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管理棟侵入作戦
指を入れるのは無し!
隠し扉は金属でできており魔法耐性の術も仕込まれており、奴隷の逃亡を阻止するにはやりすぎぐらいのものだった。
「はあ、お前のアルデバランは扉こそ破らないからな。」
「はあ。ここまで色気しか担当しない勇者殿に言われてもね。」
俺はプッツンと頭のどこかの血管が切れていた。
お前も魔王と人間の右腕のごった煮から生まれてみろ!
最初から知恵など期待できないと受け入れるしかないだろ!
精一杯の力を込めて扉を蹴ってやろうと、俺は屈めた。
「奴隷の反乱を考えたら普通は扉は外開きでしょ?蹴っても意味無いと思うよ。」
俺はシャキッと背筋を伸ばし、もっと早く言えという風にユージンを睨んだ。
彼はフフッと笑うと、太陽作戦、などと言い出した。
「なんだ、それ?」
「扉の向こうは見張り役~。奴隷がおかしな行動をすれば扉は開く~。」
「いやだ!お前の考えに乗るのは嫌だ!」
「じゃあ、見張りが見回りに来るのを待つ?時間は一杯だ。君のお尻は第一関節も入らなかったから、指一本ぐらいはいけるぐらいに頑張ろうか。」
「――俺にはお前とムフフをする選択肢しかないという事か?」
「呉越同舟。一蓮托生。どこまでも一緒だよ、君。」
俺は締まりっきりの扉を睨み、そして今のところ俺の一番の脅威を見返し、ユージンを始末するには脱出しなければいけないという絶望にガクッとした。
「ああ、畜生!わかった。太陽作戦をしよう。だがな、お尻に指を突っ込むの無し。それでいいな。」
ユージンは俺の返事を聞くや俺を抱きしめた。
キスされる!
ぎゅうと目を瞑ったが、俺は何もされなかった。
何故だろうと思いながら恐る恐る瞼を開けると、ユージンは部下には見せた事が無いだろう緩み切った微笑みを俺に見せているだけなのである。
「ねえ、立ちっぱなしはつかれたから座ろうか?」
「え、ああ。」
俺達は、いや、俺はユージンに抱き寄せられているまま床に座った。
俺の尻の下にはユージンの膝。
「石は裸の尻には冷たすぎる。」
「お前は?」
「愛する人の為なら、俺は布団にだってなるよ。」
「そ、そうか。ユージン。ありがとう。」
「どういたしまして。」
どうしたんだ?
なぜ何もしかけて来ない!
「はあ、お前のアルデバランは扉こそ破らないからな。」
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俺はプッツンと頭のどこかの血管が切れていた。
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最初から知恵など期待できないと受け入れるしかないだろ!
精一杯の力を込めて扉を蹴ってやろうと、俺は屈めた。
「奴隷の反乱を考えたら普通は扉は外開きでしょ?蹴っても意味無いと思うよ。」
俺はシャキッと背筋を伸ばし、もっと早く言えという風にユージンを睨んだ。
彼はフフッと笑うと、太陽作戦、などと言い出した。
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キスされる!
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「石は裸の尻には冷たすぎる。」
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