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三章 鞘師短兵衛
十二
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陰陽師が結界を施している朱火屋敷の庭で躯血は腰を落とし、抜刀術の構えをとっていた。
彼の前には石灯篭がある。
不意に彼が帯のままの益荒男を振るう。益荒男は鞭のようにしなり灯篭をぺちぺちと二度たたく。
当然ながらそれで灯篭がどうなることもない。だが躯血はがっくりと肩を落とした。
「やはりだめか」
彼は諦めきれないといった様子で、灯篭を益荒男で何度も打ち据える。
「なにをしておるのだ」
この場の陰陽師を束ねる土御門有修が声をかける。
「有修殿か。常盤から聞いておろうが、牛鬼と一戦交えてな」
躯血は顔をしかめつつため息をこぼす。
その様子に有修は怪訝そうに目を細めた。
「貴殿が撃退し、朱火様はお怪我ひとつされておらぬと聞いておる」
躯血は浮かない顔のままうなずく。
「わしも帰って来るまでは、そう思っておったのだが、こやつの力であったようでのう」
どうやら躯血が帯を刃のごとく扱い、牛鬼を斬ったと思っていたのが、実際は益荒男が妖の妖力を喰らっただけだとわかり、拗ねていたものらしい。
有修は顎をあげ躯血を見おろす。
「心底どうでもよいな。朱火様が無事であればそれでよい」
「手厳しいのう」
彼が再び肩を落としたところで、別の声が割って入った。
「骨皮様、土御門様とご一緒でしたか」
背中に木箱を背負った夢助である。
「おふたりが親交を深められるとは意外でした」
有修が目くじらをあげて否定するよりも早く、躯血が訝しげに声をあげる。
「夢助。お主、自分の仕事に戻ったのではなかったのか」
「お約束をしたことをお忘れになりましたか」
夢助の言葉を聞き、躯血は目を輝かせて彼に詰め寄る。
「鞘を持ってきてくれたか」
夢助はすまし顔を横に振った。
「肥大化する刃を納められる鞘など、そう簡単に手に入れられるわけがありませぬ」
「それでは何をしに来たのだ」
腕組みをした躯血が不満げに言おうとも、夢助は一切気にした様子を見せず言葉を続ける。
「ふさわしき鞘を作れるかもしれない職人を見つけたので、そのご報告に参上した次第です」
「ふむ」
躯血は納得したといった様子で顎をさすった。
「たしかに益荒男を見せてから作らせたほうが無難か。それでは早速その者のもとへ案内してもらおうか」
「無理です」
間髪入れずに答える夢助に、躯血はあんぐりと口をひらく
「お主、何をしに来たのだ」
彼の気持ちももっともなことであったが、夢助の表情を崩すことはかなわない。
「隠遁しておりましてな。どの山かは突き止めておりますが、山のどこにいるかまでは掴めておりません」
これを聞いて驚きの声をあげたのは有修。
「ほう、公家の尻穴の皺の数さえ調べあげる一夜が掴めぬ情報があったのか」
「ええ、土御門様の心の臓が十数えるあいだに、いくつ跳ねるかも存じあげておりますが、山の奥に入るのはかないませんでした。霧が濃くなる場所で、地元の猟師さえ踏み込めぬ先に住んでいるようでしてな」
躯血の目がぎらりと輝く。
「なるほど一筋縄でいかぬから、自分で行けということか」
合点がいったとうなずく彼だったが、ちらりと有修の顔色をうかがう。
有修がふんと鼻を鳴らした。
「好きにしろ。そもそも我らは何年もこの結界で朱火様をお守りしてきたのだ。朱火様がここにいらっしゃるかぎり、貴殿の力など必要ない」
躯血はぼりぼりと頭を掻く。
「あの2人はいいとして、直接の雇主にはひと声かけておかねばならんな」
「常盤さんであれば茶屋にいるでしょう。てまえは件の麓まではご案内いたします」
「随分面倒見がよいではないか。常盤といい一夜われが聞いていた一夜とは印象が違うな」
言われて夢助は少しばかり考えこむ。
