の奥が、じん、と熱くなる。
――これは、期待だ。
――そして、信頼だ。
包丁は、静かにそこにありながら、葉月のこれからを、確かに見据えていた。
菊子は、葉月をまっすぐ見つめる。
「これから先、努力が報われない日もあるでしょう。理不尽も、悔しさも、きっとあります」
包丁を指先で示す。
「けれど、技術は裏切りません。刃は嘘をつきません。迷ったときは、刃を研ぎなさい。それは自分と向き合う時間です。この包丁は、あなたが生きる力を形にする道具です」
葉月は包丁箱を抱きしめ、小さく笑った。
「最初の第一号は、決めてます」
葉月は包丁箱に視線を落としたまま、静かに言った。
「憂ちゃんために、料理を作りたいんです」
それだけで十分だった。
この包丁を、何のために使うのか――
葉月の答えは、もう決まっていた。
一瞬の沈黙のあと、菊子が微笑む。
「それでこそ、葉月さんですわ」
葉月は深くうなずいた。
「……受験、頑張ります」
「ええ」
――と、そこで一拍。
葉月は急に背筋を伸ばし、改まった表情で奥様の方を向いた。
「奥様お願いがあります」
「できることであれば、ですけれど?」
一瞬、場が静まる。
葉月は意を決したように、両手をぎゅっと握った。
「お別れの――パフパフをお願いします!」
「――っ!?」
菊子は目を見開き、次の瞬間、顔を真っ赤にして首を横に振った。
「だ、だめですっ!」
その様子を、控えめな距離で並んでいたメイドたちが見守っていた。
誰も口を挟まない。
視線だけが、そっと交わされる。
(……無礼、ではあるのだけれど)
(……でも、悪意はまったくないのよね)
奥様もまた、扇子を胸元に添えたまま、静かにそのやり取りを見ていた。
眉をひそめるでも、咎めるでもない。
ただ、少し困ったように、しかしどこか温かい目で。
菊子は勢いよく首を振り、思わず一歩後ずさる。
「……石田の報告で聞きましたけど、空港で、同じことしましたよね?」
ぴしっ。
空気が凍る。
葉月は一瞬きょとんとしてから、ゆっくり視線を逸らした。
「…………あれは、勢いです」
「勢い?」
「別れのテンションって、魔物なんです」
菊子はこめかみに指を当て、ため息をひとつ。
「……そういうことは、ですね」
菊子は一度、視線を伏せる。
少し声を落とし、頬を赤く染めながら、はっきりと言った。
「……そのようなことを、して差し上げたのは――旦那様、お一人だけよ」
一瞬の沈黙。
次の瞬間――
「えっ」
「えっ」
「えっ!?!?」
葉月の声が三段階で裏返る。
「えっ、そ、そういう、そ、そういう大事な情報を!? ここで!? 今!?」
菊子は恥ずかしそうに咳払いをして、そっぽを向く。
「……事実ですので」
葉月は両手をぶんぶん振った。
「じょ、冗談です! 今のは完全に冗談です!!」
「ですよね」
「深い意味ゼロです! 軽率でした! 忘れてください!」
「もう遅い気もしますが」
葉月は頭を抱え、
「うわああ……受験前に知りたくなかった大人の世界……」
菊子は、そんな葉月を横目で見て、口元だけでにやりと笑った。
「……ふふ」
笑い声が、屋敷に満ちる。
――が。
ふっと、葉月が顔を上げる。
さっきまでの大騒ぎが嘘のように、その表情からふざけた色がすっと消えた。
「……奥様」
「なにかしら?」
葉月は一歩近づき、周囲を気にするように視線を巡らせてから、そっと菊子の耳元へ顔を寄せる。
声は、ほとんど息に紛れるほど低く。
その一瞬、菊子の瞳がわずかに揺れた。
葉月は何も言わずに身を引く。
菊子は数秒だけ黙り込み、それから、いつもの余裕を取り戻したように、口角を上げた。
「……なるほど」
短く、楽しげに。
その笑みが、葉月の本当のお願いを確かに受け取ったことを物語っていた。
六地蔵家の朝は、いつもより少しだけざわついていた。
廊下を歩くだけで分かる。今日は何かが違う。
バターの甘い香り。
肉の焼ける匂い。
焼き菓子とスープと、朝食とは思えない重厚な気配。
メイド姿の葉月は、胸に小さな違和感を抱えたまま、スタッフ控室へと向かった。
扉を開けた瞬間、足が止まる。
そこには六地蔵家のスタッフが、やけにきっちりと整列していた。
視線が一斉にこちらを向く。
