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1日目
第06話 扉
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『ブチ…』
あまり、金属に相応しく無い音がして、
『カッラーン』
という音と共に刃の部分が床に落ちた。
シオンは金属製の直剣を指鋏で、
なんなく切り落としてしまった。
「竜種撃退は余裕かも知れん
……いや、ミスって討伐もあり得る。
だがこのままだと、生活が出来んぞ。
ムストラ……弱体化の魔法等はないか?」
「あるにはありますが、
四六時中ワシが側に居るわけにも行かん。
呪いの装備品でしたら、
めぼしい物がありますが……」
「阿保!?」
国王とムストラが相談をし始めた。
シオンはシオンで考え事をしていた。
確かにこの世界に留まると決めた以上、
このままだと生活は厳しい。
-ドアは開ける度に粉砕……。
-握手しようものなら腕破壊……。
-弱体化か……。
経験値を消費して修得出来るスキル、
魔法がないか調べてみる事に………
………あった。
いとも簡単に見付かった。
スキル➡アクティブ➡筋力➡倍化に
[虫]1/100000
1Exp
[魚]1/10000
10Exp
[粘水]1/1000
50Exp
[小鬼]1/100
100Exp
[凡人]1/10
500Exp
[闘士]10
1000Exp
[聖人]100
5000Exp
[聖神]1000
10000Exp
[魔人]10000
50000Exp
[魔神]100000
100000Exp
取敢ず[魔神]まで修得して、
残量:81011228Exp
[虫] ON っと 1/100000つまり、筋力2になった。
「かふぅ……」
シオンはその場にへたりこんだ。
国王が駆け寄ってくる。
「おい、どうした……大丈夫か?」
「よ……鎧重い……」
「はぁ⁉ 何を言って……」
どうやら、筋力を下げすぎたようだ。
自らの鎧すら保てなくなった。
[虫] OFF、[粘水] ON…… 1/1000、筋力200だ。
今度は大丈夫、立ち上がり一息つく。
「ふぅ……」
「おぃおぃ、本当に大丈夫か?
やはり筋力が急に上がったからバランスが……」
「悪ぃ悪ぃ、
心配させちまったな。
常時弱体化のスキルがあったんで使ったら、
下げすぎた。
1/100000だと鎧に潰されるかと思ったわ……」
「何!? そんなスキルが
……そうか、Lv.1000など未知の存在。
……生活の為のスキルがあるのだな、
神の恩恵か……」
「どうだろうな……はは」
国王はLv.1000に上がる途中で、
手に入れたと思っている。
事実この世界で知られている、
スキル・魔法はレベルアップ時に
その者の適性で修得するからだ。
だが、シオンのは違う何時でも、
好きな時に、
望むスキル・魔法を修得できる。
シオンはシオンでこれが、
この世界の普通だと。
……この誤解は後に悲劇を……
……生みはしない。
と思う。
-さて、これで生活は大丈夫だろう。
「兄貴!
これで俺も竜種撃退に役たてるかな?」
「役立つもなにも、主力だろう?
それに、先程も言ったが余裕だろう。
……そうだな、
現場まで10日はかかる。
出発は早い方がいい。
国の為にも現場に赴くか」
「10日もかかるのか? 遠いな……」
シオンは先の効果を利用し、
最速で行けないか考える。
-筋力[魔神]で筋力を上げて、
-ダッシュで……。
-途中で人に当たったらどうなる?
-一瞬で木っ端微塵か……笑えない。
-それにこれだと、俺しか行けないか。
-皆で他に迷惑をかけずに移動となる……。
-飛んでくか?
-い魔王界の時みたいに扉だせないかな。
-あれは魔法使いが出してくれたよな……。
魔法➡生活➡移動➡扉
[街の扉]特殊級
同国内 消費MP:100 10000Exp
[国の扉]秘宝級
同陸内 消費MP:500 100000Exp
[陸の扉]伝説級
同星内 消費MP:1000 1000000Exp
[星の扉]神話級
同界内 消費MP:5000 10000000Exp
[界の扉]危険級
無制限 消費MP:10000 100000000Exp
-無制限は無理か……。
-まぁ、今回は国境って事だし、
-今後何があるかわからんから、
-無駄遣いは止めとこう。
-[陸の扉]でいいか。
残量:79901228Exp
俺は空中に両手を翳し、
魔法名を唱える。
「[陸の扉]」
『バリィィ』
忽ち翳した1m先に、
雷鳴と共に禍々しいオーラを纏った
鉄扉が出現した。
シオンは扉を出したところで
重要な事に気付く。
「……やべ、場所わかんねぇ……」
皆は驚きで声が出ない。
具現化など見たこと、
聴いたことが無いからだ。
エレメント系の魔法でさえ、
この世界では操る事しかできないのだ。
ムストラが問てきた。
「シオン殿? それは一体……」
無論ムストラは、
具現化魔法の存在を聴いている。
「ムストラさん丁度いいや、
今扉造ったんだけど、
俺は竜種の場所知らなくてさ。
ムストラさん、
扉開けてもらっていいっすか?」
(え? コレに? 触れるの?)
