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群青の時~ロックな人々すべてに捧ぐ!!
#1 ロックな夜に
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いくえにも重なるスポットライトのなかを漂う非線形のタバコの煙と、白っぽい無数の微物。
カウンターのうえに並べられたウイスキーやリキュール類のボトル。銀メッキされたシェーカーが放つ鋭い反射光と、蛍光に色づくカクテルグラスの液体。無音のまま放映されている、ストーンズの古いミュージックビデオ。
化粧品や整髪料の刺激臭と、バニラに似た甘ったるいガラム煙草の匂い。観客たちそれぞれが発する、微かな体臭。
ライブ直前の蠱惑的で、奇妙な静けさ。思い思いの期待感にざわめく薄暗い店内……ステージ上には、まるで縮尺された都市の夜景のように、さまざまな機器類の有色ランプが灯っている。赤、青、黄色の小さな点灯____ほの暗い闇のもとにひっそりと鎮まる、マーシャルのアンプ群。
もうとっくに開演時刻はすぎているのに、なかなか「ダラス」のライブは始まろとしない。毎度のことながら、また何かハプニングか揉めごとがあって、そのために開演が押しているのだろうか?
それはそれとしても、今日のライブ会場には、心なしか女の子の数が多いような気がする。ひょっとしたら、対バンに人気女性ボーカル率いる「ベッキー」が出演する予定だからかも知れない。あまり集客力のない、マニアックな正統派ロックバンドのダラスにとっては、自らを売り込む絶好のチャンスなのだが……。
急な暗転と静寂。ライブハウス内のあらゆる照明とBGMが消され、そのかわりに開演を告げるラベルの『ボレロ』が大音量で流される。
いよいよ、ダラスのライブがスタートする。
しかしながら僕は、長ったらしい前時代的な音楽を聞かされているせいか、昂揚感よりもむしろじりじりとした焦燥感に襲われる。こんな悪趣味で、もったいぶったオープニングの演出を思いつくのは、きっとバンドリーダーの高梨遊行その人にちがいない。
やがてメンバーの一人ひとりが無言劇の影となって舞台上に現れ、軽く楽器を鳴らしたり、チューニングを直したりして演奏の準備をする。けれども、この時点でメインボーカルの秀丸の姿は、どこにも見あたらない。
闇のなかで、しだいに高まっていく四分の一拍子の旋律……その単調なリフレーンが最高潮に達したとき、突如として舞台奥で巨大なライトが明滅し、ふっつりと曲が途絶える。視覚を幻惑された僕は、大きなくしゃみをひとつする。
そこにすかさずシンセサイザーの、無機質な電子音が響き渡る。ついで「でかい体で、細かい手数」を身上とするドラムのジャンボが素早くカウントを刻むと共に、高だかとスネアーを打ち鳴らす。
と同時に、それに呼応して長めのストラップで低くギターを構えた片山翼が、細身の体を凛々しく上下動させながら、数小節にわたって高低のリフを反復する。
突然、舞台全体がぱっと明るくなる。すると、その中心にはいつのまにかボーカルの秀丸が立っていて、長身で筋肉質の彼は数秒のあいだ扇情的なダンスをしてから、おもむろに歌い出す。
最近のオープニング曲は、たいていこの『情熱の歌をあなたに』と決まっている。フェンダー社のテレキャスを胸高に抱いた小柄な高梨遊行は、問題児の秀丸が出だしになんのトラブルも起こさなかったことにしごくご満悦で、とり澄ました表情のままリズムを支援する。
(♪
魅惑のビジネスウーマン
愛を騙る堕天使
金を集めて
魂を忘れた
僕は愛用の一眼レフのカメラを構え、ステージ上で展開されるダラスのパフォーマンスを接写する。ただ、被写体の主役は常に秀丸だけだ。
(♪
Passion Play!
無情の仲
Passion Play!
でも愛されたい
Passion Play!