嫌な予感を飲み込み、葉月は一度深呼吸をしてから口を開いた。
「皆さんに、ご報告があります」
空気が、ぴんと張りつめる。
「本日をもちまして、大学受験に専念するため、六地蔵家メイドのアルバイトを、一時休止させていただきます」
一拍の沈黙。
そして次の瞬間。
「えええええええっ!?」
悲鳴に近い声が屋敷に響き渡った。
「葉月ちゃんが……いない……?」
「朝の廊下が……静かすぎる……」
「紅茶にツッコミが入らない朝なんて……!」
メイドたちは次々と崩れ落ち、誰かは壁に手をつき、誰かは天を仰いだ。
「ちょ、ちょっと皆さん!? 辞めるわけじゃなくて、休止ですから!!」
だが、誰も耳を貸していない。
そのとき、厨房の扉がゆっくりと開いた。
「……葉月」
低く、重たい声。
白いコック帽をかぶったシェフが、フライパンを手に立っていた。
「葉月がいない厨房など……塩のないスープじゃ……」
「重いです!!」
「毎朝、『今日は何を作るんですか?』と目を輝かせて聞いてくるあの顔……もう見られんのか……」
「泣かないでください!!」
さらに追い打ちをかけるように、老執事の小野がハンカチを目元に当てた。
「葉月さん……初めて会ったときは、こんなに小さくて……」
「盛ってません!? 高校生でしたよ!?」
「まるで……孫の成長を見守るようで……」
「孫扱いはやめてください!! あたしまで泣きそうになります!!」
その混乱を、ぱん、と乾いた手音が断ち切った。
「皆さま、少しよろしいかしら」
凛とした声。
現れたのは六地蔵家当主夫人、六地蔵菊子だった。
海外出張が多く、滅多に屋敷にいない彼女が、今日はここに立っている。
「……奥さま!?」
葉月の顔が一気に明るくなる。
「来てくださったんですか!」
「ええ。今日は大切な日ですもの」
菊子は静かに微笑み、周囲を見渡した。
「では……そろそろ、よろしいですわね?」
「え?」
その瞬間。
「せーの!!」
「「「お誕生日おめでとうございます!!!」」」
クラッカーが鳴り、
紙吹雪が舞う。
長テーブルの上には、
・高級お寿司
・巨大ローストビーフ
・魚介のマリネ
・彩り豊かな前菜
・山盛りの唐揚げ
・三段重ねのケーキ
「……え……?」
葉月は言葉を失った。
「今日……?」
「葉月ちゃんの誕生日でしょ!!」
「休止報告より、こっちが本題よ!!」
「受験は逃げないけど、誕生日は今日だけ!!」
葉月の目が潤む。
「……皆さん……ありがとうございます……」
「それにしても料理多すぎません!?」
「何を言う」
シェフが即答する。
「葉月が一時的にいなくなる分、今日で一年分食べさせる」
「無理です!!」
「唐揚げは別腹だろう?」
「胃袋の容量考えてください!!」
笑い声が、部屋いっぱいに広がった。
菊子は、その光景を優しく見つめてから、葉月に声をかけた。
「葉月さん。あなたは、この家の娘のような存在です」
「……!」
「もちろん、一番は千秋ですけれど」
「ちょっと奥さま~!?」
再び笑いが起こる。
菊子は黒檀色の木箱をテーブルに置いた。
「誕生日の贈り物です」
葉月が、そっと蓋を開ける。
黒檀色の箱の中には、布に丁寧に収められた包丁が、静かに並んでいた。
刃渡りの長い一本。
重心の取り方だけで、切れ味の良さが伝わる洋包丁――牛刀。
肉も魚も野菜もこなす、料理人の相棒と呼ばれる万能の刃だ。
その隣には、細かな作業に特化したペティナイフ。
飾り切りや下処理のための、繊細で無駄のない刃先。
さらに、波打つ刃が美しいパン切り包丁。
柔らかな生地を潰さず、断面を崩さずに切り分けるためのもの。
和包丁も揃っている。
骨を断つための、厚く重い出刃包丁。
刺身を引くため、刃が長く、吸い込まれるように伸びる柳刃包丁。
野菜を刻むために設計された、真っ直ぐな菜切り包丁。
どれも、用途がはっきりと分かれ、
料理のジャンルに合わせて使い分けることを前提とした本職の道具だった。
刃は、静かに光を返す。
研がれた角度、薄さ、重み――
触れずとも、ただ並んでいるだけで、
「腕を試す覚悟があるか」と問いかけてくるようだった。
「……全部……本物……」
思わず、葉月の声が震れる。
