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13話 姉妹の進路
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風呂場からは、まだ湯気の気配はない。
誕生日の賑やかさもすっかり引き、家の中は、いつもの夜の静けさに戻っていた。
特別な日が終わったあとに訪れる、少しだけ現実的な空気。
一軒家の二階、葉月の部屋。
テーブルの上には参考書とノートが几帳面に並び、赤ペンとシャープペンシルが、使う順番のまま置かれている。
葉月はすでに椅子に腰掛けていた。
髪をひとつにまとめ、憂にもらったシュシュを、きゅっと結ぶ。
鏡に映る自分を一瞬だけ見つめ、小さく息を吸ってから、吐いた。
「……よし。集中、集中」
そう呟いてペンを持ち直す横顔は、いつものおちゃらけた変態お姉ちゃんではない。
進路が決まっているからこそ、逃げずに向き合う覚悟の表情だった。
葉月の進路は、もう決まっていた。
大阪公立大学 生活科学部 食栄養学科。
公立大学でありながら全国的にも評価の高い学科で、偏差値は前期でおおよそ六十前後。
簡単ではないが、無謀でもない。
努力が、きちんと結果に結びつく現実的な目標。
何より――
管理栄養士国家試験の受験資格が得られる。
医療現場や公衆衛生分野、NSTでの実習も充実しており、
「料理ができる」だけでは終わらない。
人の命と健康に直接関わる“食”を学ぶ場所だった。
葉月は、元々勉強ができないわけじゃない。
要点を掴むのは早いし、やれば点も伸びる。
ただ――
それを最優先にはしてこなかった。
家のこと。
アルバイト。
人との付き合い。
その時々で、「今、必要だと思ったもの」を選び続けてきた。
だから今、こうして机に向かっているのは、
ようやく自分の順番が回ってきた、という感覚だった。
時計の秒針が、静かに夜を刻む。
居間の明かりは、まだ消えていない。
憂はノートを開いたまま、軽く肩を回した。
長時間机に向かっても集中を切らさない、無駄のない動き。
高校に入ってから――
憂はずっと、首位の常連だった。
定期テスト、模試、学年順位。
名前はいつも、一番上。
努力を苦にせず、感情に流されず、
理論で理解し、最短距離で結果を出すタイプ。
けれど、それを誇ることはない。
ただ、積み重ねてきただけだ。
葉月は、そんな妹の横顔を横目で見て、ふっと息を漏らす。
「……ねえ、憂ちゃん」
「なに?」
椅子の背にもたれ、腕を組む。
「正直さ。憂ちゃんが家庭教師なら、もう半分くらい安心してるんだけど」
「まだ受けてないよ?」
「細かいことは気にしない!」
即答だった。
「だってさ。教え方、うまいんだもん」
憂は、淡々と問題集を指差す。
「暗記じゃなくて、流れで覚えた方がいいところだから。食栄養学科なら、化学と生物は特に」
代謝、働き、関連性。
点ではなく、線でつなぐ説明。
葉月はそれを覗き込み、自然と身を乗り出した。
「……うん。これなら、分かる」
確信を含んだ声。
憂は、その横顔を見て思う。
葉月姉は、やればできる
でも同時に、こうも思う。
勉強でしか、返せなかった。
家事を率先して引き受けるわけでもない。
誰かを器用に励ますこともできない。
だから選んだのが、勉強だった。
成績を落とさないこと。
教えられる側から、支える側に回ること。
それが、憂なりの恩返しだった。
葉月は、指折り数えながら、にやりと笑う。
「憂先生なら、むしろ落ちる気がしないんだけど?」
「その自信、どこから来るの」
「妹パワー」
即答だった。
憂は、思わず小さく笑ってしまう。
「……じゃあ、合格させなきゃね」
「お願いします、最強家庭教師さん」
冗談めかして頭を下げる葉月。
けれど、その目には覚悟があった。
自分の進路が定まったからこそ、今度は妹を引き上げる側になる――
そんな決意が、言葉の奥に滲んでいる。
憂は一度、言葉を飲み込んだ。
ペン先が止まり、ノートの余白を見つめる。
そして、意を決したように続けた。
「……ねえ」
「ん?」
「わたし、再来年……東京の大学、行こうか迷ってる」
葉月のペンが、ぴたりと止まった。
「……東京?」
「うん。葉月姉とは、離れちゃうし……それに、お母さんのことも……」
記憶を失ったままの母。
どう接すればいいのか分からないまま、どこかで距離を取っている自分。
