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二日目さえ乗り切れば!
愛しているなら奪えばいい
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簡単なキスだ。
俺こそ俺が守ろうとしている生活を壊したいって望んでいるって知っているよ、という事を教えるキスだ。
「俺は君を守りたいんだ。」
「俺は……言えやしない。」
母が言う通りに大学に行き、母と一緒に決めたあのアパートに住み続けなきゃ。
「言ってくれ。俺は二週間前に君が誰だか見つける事が出来てね、君のことは全部、ぜんぶ調べさせてもらったよ。」
九曜は俺の耳元にキスをした。
ちゃんと聞いている?と、彼が俺に突き付けた俺の真実を知っているという事を俺の耳にさらに押し込むように。
「だから、同情、ですか?それとも、天涯孤独な人間ならば、好きなように飼えるって思っていますか?」
「俺を怒らせたいんだね。構わない。俺は君を守りたい。君が俺を傷つけたいなら、それも俺は受け入れる。君が笑っていられるなら俺はなんだってするよ。」
「どっかの歌詞みたいじゃないか。」
「確かに。」
九曜はキスをしてこなかったが俺をぎゅうと抱きしめた。
両腕を縛られてベッドに括りつけられている男に対して、守りたいと囁いて抱き締めてあやす男。
その男の左手は縛られた男の下着の中に入り込んでおり、動きを止めたが今だにその手は縛られた男の性器を握っている。
俺が望むなら何でも与えるというのか。
甘い言葉に、甘い快楽。
いいよ、君は何もしなくて、君を守りたいだけだから?
「ははは。確かに笑えるな。結局これかよ!」
父も母も俺に頼るどころか相談さえもしてくれず、勝手に先に逝ったのだ。
「空くん?」
「笑える状況だって言ってんだよ。ああ、畜生!誰がお前に好きだなんて言うか!誰がお前に頼ると言うか!俺はお前を見誤っていたよ!このまんまじゃさあ!お前と安曇みたいな対等な関係なんか俺には無いじゃないか!」
「だから!陸朗とは終わっているって、俺は!」
「うるせえよ!何が俺の気持ちだ!俺の気持ちなんかこれっぽちも欲しがっていないじゃないか!俺が欲しいなら奪えよ!」
「奪ってもそこに君の心が無いなら意味がない!俺は君に愛されたいんだ!」
「はっ。守ってやりたい、なんでもする、だけじゃないのかよ。だったら黙って奉仕しろよ。俺を慰めたいんだろ?お前が奴隷になれよ!ご主人様じゃなくてさ!」
俺の下着から九曜の手はするりと抜かれ、今まで九曜に温められていた場所はひんやりとした空気に触れた。
身を起こした九曜は俺を睨みつけながら、着ていたシャツをゆっくりと脱ぎ去った。
「奪うよ。待ったは無しだ。」
「いいや、待った、だよ。俺を抱きたいなら俺の部屋にしてくれ。こんな豪勢な部屋でシルクパジャマを着ている俺じゃない。かろうじてユニットバスがついているだけの五万のボロアパートで抱いてくれ。何もないのが本当の俺自身なんだからさ。」
九曜は、わかった、と言った。
俺こそ俺が守ろうとしている生活を壊したいって望んでいるって知っているよ、という事を教えるキスだ。
「俺は君を守りたいんだ。」
「俺は……言えやしない。」
母が言う通りに大学に行き、母と一緒に決めたあのアパートに住み続けなきゃ。
「言ってくれ。俺は二週間前に君が誰だか見つける事が出来てね、君のことは全部、ぜんぶ調べさせてもらったよ。」
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ちゃんと聞いている?と、彼が俺に突き付けた俺の真実を知っているという事を俺の耳にさらに押し込むように。
「だから、同情、ですか?それとも、天涯孤独な人間ならば、好きなように飼えるって思っていますか?」
「俺を怒らせたいんだね。構わない。俺は君を守りたい。君が俺を傷つけたいなら、それも俺は受け入れる。君が笑っていられるなら俺はなんだってするよ。」
「どっかの歌詞みたいじゃないか。」
「確かに。」
九曜はキスをしてこなかったが俺をぎゅうと抱きしめた。
両腕を縛られてベッドに括りつけられている男に対して、守りたいと囁いて抱き締めてあやす男。
その男の左手は縛られた男の下着の中に入り込んでおり、動きを止めたが今だにその手は縛られた男の性器を握っている。
俺が望むなら何でも与えるというのか。
甘い言葉に、甘い快楽。
いいよ、君は何もしなくて、君を守りたいだけだから?
「ははは。確かに笑えるな。結局これかよ!」
父も母も俺に頼るどころか相談さえもしてくれず、勝手に先に逝ったのだ。
「空くん?」
「笑える状況だって言ってんだよ。ああ、畜生!誰がお前に好きだなんて言うか!誰がお前に頼ると言うか!俺はお前を見誤っていたよ!このまんまじゃさあ!お前と安曇みたいな対等な関係なんか俺には無いじゃないか!」
「だから!陸朗とは終わっているって、俺は!」
「うるせえよ!何が俺の気持ちだ!俺の気持ちなんかこれっぽちも欲しがっていないじゃないか!俺が欲しいなら奪えよ!」
「奪ってもそこに君の心が無いなら意味がない!俺は君に愛されたいんだ!」
「はっ。守ってやりたい、なんでもする、だけじゃないのかよ。だったら黙って奉仕しろよ。俺を慰めたいんだろ?お前が奴隷になれよ!ご主人様じゃなくてさ!」
俺の下着から九曜の手はするりと抜かれ、今まで九曜に温められていた場所はひんやりとした空気に触れた。
身を起こした九曜は俺を睨みつけながら、着ていたシャツをゆっくりと脱ぎ去った。
「奪うよ。待ったは無しだ。」
「いいや、待った、だよ。俺を抱きたいなら俺の部屋にしてくれ。こんな豪勢な部屋でシルクパジャマを着ている俺じゃない。かろうじてユニットバスがついているだけの五万のボロアパートで抱いてくれ。何もないのが本当の俺自身なんだからさ。」
九曜は、わかった、と言った。
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