菊子は、穏やかにうなずく。
「ええ。プロが使う、高級品ですわ。飾って眺めるためのものではありません。
使われることを前提に、使い込まれて、研がれて……その人の癖と一緒に育つ包丁たちです」
葉月は、そっと指先を伸ばし、革の鞘越しに、その存在を確かめるように触れた。
胸の奥が、じん、と熱くなる。
――これは、期待だ。
――そして、信頼だ。
包丁は、静かにそこにありながら、葉月のこれからを、確かに見据えていた。
菊子は、葉月をまっすぐ見つめる。
「これから先、努力が報われない日もあるでしょう。理不尽も、悔しさも、きっとあります」
包丁を指先で示す。
「けれど、技術は裏切りません。刃は嘘をつきません。迷ったときは、刃を研ぎなさい。それは自分と向き合う時間です。この包丁は、あなたが生きる力を形にする道具です」
葉月は包丁箱を抱きしめ、小さく笑った。
「最初の第一号は、決めてます」
葉月は包丁箱に視線を落としたまま、静かに言った。
「憂ちゃんために、料理を作りたいんです」
それだけで十分だった。
この包丁を、何のために使うのか――
葉月の答えは、もう決まっていた。
一瞬の沈黙のあと、菊子が微笑む。
「それでこそ、葉月さんですわ」
葉月は深くうなずいた。
「……受験、頑張ります」
「ええ」
――と、そこで一拍。
葉月は急に背筋を伸ばし、改まった表情で奥様の方を向いた。
「奥様お願いがあります」
「できることであれば、ですけれど?」
一瞬、場が静まる。
葉月は意を決したように、両手をぎゅっと握った。
「お別れの――パフパフをお願いします!」
「――っ!?」
菊子は目を見開き、次の瞬間、顔を真っ赤にして首を横に振った。
「だ、だめですっ!」
その様子を、控えめな距離で並んでいたメイドたちが見守っていた。
誰も口を挟まない。
視線だけが、そっと交わされる。
(……無礼、ではあるのだけれど)
(……でも、悪意はまったくないのよね)
奥様もまた、扇子を胸元に添えたまま、静かにそのやり取りを見ていた。
眉をひそめるでも、咎めるでもない。
ただ、少し困ったように、しかしどこか温かい目で。
菊子は勢いよく首を振り、思わず一歩後ずさる。
「……石田の報告で聞きましたけど、空港で、同じことしましたよね?」
ぴしっ。
空気が凍る。
葉月は一瞬きょとんとしてから、ゆっくり視線を逸らした。
「…………あれは、勢いです」
「勢い?」
「別れのテンションって、魔物なんです」
菊子はこめかみに指を当て、ため息をひとつ。
「……そういうことは、ですね」
菊子は一度、視線を伏せる。
少し声を落とし、頬を赤く染めながら、はっきりと言った。
「……そのようなことを、して差し上げたのは――旦那様、お一人だけよ」
一瞬の沈黙。
次の瞬間――
「えっ」
「えっ」
「えっ!?!?」
葉月の声が三段階で裏返る。
「えっ、そ、そういう、そ、そういう大事な情報を!? ここで!? 今!?」
菊子は恥ずかしそうに咳払いをして、そっぽを向く。
「……事実ですので」
葉月は両手をぶんぶん振った。
「じょ、冗談です! 今のは完全に冗談です!!」
「ですよね」
「深い意味ゼロです! 軽率でした! 忘れてください!」
「もう遅い気もしますが」
葉月は頭を抱え、
「うわああ……受験前に知りたくなかった大人の世界……」
菊子は、そんな葉月を横目で見て、口元だけでにやりと笑った。
「……ふふ」
笑い声が、屋敷に満ちる。
――が。
ふっと、葉月が顔を上げる。
さっきまでの大騒ぎが嘘のように、その表情からふざけた色がすっと消えた。
「……奥様」
「なにかしら?」
葉月は一歩近づき、周囲を気にするように視線を巡らせてから、そっと菊子の耳元へ顔を寄せる。
声は、ほとんど息に紛れるほど低く。
その一瞬、菊子の瞳がわずかに揺れた。
葉月は何も言わずに身を引く。
菊子は数秒だけ黙り込み、それから、いつもの余裕を取り戻したように、口角を上げた。
「……なるほど」
短く、楽しげに。
その笑みが、葉月の本当のお願いを確かに受け取ったことを物語っていた。
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