愛されたい
頭髪をちりちりのソバージュにしている片山は、その飴細工みたいなロングヘアーをふり乱して力強くガットを爪弾くなり、すぐさまエフェクターのペダルを踏んで長くエコーをかける。その残響が消えないうちに、ドラムのジャンボは若かりし頃のコージー・パウエルさながらに数パターンの変拍子を刻み、それに再びギターの翼がアーミングとチョーキングのスキルを駆使しつつ、ひずんだ音で心地よくレスポールをかき鳴らして応え、そのまま新曲の『クリスタル』へとつないでいく。
彼女が新曲のイントロを軽快に弾奏しはじめたとたん、ダラスのコアなファンたちがいっせいに席を立ち、そのうちの何人かは低いステージの前に群がって踊り出す。
僕はそんな予定調和的な乱痴気騒ぎには目もくれず、一瞬のまも逃さぬように秀丸の姿をカメラに撮りつづける。
いったん演奏が終わって休息をかねたMCの時間になると、会場のあちこちから片山翼に向かって「ジミー」のかけ声が飛ぶ。むろん、「ジミー」とは伝説の名ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスではなく、彼女が敬愛してやまないレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジのほうだ。
ところが、ボーカルの秀丸はひと言も喋らずに、ステージのうえでぬっと立ちつくしている。見かねたバンドリーダーの高梨がマイクを通して観客に挨拶したあと、口から出任せに瑣末な世間話をしながら、その場を少しでもなごませようと努める。
しばらくそれを退屈そうに聞き流していた秀丸が、やおら背後に意味ありげな目配せをする。と、察しのいいドラムのジャンボは、待ってましたとばかりにハイハットのペダルを踏んでカウントする一方、即座にバスドラを叩いて次曲の序奏をはじめてしまう。
泡を食った高梨は世間話もそこそこに、あたふたとベースを抱えて、なんとかそれに追いつこうと必死になる。
ダラスのライブは、このあと『アジアの恋人たち』や『いつまでも』、『Pain in the Rain』といった往年の名曲をまじえて徐々に熱気を帯びてきたが、これからが佳境というところで、なぜか唐突に最後の曲目が告げられる。ふだんの演奏よりも三十分近く早い終演、まれに見る短時間ライブだ。
もしかしたら、秀丸の繊弱な喉に何か支障が生じたのか、でなければ我がままな彼の単なる気まぐれにすぎないのか?
いずれにせよ、最後の曲はもっかあるB級映画の劇伴に採用されそうな『今夜、月のもとへ』というタイトルのバラード。これがほんとうに本日のラストを飾る一曲……今夜の秀丸は、きっと客のアンコールにはいっさい応えないだろう。
(♪
暗くなる
光きらめくマーチね
闇に抱かれ
過ごした
涙こぼれて
夢を溶かした
空のカ・ケ・ラ……
Take,take me to the moon,
tonight.
Take,take me to the moon,
tonight!
大づめのギターソロでは、翼がインドの弦楽器____シタールの手技をベースにした指弾きでエキゾチックな演奏をすれば、それにつづいて秀丸が透明感のある柔らかな歌声を場内に響かせる。
(♪
夜が明ければ 雨が降るよ
優しい雨が
羽を失くした地上の天使
お目覚めだね……
僕はカメラを手にしたまま、さりげなく観客席の反応を伺う。どの顔もほとんど知り合いばかりだから、みんな一様に満足そうな表情を浮かべている。
今日のライブはそれなりに上手くいったし、もうこれぐらいで充分だろう……案の定、観客から何度となくアンコールの要請があったものの、ダラスのメンバーは誰ひとりとしてステージ上に戻って来なかった。
カウンターのうえに並べられたウイスキーやリキュール類のボトル。銀メッキされたシェーカーが放つ鋭い反射光と、蛍光に色づくカクテルグラスの液体。無音のまま放映されている、ストーンズの古いミュージックビデオ。
化粧品や整髪料の刺激臭と、バニラに似た甘ったるいガラム煙草の匂い。観客たちそれぞれが発する、微かな体臭。
ライブ直前の蠱惑的で、奇妙な静けさ。思い思いの期待感にざわめく薄暗い店内……ステージ上には、まるで縮尺された都市の夜景のように、さまざまな機器類の有色ランプが灯っている。赤、青、黄色の小さな点灯____ほの暗い闇のもとにひっそりと鎮まる、マーシャルのアンプ群。
もうとっくに開演時刻はすぎているのに、なかなか「ダラス」のライブは始まろとしない。毎度のことながら、また何かハプニングか揉めごとがあって、そのために開演が押しているのだろうか?