向き合うのが怖くて、逃げていると自覚しているからこそ、胸が痛んだ。
葉月は、しばらく黙っていた。
夜の静けさが、二人の間に落ちる。
やがて、静かに息を吐く。
「……よく言ってくれたね」
優しく、けれどはっきりとした声。
「正直さ。はなればなれになるの、寂しいよ?」
苦笑しながら、でも誤魔化さない。
「でもね、憂ちゃんの人生だもん。決めるのは憂ちゃん。お姉ちゃんは、止めない」
椅子を引き、憂の前に立つ。
「お母さんのことは……あたしに任せて」
「葉月姉……」
「その代わりさ」
葉月はふっと表情を緩めると、親指と人差し指を軽くこすり合わせ、空中に小さな円を描くような仕草。
どこか俗っぽく、それでいて冗談めかした――
「お金」の気配をはっきり匂わせる合図だった。
「憂ちゃん、えらくなって。お金、いっぱい稼いでね?」
「……それ、感動台無しじゃない?」
「いいのいいの。現実大事!」
軽口の裏に、妹を信じ切っている目があった。
憂は、胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じながら、ゆっくりとうなずいた。
「……ありがとう、お姉ちゃん」
声が、少しだけ震えていた。
その様子を見て、葉月は一歩近づく。
そして、言葉よりも先に――
そっと、憂の背中に手を置いた。
撫でるというより、支えるような仕草だった。
力はほとんど込められていない。
けれど、そこにある温度だけで、十分だった。
「……大丈夫だから」
小さな声で、葉月は言う。
「ちゃんと悩んで、ちゃんと怖がって、それでも前に進もうとしてるんでしょ?」
背中を、ゆっくり、一定のリズムでさする。
不安をなだめるみたいに。
子どものころ、熱を出した夜にしてくれたのと、同じ動きだった。
憂は、思わず息を詰めた。
泣きそうになるのを、ぐっとこらえる。
葉月の手の温もりが、胸の奥に溜まっていたものを、静かに溶かしていく。
「……でもさ」
ふいに、憂が小さく笑う。
声はまだ震えていたけど、どこか諦めと照れが混ざっていた。
「優しいのは嬉しいんだけど……」
ちら、と背中に回された手を意識してから、言葉を選ぶ。
「……その、背中さすりすぎるのは、ほどほどでお願い。……今、ブラの線、わざと触りまくってるよね?」
「え?」
葉月は一瞬きょとんとしてから、にやりと目を細めた。
慌てたふりなど、微塵もない。
「ばれたかぁ……」
指を離さず、むしろもう一度、ゆっくりと線をなぞる。
「だって、憂ちゃんの背中、こんなに綺麗な線出てるんだもん。触らずにいられるわけないじゃん?」
「葉月姉……」
憂の声が、少し低くなる。
「今は、励ましてくれてる最中なんだけど……」
「励ましてるよ? ちゃんと、不安を溶かしてるでしょ?」
葉月は、耳元で囁くように続ける。
「変態お姉ちゃんの特権だもん。心配してるのも本当だし、こうやって触りたくなるのも本当だし」
憂は、首を振る。
でも、背中を離そうとはしない。
「分かってる。葉月姉が、わたしのこと心配してくれてるの。……それに、こういうとき、言葉にするのが苦手だから、背中で伝えてくるのも」
だからこそ、許してしまう。
葉月がこうやって触れるときは、いつも自分より先に不安を引き受けようとしているときだ。
冗談に逃げるから。
離れたくないから。
そして、変態だから。
背中越しに、全部伝えてくる。
わざと触りまくるのも、ただの優しさの延長線上にある、不器用でまっすぐな愛情だ。
「……あたしさ」
葉月は照れたように頭をかきながら、ようやく手を離した。
「こういうとき、どう声かけていいか分かんないんだよ。だから、つい……手が勝手に」
「うん知ってた」
「でも、憂ちゃんが逃げてるって思うなら、それ、たぶん違う」
少しだけ、真剣な声。
「怖いって分かってるのに、ちゃんと考えてるんでしょ?」
憂は、静かにうなずいた。
涙が、ようやく一筋、頰を伝う。
でも、それは悲しい涙じゃなかった。
葉月は、にっと笑う。
「なら、十分だよ」
そして、ぱん、と手を叩く。
「さ、ほら!」
「……切り替え早くない?」
いつもの調子に戻った声。
「お風呂入る前に、もうひと踏ん張り!」
受験という現実。
離れる未来。
母のこと。
不安は、消えたわけじゃない。
けれど、憂の背中には、まだ温もりが残っていた。
ああ、と憂は思う。
不器用で、変態で、でもまっすぐな優しさで。
だから、自分は前に進める。
