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第1章
第14話 ヒロは犠牲となったようです
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会長と副会長からのお話が終わり、そのついでに目の保養をいただいた俺は、授業と言う名の半ば強制的な力によって走り先輩たちに送ってもらった後、そんなお前の疲れなんて知ったことかとばかりにコイツらが質問攻めをしてきやがった。
え? なぜ疲れてるかって?
いや、確かに距離は短いとは言ったが、疲れているのは全力疾走したためだ。
しかも、なんたることか、先輩たちが意外と速かったのだ。幸い授業前だったためか、人通りが少なかったので、けしからん彼女たちの胸は誰にも―――いや、俺以外に見られることはなかった。
「なあレン、何話してきたんだ?」
「ぜぇ……ぜぇ……別に大したことじゃねぇよ」
「レン? 沙保会長と佳保副会長にお説教されたの? 楽しかった?」
「ぜぇ……楽しくねぇよ、説教もされてねぇ」
正直言うと楽しかった部分もあったかもしれない。……エロ関連で。
「……ふぅ……ていうかアヤは知ってたんだな、先輩たちの名前―――いや、当然か、確か風紀委員だったもんな。知ってなかったらそれはそれで問題だけどな、はは」
やっと息が整った。
「……その言葉、そっくりそのまま返すわ」
「寧ろ選挙の時に寝ることができる、その精神力を尊敬するよ」
エイジが眼鏡をクイっとしながら言ってきた。
「はいはい、素晴らしい皮肉をどうもありがとう」
「……何開き直ってるのよ」
いやはや、ご指摘が鋭いでござるなぁ。何か言い返そうと彼女の方向に向こうとすると、無意識に胸部の方に視線が行ってしまった。
(あの二人に比べると……なんか迫力がなぁ……)
「レン? どこ見てんの? 今一瞬寒気したんだけど、何かした? ――いや……この感じは違うわね……もしかして―――」
「いや??? 俺は何も考えてないぞ?? アヤの気のせいじゃないか? うん、きっとそうだよ」
「……そう? なんか腑に落ちないのよね…………まあいいけど」
(ふう……助かった……)
そう安堵したその次の瞬間―――
「なんかアヤって迫力ないよな」
「あ゛あ゛? なにがよ? ちょっと言ってみ??」
ヒロが思いっきり地雷を踏んだようだ。
「いや?? なんでもないぜ??? ただちょっと胸の部分がさびしいなーっておもっ―――ガッ、グハァ!!」
アヤによる平手インパクトによって、ヒロが教室の端までふっ飛んでいった。
「ああ……ついに犠牲者が……」
「ヒロ……お前のことは忘れないぜ……」
「―――まったく……当然の報いよ」
俺とエイジは英雄の死を嘆いた。アヤはコンプレックスを指摘され、激おこだ。
「―――にしてもレン……ほんとに2人を知らなかったのね……てっきりどこからか情報は仕入れてくると思っていたのに」
「ふっ……俺の陰キャ度をなめんなよ?」
「……それ、自慢になってないって」
俺の欠点部分を晒したところで、ヒロが帰ってきた。
「―――はあー、危なかったぜ……これがリアルじゃなかったら俺死んでたぞ?」
「いや、これリアルだから」
おう、その部分を指摘するんじゃねぇぞ? お?
「まあ、それはどうでもいいとしてな―――今年の会長・副会長は超有名だぞ、なんせあの超美人の初風姉妹だからな!」
「ヒロをそこまで言わしめるとはな…………ハッ! お前、ヒロじゃないナニカか!? この野郎、ヒロを返せぇ!」
「私いらない、そのままでいいよ」
「グァッ……それはいくら鋼メンタルの俺でも傷の1つや2つはつくぜ?」
あっ、ヒロが撃沈しそうだ。
「もっとやればいいじゃない」
「ヒロ……健闘を祈るよ」
エイジが完全に諦めた表情―――優しい笑顔を彼に向ける。
「その後、彼を見たものはひとりもいなかったという……」
「レン! 俺を殺すなぁ! 俺はまだ…………まだ立てる!」
「フラグが立ったのね。お疲れ様」
「やめろおおおおおおおお!!!!!」
彼の悲痛な叫びが学校中に木霊したとかしなかったとか。
え? なぜ疲れてるかって?