「否定はできませんな。巻き込んだのがてまえでございますので、申し訳なく思っているのもございますが、どうにも放っておけない御仁というのもあるでしょうか」
「わしは助かっておるから、お主が申し訳なく思う必要はない。それよりもすぐ向かうぞ。有修殿、ふたりには貴殿から伝えておいてくれ」
有修が驚き眉をもちあげる。
「伝えるのはかまわんが、まさかその格好で行くつもりか。草のものでさえ行けぬ山深いところなのであろう。この季節にそんな格好で行っては死ぬぞ」
「草履は履いておる」
片足をあげてみせるが、有修は顔をしかめるのみだ。
「道中で用意するつもりですのでご心配なく」
「まあ一夜が連れて来たのであれば心配する必要はなかったか。もういい、さっさと行くぞ」
結界を一時的に解除するために、ふたりを先導して鳥居へと向かう。
京の街へと戻ったふたりが、常盤の運営する茶屋に到着すると、ひと騒動起きていた。
「このクソガキ、なにしやがる!」
地面に転がったがらの悪い男が、彼の前に仁王立ちしている身なりの良い若い男に吠える。
「蹴った」
「そんなことは聞いてねえ!」
嘲笑を浮かべる若者を相手に、ごろつきは顔を真っ赤にして立ち上がった。
ふたりのむこうでは、常盤が腰掛を壊されてはかなわぬといったていで、いそいそと腰掛をどけている。
「ふん、やかましい野良犬だな。お前が発情した犬のように女にまとわりついていたのが鬱陶しいから蹴とばした。これで満足か」
「ふざけんな!」
殴りかかるごろつきに若者は慌てることなく、その拳を受け止めると男の顔に肘を打ち込む。
「ぐがっ」
ごろつきは顔を押さえその場にうずくまる。若者は冷たい目で彼を見下ろすと容赦なく蹴り転がす。
「治安が悪くなっているとは聞いてはおったが、このようなくずが大きな顔をできるとはな」
そう言うと若者は懐から細い筒と火打石を取りだし、転がったままうめいている男の頭に筒を突きつける。
「国友の鍛冶師に作らせた短筒じゃ。この火縄に火をつければ、お前の頭ていどは吹き飛ばせるが試してみるか」
舌なめずりしながら宣告する若者の姿には、狂気しか見えなかった。
彼の前には石灯篭がある。
不意に彼が帯のままの益荒男を振るう。益荒男は鞭のようにしなり灯篭をぺちぺちと二度たたく。
当然ながらそれで灯篭がどうなることもない。だが躯血はがっくりと肩を落とした。
「やはりだめか」
彼は諦めきれないといった様子で、灯篭を益荒男で何度も打ち据える。
「なにをしておるのだ」
この場の陰陽師を束ねる土御門有修が声をかける。
「有修殿か。常盤から聞いておろうが、牛鬼と一戦交えてな」
躯血は顔をしかめつつため息をこぼす。
その様子に有修は怪訝そうに目を細めた。
「貴殿が撃退し、朱火様はお怪我ひとつされておらぬと聞いておる」
躯血は浮かない顔のままうなずく。
「わしも帰って来るまでは、そう思っておったのだが、こやつの力であったようでのう」
どうやら躯血が帯を刃のごとく扱い、牛鬼を斬ったと思っていたのが、実際は益荒男が妖の妖力を喰らっただけだとわかり、拗ねていたものらしい。
有修は顎をあげ躯血を見おろす。
「心底どうでもよいな。朱火様が無事であればそれでよい」
「手厳しいのう」
彼が再び肩を落としたところで、別の声が割って入った。
「骨皮様、土御門様とご一緒でしたか」
背中に木箱を背負った夢助である。
「おふたりが親交を深められるとは意外でした」
有修が目くじらをあげて否定するよりも早く、躯血が訝しげに声をあげる。
「夢助。お主、自分の仕事に戻ったのではなかったのか」
「お約束をしたことをお忘れになりましたか」
夢助の言葉を聞き、躯血は目を輝かせて彼に詰め寄る。
「鞘を持ってきてくれたか」
夢助はすまし顔を横に振った。
「肥大化する刃を納められる鞘など、そう簡単に手に入れられるわけがありませぬ」
「それでは何をしに来たのだ」
腕組みをした躯血が不満げに言おうとも、夢助は一切気にした様子を見せず言葉を続ける。