静かな夜の中、二人はそれぞれのノートに向き直った。
未来へ進むために。
――それぞれの道を選ぶために。
誕生日の賑やかさもすっかり引き、家の中は、いつもの夜の静けさに戻っていた。
特別な日が終わったあとに訪れる、少しだけ現実的な空気。
一軒家の二階、葉月の部屋。
テーブルの上には参考書とノートが几帳面に並び、赤ペンとシャープペンシルが、使う順番のまま置かれている。
葉月はすでに椅子に腰掛けていた。
髪をひとつにまとめ、憂にもらったシュシュを、きゅっと結ぶ。
鏡に映る自分を一瞬だけ見つめ、小さく息を吸ってから、吐いた。
「……よし。集中、集中」
そう呟いてペンを持ち直す横顔は、いつものおちゃらけた変態お姉ちゃんではない。
進路が決まっているからこそ、逃げずに向き合う覚悟の表情だった。
葉月の進路は、もう決まっていた。
大阪公立大学 生活科学部 食栄養学科。
公立大学でありながら全国的にも評価の高い学科で、偏差値は前期でおおよそ六十前後。
簡単ではないが、無謀でもない。
努力が、きちんと結果に結びつく現実的な目標。
何より――
管理栄養士国家試験の受験資格が得られる。
医療現場や公衆衛生分野、NSTでの実習も充実しており、
「料理ができる」だけでは終わらない。
人の命と健康に直接関わる“食”を学ぶ場所だった。
葉月は、元々勉強ができないわけじゃない。
要点を掴むのは早いし、やれば点も伸びる。
ただ――
それを最優先にはしてこなかった。
家のこと。
アルバイト。
人との付き合い。
その時々で、「今、必要だと思ったもの」を選び続けてきた。
だから今、こうして机に向かっているのは、
ようやく自分の順番が回ってきた、という感覚だった。
時計の秒針が、静かに夜を刻む。
居間の明かりは、まだ消えていない。
憂はノートを開いたまま、軽く肩を回した。
長時間机に向かっても集中を切らさない、無駄のない動き。
高校に入ってから――
憂はずっと、首位の常連だった。
定期テスト、模試、学年順位。
名前はいつも、一番上。
努力を苦にせず、感情に流されず、
理論で理解し、最短距離で結果を出すタイプ。
けれど、それを誇ることはない。
ただ、積み重ねてきただけだ。
葉月は、そんな妹の横顔を横目で見て、ふっと息を漏らす。
「……ねえ、憂ちゃん」
「なに?」
椅子の背にもたれ、腕を組む。
「正直さ。憂ちゃんが家庭教師なら、もう半分くらい安心してるんだけど」
「まだ受けてないよ?」
「細かいことは気にしない!」
即答だった。
「だってさ。教え方、うまいんだもん」
憂は、淡々と問題集を指差す。
「暗記じゃなくて、流れで覚えた方がいいところだから。食栄養学科なら、化学と生物は特に」
代謝、働き、関連性。
点ではなく、線でつなぐ説明。
葉月はそれを覗き込み、自然と身を乗り出した。
「……うん。これなら、分かる」
確信を含んだ声。
憂は、その横顔を見て思う。
葉月姉は、やればできる
でも同時に、こうも思う。
勉強でしか、返せなかった。
家事を率先して引き受けるわけでもない。
誰かを器用に励ますこともできない。
だから選んだのが、勉強だった。
成績を落とさないこと。
教えられる側から、支える側に回ること。
それが、憂なりの恩返しだった。
葉月は、指折り数えながら、にやりと笑う。
「憂先生なら、むしろ落ちる気がしないんだけど?」
「その自信、どこから来るの」
「妹パワー」
即答だった。
憂は、思わず小さく笑ってしまう。
「……じゃあ、合格させなきゃね」
「お願いします、最強家庭教師さん」
冗談めかして頭を下げる葉月。
けれど、その目には覚悟があった。
自分の進路が定まったからこそ、今度は妹を引き上げる側になる――
そんな決意が、言葉の奥に滲んでいる。
憂は一度、言葉を飲み込んだ。
ペン先が止まり、ノートの余白を見つめる。
そして、意を決したように続けた。
「……ねえ」
「ん?」
「わたし、再来年……東京の大学、行こうか迷ってる」
葉月のペンが、ぴたりと止まった。
「……東京?」
「うん。葉月姉とは、離れちゃうし……それに、お母さんのことも……」
記憶を失ったままの母。
どう接すればいいのか分からないまま、どこかで距離を取っている自分。
向き合うのが怖くて、逃げていると自覚しているからこそ、胸が痛んだ。
葉月は、しばらく黙っていた。
夜の静けさが、二人の間に落ちる。
やがて、静かに息を吐く。
「……よく言ってくれたね」
優しく、けれどはっきりとした声。
