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屋敷の上階にこそ危険フラグが一杯
友達だったら?
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「ユージン?」
「君は友達なんだろう?君は友人にどこまでできる?挨拶して、楽しい言葉を交わし合う、それは、単なる知り合いだ。俺は君と親友で、恋人にもなりたいんだよ。君を愛している、それだけなんだ。」
俺はどうすればいい?
確かに俺の耳を齧り、その合間に俺の耳の下や首筋にキスの雨を降らせているユージンの唇は熱く、俺を抱きしめている腕も体もどこもかしこも熱い。
「す、素股じゃいけないの?」
「人と繋がる。それでこもった熱が放出される。ああ、このままじゃあ、俺は内臓が溶けて死んでしまう。」
「で、でも?」
「友人だろう?」
俺を抱き締めていただけのユージンの手は、俺の胸をまさぐるものと、俺の下半身に伸びていくものと、それぞれが攻撃を開始し始めた。
自分乳首をつまんでも何の感覚も無いのに、どうしてユージンの二本の指で軽く挟まれただけで体にびくりと電流みたいなものが走るのだろう。
「あ、ああ。ユージン。」
「いいかな、ああ。ヴォラク。いいかな?」
ユージンの俺の下半身に伸びていった右手、その指が俺の尻の間にある出口でしか無いものに初めて触れた。
ぞくん、と体が震えた。
指の腹だけで触れられただけでその感覚なのに、その指はそこをゆっくりと撫で始めた。
ユージンの指の動きに呼応するように、俺のそこが勝手にぷくりと腫れていく気がするのは錯覚なのだろうか。
「っ!」
痛みを感じたのは、俺の下半身が勃ち上がりかけたのに、俺が固い床にうつ伏せの為に勃てさせられなかったからだ。
「表になろうか。その方が君の身体が楽になる。」
「お前は!俺が一番のようで、自分こそじゃないか!」
「君が一番だ。だけど、俺が死んだら君を誰も守れない、だろ?俺という親友がいなくなるのは寂しいと思うよ。」
俺はぎゅうと目を瞑った。
拘束されていて、そして、友人の為という大義名分があれば、俺の心を騙すことはできるのか?
自分に自問しておいて、俺はユージンの手の動きを止めたい自分こそいないことにぞっとした。
俺は、やりたい、だけ?
「さあ、決めて。俺とお友達でいるのか、俺を見捨てるのか。」
「卑怯だよ。そしてね、意地悪だよ、お前は。何もしないで俺に頼んでくれよ。こんなんじゃ、ああ、俺がお前を受け入れても、こんなんじゃ俺がお前からの快楽が欲しいだけみたいじゃないか。」
俺はグルんと仰向けられた。
俺の身体からはユージンの手の感触が消え、それどころか、俺を拘束していたカペラも姿を消していた。
「え、何が?」
俺は周囲を見回して、転がっている俺を見下ろしている男の影におびえた。
ユージンが何人も立っていて、俺に抱きついていたユージンは頭を失って床に転がっていた。
もはやユージンの姿をしていなかったけれど。
俺の周りに立つユージンも、どんどんと元のトルソー人形に変わっていく。
「何が?」
床に転がっているトルソーの横にユージンがしゃがんでいた。
「何が起きたの?」
「普通に、宝箱のトラップだよ。箱の中から出てくるお化け。」
「そうか。」
俺はホッとして、しかし、凄く脅えた。
俺はユージンではない誘惑に溺れかけていたの?と。
「まったく。いい所で襲われるとはね。もう少しで君のそこに指を入れ込めたというのに。」
自分の尻穴を弄んでいたのが宝箱の化け物ではなく、いつものユージンで良かったなんて、俺が思ってしまったとは。
こいつは死にそうだと俺に嘘を吐いて襲おうとしていたというのに!
ごとん。
しゃがんでいたユージンがそのまま横倒しとなった。
え?