いや、確かに距離は短いとは言ったが、疲れているのは全力疾走したためだ。
しかも、なんたることか、先輩たちが意外と速かったのだ。幸い授業前だったためか、人通りが少なかったので、けしからん彼女たちの胸は誰にも―――いや、俺以外に見られることはなかった。
「なあレン、何話してきたんだ?」
「ぜぇ……ぜぇ……別に大したことじゃねぇよ」
「レン? 沙保会長と佳保副会長にお説教されたの? 楽しかった?」
「ぜぇ……楽しくねぇよ、説教もされてねぇ」
正直言うと楽しかった部分もあったかもしれない。……エロ関連で。
「……ふぅ……ていうかアヤは知ってたんだな、先輩たちの名前―――いや、当然か、確か風紀委員だったもんな。知ってなかったらそれはそれで問題だけどな、はは」
やっと息が整った。
「……その言葉、そっくりそのまま返すわ」
「寧ろ選挙の時に寝ることができる、その精神力を尊敬するよ」
エイジが眼鏡をクイっとしながら言ってきた。
「はいはい、素晴らしい皮肉をどうもありがとう」
「……何開き直ってるのよ」
いやはや、ご指摘が鋭いでござるなぁ。何か言い返そうと彼女の方向に向こうとすると、無意識に胸部の方に視線が行ってしまった。
(あの二人に比べると……なんか迫力がなぁ……)
「レン? どこ見てんの? 今一瞬寒気したんだけど、何かした? ――いや……この感じは違うわね……もしかして―――」
「いや??? 俺は何も考えてないぞ?? アヤの気のせいじゃないか? うん、きっとそうだよ」
「……そう? なんか腑に落ちないのよね…………まあいいけど」
(ふう……助かった……)
そう安堵したその次の瞬間―――
「なんかアヤって迫力ないよな」
「あ゛あ゛? なにがよ? ちょっと言ってみ??」
ヒロが思いっきり地雷を踏んだようだ。
「いや?? なんでもないぜ??? ただちょっと胸の部分がさびしいなーっておもっ―――ガッ、グハァ!!」
アヤによる平手インパクトによって、ヒロが教室の端までふっ飛んでいった。
「ああ……ついに犠牲者が……」
「ヒロ……お前のことは忘れないぜ……」
「―――まったく……当然の報いよ」
俺とエイジは英雄の死を嘆いた。アヤはコンプレックスを指摘され、激おこだ。
「―――にしてもレン……ほんとに2人を知らなかったのね……てっきりどこからか情報は仕入れてくると思っていたのに」
「ふっ……俺の陰キャ度をなめんなよ?」
「……それ、自慢になってないって」
俺の欠点部分を晒したところで、ヒロが帰ってきた。
「―――はあー、危なかったぜ……これがリアルじゃなかったら俺死んでたぞ?」
「いや、これリアルだから」
おう、その部分を指摘するんじゃねぇぞ? お?
「まあ、それはどうでもいいとしてな―――今年の会長・副会長は超有名だぞ、なんせあの超美人の初風姉妹だからな!」
「ヒロをそこまで言わしめるとはな…………ハッ! お前、ヒロじゃないナニカか!? この野郎、ヒロを返せぇ!」
「私いらない、そのままでいいよ」
「グァッ……それはいくら鋼メンタルの俺でも傷の1つや2つはつくぜ?」
あっ、ヒロが撃沈しそうだ。
「もっとやればいいじゃない」
「ヒロ……健闘を祈るよ」
エイジが完全に諦めた表情―――優しい笑顔を彼に向ける。
「その後、彼を見たものはひとりもいなかったという……」
「レン! 俺を殺すなぁ! 俺はまだ…………まだ立てる!」
「フラグが立ったのね。お疲れ様」
「やめろおおおおおおおお!!!!!」
彼の悲痛な叫びが学校中に木霊したとかしなかったとか。
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