「正直さ。はなればなれになるの、寂しいよ?」
苦笑しながら、でも誤魔化さない。
「でもね、憂ちゃんの人生だもん。決めるのは憂ちゃん。お姉ちゃんは、止めない」
椅子を引き、憂の前に立つ。
「お母さんのことは……あたしに任せて」
「葉月姉……」
「その代わりさ」
葉月はふっと表情を緩めると、親指と人差し指を軽くこすり合わせ、空中に小さな円を描くような仕草。
どこか俗っぽく、それでいて冗談めかした――
「お金」の気配をはっきり匂わせる合図だった。
「憂ちゃん、えらくなって。お金、いっぱい稼いでね?」
「……それ、感動台無しじゃない?」
「いいのいいの。現実大事!」
軽口の裏に、妹を信じ切っている目があった。
憂は、胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じながら、ゆっくりとうなずいた。
「……ありがとう、お姉ちゃん」
声が、少しだけ震えていた。
その様子を見て、葉月は一歩近づく。
そして、言葉よりも先に――
そっと、憂の背中に手を置いた。
撫でるというより、支えるような仕草だった。
力はほとんど込められていない。
けれど、そこにある温度だけで、十分だった。
「……大丈夫だから」
小さな声で、葉月は言う。
「ちゃんと悩んで、ちゃんと怖がって、それでも前に進もうとしてるんでしょ?」
背中を、ゆっくり、一定のリズムでさする。
不安をなだめるみたいに。
子どものころ、熱を出した夜にしてくれたのと、同じ動きだった。
憂は、思わず息を詰めた。
泣きそうになるのを、ぐっとこらえる。
葉月の手の温もりが、胸の奥に溜まっていたものを、静かに溶かしていく。
「……でもさ」
ふいに、憂が小さく笑う。
声はまだ震えていたけど、どこか諦めと照れが混ざっていた。
「優しいのは嬉しいんだけど……」
ちら、と背中に回された手を意識してから、言葉を選ぶ。
「……その、背中さすりすぎるのは、ほどほどでお願い。……今、ブラの線、わざと触りまくってるよね?」
「え?」
葉月は一瞬きょとんとしてから、にやりと目を細めた。
慌てたふりなど、微塵もない。
「ばれたかぁ……」
指を離さず、むしろもう一度、ゆっくりと線をなぞる。
「だって、憂ちゃんの背中、こんなに綺麗な線出てるんだもん。触らずにいられるわけないじゃん?」
「葉月姉……」
憂の声が、少し低くなる。
「今は、励ましてくれてる最中なんだけど……」
「励ましてるよ? ちゃんと、不安を溶かしてるでしょ?」
葉月は、耳元で囁くように続ける。
「変態お姉ちゃんの特権だもん。心配してるのも本当だし、こうやって触りたくなるのも本当だし」
憂は、首を振る。
でも、背中を離そうとはしない。
「分かってる。葉月姉が、わたしのこと心配してくれてるの。……それに、こういうとき、言葉にするのが苦手だから、背中で伝えてくるのも」
だからこそ、許してしまう。
葉月がこうやって触れるときは、いつも自分より先に不安を引き受けようとしているときだ。
冗談に逃げるから。
離れたくないから。
そして、変態だから。
背中越しに、全部伝えてくる。
わざと触りまくるのも、ただの優しさの延長線上にある、不器用でまっすぐな愛情だ。
「……あたしさ」
葉月は照れたように頭をかきながら、ようやく手を離した。
「こういうとき、どう声かけていいか分かんないんだよ。だから、つい……手が勝手に」
「うん知ってた」
「でも、憂ちゃんが逃げてるって思うなら、それ、たぶん違う」
少しだけ、真剣な声。
「怖いって分かってるのに、ちゃんと考えてるんでしょ?」
憂は、静かにうなずいた。
涙が、ようやく一筋、頰を伝う。
でも、それは悲しい涙じゃなかった。
葉月は、にっと笑う。
「なら、十分だよ」
そして、ぱん、と手を叩く。
「さ、ほら!」
「……切り替え早くない?」
いつもの調子に戻った声。
「お風呂入る前に、もうひと踏ん張り!」
受験という現実。
離れる未来。
母のこと。
不安は、消えたわけじゃない。
けれど、憂の背中には、まだ温もりが残っていた。
ああ、と憂は思う。
不器用で、変態で、でもまっすぐな優しさで。
だから、自分は前に進める。
静かな夜の中、二人はそれぞれのノートに向き直った。
未来へ進むために。
――それぞれの道を選ぶために。
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