ムストラは「誰か代わって」
の目線で周囲を見ると、
皆「どーぞ、どーぞ」の姿勢をとっていた。
見たことがない具現化の魔法に加え、
禍々しいオーラの鉄扉……触りたくない。
……が本音であるが、
国王までもが「どーぞ」の姿勢でいる。
(やるしかないか……
余の人生もここまでかぁ……)
死を覚悟しドアノブに触れると、
ムストラに脳内アナウンスが流れた。
『行先を決めてください。』
(行先? 行先かぁ……。
死ぬ前に田舎の孫達の顔を見たかったな……)
『ギギィ』
あまり、金属に相応しく無い音がして、
『カッラーン』
という音と共に刃の部分が床に落ちた。
シオンは金属製の直剣を指鋏で、
なんなく切り落としてしまった。
「竜種撃退は余裕かも知れん
……いや、ミスって討伐もあり得る。
だがこのままだと、生活が出来んぞ。
ムストラ……弱体化の魔法等はないか?」
「あるにはありますが、
四六時中ワシが側に居るわけにも行かん。
呪いの装備品でしたら、
めぼしい物がありますが……」
「阿保!?」
国王とムストラが相談をし始めた。
シオンはシオンで考え事をしていた。
確かにこの世界に留まると決めた以上、
このままだと生活は厳しい。
-ドアは開ける度に粉砕……。
-握手しようものなら腕破壊……。
-弱体化か……。
経験値を消費して修得出来るスキル、
魔法がないか調べてみる事に………
………あった。
いとも簡単に見付かった。
スキル➡アクティブ➡筋力➡倍化に
[虫]1/100000
1Exp
[魚]1/10000
10Exp
[粘水]1/1000
50Exp
[小鬼]1/100
100Exp
[凡人]1/10
500Exp
[闘士]10
1000Exp
[聖人]100
5000Exp
[聖神]1000
10000Exp
[魔人]10000
50000Exp
[魔神]100000
100000Exp
取敢ず[魔神]まで修得して、
残量:81011228Exp
[虫] ON っと 1/100000つまり、筋力2になった。
「かふぅ……」
シオンはその場にへたりこんだ。
国王が駆け寄ってくる。
「おい、どうした……大丈夫か?」
「よ……鎧重い……」
「はぁ⁉ 何を言って……」
どうやら、筋力を下げすぎたようだ。
自らの鎧すら保てなくなった。
[虫] OFF、[粘水] ON…… 1/1000、筋力200だ。
今度は大丈夫、立ち上がり一息つく。
「ふぅ……」
「おぃおぃ、本当に大丈夫か?
やはり筋力が急に上がったからバランスが……」
「悪ぃ悪ぃ、
心配させちまったな。
常時弱体化のスキルがあったんで使ったら、
下げすぎた。
1/100000だと鎧に潰されるかと思ったわ……」
「何!? そんなスキルが
……そうか、Lv.1000など未知の存在。
……生活の為のスキルがあるのだな、
神の恩恵か……」
「どうだろうな……はは」
国王はLv.1000に上がる途中で、
手に入れたと思っている。
事実この世界で知られている、
スキル・魔法はレベルアップ時に
その者の適性で修得するからだ。
だが、シオンのは違う何時でも、
好きな時に、
望むスキル・魔法を修得できる。
シオンはシオンでこれが、
この世界の普通だと。
……この誤解は後に悲劇を……
……生みはしない。
と思う。
-さて、これで生活は大丈夫だろう。
「兄貴!
これで俺も竜種撃退に役たてるかな?」
「役立つもなにも、主力だろう?
それに、先程も言ったが余裕だろう。
……そうだな、
現場まで10日はかかる。
出発は早い方がいい。
国の為にも現場に赴くか」
「10日もかかるのか? 遠いな……」
シオンは先の効果を利用し、
最速で行けないか考える。
-筋力[魔神]で筋力を上げて、
-ダッシュで……。
-途中で人に当たったらどうなる?
-一瞬で木っ端微塵か……笑えない。
-それにこれだと、俺しか行けないか。
-皆で他に迷惑をかけずに移動となる……。
-飛んでくか?
-い魔王界の時みたいに扉だせないかな。
-あれは魔法使いが出してくれたよな……。
魔法➡生活➡移動➡扉
[街の扉]特殊級
同国内 消費MP:100 10000Exp
[国の扉]秘宝級
同陸内 消費MP:500 100000Exp
[陸の扉]伝説級
同星内 消費MP:1000 1000000Exp
[星の扉]神話級
同界内 消費MP:5000 10000000Exp
[界の扉]危険級
無制限 消費MP:10000 100000000Exp
-無制限は無理か……。
-まぁ、今回は国境って事だし、
-今後何があるかわからんから、
-無駄遣いは止めとこう。
-[陸の扉]でいいか。
残量:79901228Exp
俺は空中に両手を翳し、
魔法名を唱える。
「[陸の扉]」
『バリィィ』
忽ち翳した1m先に、
雷鳴と共に禍々しいオーラを纏った
鉄扉が出現した。
シオンは扉を出したところで
重要な事に気付く。
「……やべ、場所わかんねぇ……」
皆は驚きで声が出ない。
具現化など見たこと、
聴いたことが無いからだ。
エレメント系の魔法でさえ、
この世界では操る事しかできないのだ。
ムストラが問てきた。
「シオン殿? それは一体……」
無論ムストラは、
具現化魔法の存在を聴いている。
「ムストラさん丁度いいや、
今扉造ったんだけど、
俺は竜種の場所知らなくてさ。
ムストラさん、
扉開けてもらっていいっすか?」
(え? コレに? 触れるの?)
ムストラは「誰か代わって」
の目線で周囲を見ると、
皆「どーぞ、どーぞ」の姿勢をとっていた。
見たことがない具現化の魔法に加え、
禍々しいオーラの鉄扉……触りたくない。
……が本音であるが、
国王までもが「どーぞ」の姿勢でいる。
(やるしかないか……
余の人生もここまでかぁ……)
死を覚悟しドアノブに触れると、
ムストラに脳内アナウンスが流れた。
『行先を決めてください。』
(行先? 行先かぁ……。
死ぬ前に田舎の孫達の顔を見たかったな……)
『ギギィ』
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