「ふさわしき鞘を作れるかもしれない職人を見つけたので、そのご報告に参上した次第です」
「ふむ」
躯血は納得したといった様子で顎をさすった。
「たしかに益荒男を見せてから作らせたほうが無難か。それでは早速その者のもとへ案内してもらおうか」
「無理です」
間髪入れずに答える夢助に、躯血はあんぐりと口をひらく
「お主、何をしに来たのだ」
彼の気持ちももっともなことであったが、夢助の表情を崩すことはかなわない。
「隠遁しておりましてな。どの山かは突き止めておりますが、山のどこにいるかまでは掴めておりません」
これを聞いて驚きの声をあげたのは有修。
「ほう、公家の尻穴の皺の数さえ調べあげる一夜が掴めぬ情報があったのか」
「ええ、土御門様の心の臓が十数えるあいだに、いくつ跳ねるかも存じあげておりますが、山の奥に入るのはかないませんでした。霧が濃くなる場所で、地元の猟師さえ踏み込めぬ先に住んでいるようでしてな」
躯血の目がぎらりと輝く。
「なるほど一筋縄でいかぬから、自分で行けということか」
合点がいったとうなずく彼だったが、ちらりと有修の顔色をうかがう。
有修がふんと鼻を鳴らした。
「好きにしろ。そもそも我らは何年もこの結界で朱火様をお守りしてきたのだ。朱火様がここにいらっしゃるかぎり、貴殿の力など必要ない」
躯血はぼりぼりと頭を掻く。
「あの2人はいいとして、直接の雇主にはひと声かけておかねばならんな」
「常盤さんであれば茶屋にいるでしょう。てまえは件の麓まではご案内いたします」
「随分面倒見がよいではないか。常盤といい一夜われが聞いていた一夜とは印象が違うな」
言われて夢助は少しばかり考えこむ。
「否定はできませんな。巻き込んだのがてまえでございますので、申し訳なく思っているのもございますが、どうにも放っておけない御仁というのもあるでしょうか」
「わしは助かっておるから、お主が申し訳なく思う必要はない。それよりもすぐ向かうぞ。有修殿、ふたりには貴殿から伝えておいてくれ」
有修が驚き眉をもちあげる。
「伝えるのはかまわんが、まさかその格好で行くつもりか。草のものでさえ行けぬ山深いところなのであろう。この季節にそんな格好で行っては死ぬぞ」
「草履は履いておる」
片足をあげてみせるが、有修は顔をしかめるのみだ。
「道中で用意するつもりですのでご心配なく」
「まあ一夜が連れて来たのであれば心配する必要はなかったか。もういい、さっさと行くぞ」
結界を一時的に解除するために、ふたりを先導して鳥居へと向かう。
京の街へと戻ったふたりが、常盤の運営する茶屋に到着すると、ひと騒動起きていた。
「このクソガキ、なにしやがる!」
地面に転がったがらの悪い男が、彼の前に仁王立ちしている身なりの良い若い男に吠える。
「蹴った」
「そんなことは聞いてねえ!」
嘲笑を浮かべる若者を相手に、ごろつきは顔を真っ赤にして立ち上がった。
ふたりのむこうでは、常盤が腰掛を壊されてはかなわぬといったていで、いそいそと腰掛をどけている。
「ふん、やかましい野良犬だな。お前が発情した犬のように女にまとわりついていたのが鬱陶しいから蹴とばした。これで満足か」
「ふざけんな!」
殴りかかるごろつきに若者は慌てることなく、その拳を受け止めると男の顔に肘を打ち込む。
「ぐがっ」
ごろつきは顔を押さえその場にうずくまる。若者は冷たい目で彼を見下ろすと容赦なく蹴り転がす。
「治安が悪くなっているとは聞いてはおったが、このようなくずが大きな顔をできるとはな」
そう言うと若者は懐から細い筒と火打石を取りだし、転がったままうめいている男の頭に筒を突きつける。
「国友の鍛冶師に作らせた短筒じゃ。この火縄に火をつければ、お前の頭ていどは吹き飛ばせるが試してみるか」
舌なめずりしながら宣告する若者の姿には、狂気しか見えなかった。
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