転がったユージンから湯気が立っている???
「君は友達なんだろう?君は友人にどこまでできる?挨拶して、楽しい言葉を交わし合う、それは、単なる知り合いだ。俺は君と親友で、恋人にもなりたいんだよ。君を愛している、それだけなんだ。」
俺はどうすればいい?
確かに俺の耳を齧り、その合間に俺の耳の下や首筋にキスの雨を降らせているユージンの唇は熱く、俺を抱きしめている腕も体もどこもかしこも熱い。
「す、素股じゃいけないの?」
「人と繋がる。それでこもった熱が放出される。ああ、このままじゃあ、俺は内臓が溶けて死んでしまう。」
「で、でも?」
「友人だろう?」
俺を抱き締めていただけのユージンの手は、俺の胸をまさぐるものと、俺の下半身に伸びていくものと、それぞれが攻撃を開始し始めた。
自分乳首をつまんでも何の感覚も無いのに、どうしてユージンの二本の指で軽く挟まれただけで体にびくりと電流みたいなものが走るのだろう。
「あ、ああ。ユージン。」
「いいかな、ああ。ヴォラク。いいかな?」
ユージンの俺の下半身に伸びていった右手、その指が俺の尻の間にある出口でしか無いものに初めて触れた。
ぞくん、と体が震えた。
指の腹だけで触れられただけでその感覚なのに、その指はそこをゆっくりと撫で始めた。
ユージンの指の動きに呼応するように、俺のそこが勝手にぷくりと腫れていく気がするのは錯覚なのだろうか。
「っ!」
痛みを感じたのは、俺の下半身が勃ち上がりかけたのに、俺が固い床にうつ伏せの為に勃てさせられなかったからだ。
「表になろうか。その方が君の身体が楽になる。」
「お前は!俺が一番のようで、自分こそじゃないか!」
「君が一番だ。だけど、俺が死んだら君を誰も守れない、だろ?俺という親友がいなくなるのは寂しいと思うよ。」
俺はぎゅうと目を瞑った。
拘束されていて、そして、友人の為という大義名分があれば、俺の心を騙すことはできるのか?
自分に自問しておいて、俺はユージンの手の動きを止めたい自分こそいないことにぞっとした。
俺は、やりたい、だけ?
「さあ、決めて。俺とお友達でいるのか、俺を見捨てるのか。」
「卑怯だよ。そしてね、意地悪だよ、お前は。何もしないで俺に頼んでくれよ。こんなんじゃ、ああ、俺がお前を受け入れても、こんなんじゃ俺がお前からの快楽が欲しいだけみたいじゃないか。」
俺はグルんと仰向けられた。
俺の身体からはユージンの手の感触が消え、それどころか、俺を拘束していたカペラも姿を消していた。
「え、何が?」
俺は周囲を見回して、転がっている俺を見下ろしている男の影におびえた。
ユージンが何人も立っていて、俺に抱きついていたユージンは頭を失って床に転がっていた。
もはやユージンの姿をしていなかったけれど。
俺の周りに立つユージンも、どんどんと元のトルソー人形に変わっていく。
「何が?」
床に転がっているトルソーの横にユージンがしゃがんでいた。
「何が起きたの?」
「普通に、宝箱のトラップだよ。箱の中から出てくるお化け。」
「そうか。」
俺はホッとして、しかし、凄く脅えた。
俺はユージンではない誘惑に溺れかけていたの?と。
「まったく。いい所で襲われるとはね。もう少しで君のそこに指を入れ込めたというのに。」
自分の尻穴を弄んでいたのが宝箱の化け物ではなく、いつものユージンで良かったなんて、俺が思ってしまったとは。
こいつは死にそうだと俺に嘘を吐いて襲おうとしていたというのに!
ごとん。
しゃがんでいたユージンがそのまま横倒しとなった。
え?
転がったユージンから湯気が立っている???
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