それはそれとしても、今日のライブ会場には、心なしか女の子の数が多いような気がする。ひょっとしたら、対バンに人気女性ボーカル率いる「ベッキー」が出演する予定だからかも知れない。あまり集客力のない、マニアックな正統派ロックバンドのダラスにとっては、自らを売り込む絶好のチャンスなのだが……。
急な暗転と静寂。ライブハウス内のあらゆる照明とBGMが消され、そのかわりに開演を告げるラベルの『ボレロ』が大音量で流される。
いよいよ、ダラスのライブがスタートする。
しかしながら僕は、長ったらしい前時代的な音楽を聞かされているせいか、昂揚感よりもむしろじりじりとした焦燥感に襲われる。こんな悪趣味で、もったいぶったオープニングの演出を思いつくのは、きっとバンドリーダーの高梨遊行その人にちがいない。
やがてメンバーの一人ひとりが無言劇の影となって舞台上に現れ、軽く楽器を鳴らしたり、チューニングを直したりして演奏の準備をする。けれども、この時点でメインボーカルの秀丸の姿は、どこにも見あたらない。
闇のなかで、しだいに高まっていく四分の一拍子の旋律……その単調なリフレーンが最高潮に達したとき、突如として舞台奥で巨大なライトが明滅し、ふっつりと曲が途絶える。視覚を幻惑された僕は、大きなくしゃみをひとつする。
そこにすかさずシンセサイザーの、無機質な電子音が響き渡る。ついで「でかい体で、細かい手数」を身上とするドラムのジャンボが素早くカウントを刻むと共に、高だかとスネアーを打ち鳴らす。
と同時に、それに呼応して長めのストラップで低くギターを構えた片山翼が、細身の体を凛々しく上下動させながら、数小節にわたって高低のリフを反復する。
突然、舞台全体がぱっと明るくなる。すると、その中心にはいつのまにかボーカルの秀丸が立っていて、長身で筋肉質の彼は数秒のあいだ扇情的なダンスをしてから、おもむろに歌い出す。
最近のオープニング曲は、たいていこの『情熱の歌をあなたに』と決まっている。フェンダー社のテレキャスを胸高に抱いた小柄な高梨遊行は、問題児の秀丸が出だしになんのトラブルも起こさなかったことにしごくご満悦で、とり澄ました表情のままリズムを支援する。
(♪
魅惑のビジネスウーマン
愛を騙る堕天使
金を集めて
魂を忘れた
僕は愛用の一眼レフのカメラを構え、ステージ上で展開されるダラスのパフォーマンスを接写する。ただ、被写体の主役は常に秀丸だけだ。
(♪
Passion Play!
無情の仲
Passion Play!
でも愛されたい
Passion Play!
愛されたい
頭髪をちりちりのソバージュにしている片山は、その飴細工みたいなロングヘアーをふり乱して力強くガットを爪弾くなり、すぐさまエフェクターのペダルを踏んで長くエコーをかける。その残響が消えないうちに、ドラムのジャンボは若かりし頃のコージー・パウエルさながらに数パターンの変拍子を刻み、それに再びギターの翼がアーミングとチョーキングのスキルを駆使しつつ、ひずんだ音で心地よくレスポールをかき鳴らして応え、そのまま新曲の『クリスタル』へとつないでいく。
彼女が新曲のイントロを軽快に弾奏しはじめたとたん、ダラスのコアなファンたちがいっせいに席を立ち、そのうちの何人かは低いステージの前に群がって踊り出す。
僕はそんな予定調和的な乱痴気騒ぎには目もくれず、一瞬のまも逃さぬように秀丸の姿をカメラに撮りつづける。
いったん演奏が終わって休息をかねたMCの時間になると、会場のあちこちから片山翼に向かって「ジミー」のかけ声が飛ぶ。むろん、「ジミー」とは伝説の名ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスではなく、彼女が敬愛してやまないレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジのほうだ。
ところが、ボーカルの秀丸はひと言も喋らずに、ステージのうえでぬっと立ちつくしている。見かねたバンドリーダーの高梨がマイクを通して観客に挨拶したあと、口から出任せに瑣末な世間話をしながら、その場を少しでもなごませようと努める。
しばらくそれを退屈そうに聞き流していた秀丸が、やおら背後に意味ありげな目配せをする。と、察しのいいドラムのジャンボは、待ってましたとばかりにハイハットのペダルを踏んでカウントする一方、即座にバスドラを叩いて次曲の序奏をはじめてしまう。
泡を食った高梨は世間話もそこそこに、あたふたとベースを抱えて、なんとかそれに追いつこうと必死になる。
ダラスのライブは、このあと『アジアの恋人たち』や『いつまでも』、『Pain in the Rain』といった往年の名曲をまじえて徐々に熱気を帯びてきたが、これからが佳境というところで、なぜか唐突に最後の曲目が告げられる。ふだんの演奏よりも三十分近く早い終演、まれに見る短時間ライブだ。
もしかしたら、秀丸の繊弱な喉に何か支障が生じたのか、でなければ我がままな彼の単なる気まぐれにすぎないのか?
いずれにせよ、最後の曲はもっかあるB級映画の劇伴に採用されそうな『今夜、月のもとへ』というタイトルのバラード。これがほんとうに本日のラストを飾る一曲……今夜の秀丸は、きっと客のアンコールにはいっさい応えないだろう。
(♪
暗くなる
光きらめくマーチね
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tonight.
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(♪
夜が明ければ 雨が降るよ
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僕はカメラを手にしたまま、さりげなく観客席の反応を伺う。どの顔もほとんど知り合いばかりだから、みんな一様に満足そうな表情を浮かべている。
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