バグゲームからの異世界召喚

ザマァズキ

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2日目

第43話 HPとMPは分け与えます

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(リアード)
「今の会話の流れだと、
 我が家初のニートが存在進化している事に
 なるんだが……ハハッ…… まさかね」

(最適さん)
『はい。ココルさんは
 ハイヒューマンです。
 ご存知なかったのですか?』

(リアード)
「ご存知無かったです。
 ……えぇ!!
 いやいや、嘘でしょう!?」

(ココル)
「お母さ~ん。
 お父さんがボケた~」

 最適さんはココル以外に接続している為、
 ココルにとっては父親が
 突如独り言を始めた上、
 独りツッコミした事になる。

(タートレー)
「ボケて無いから大丈夫よ。
 それよりココル!
 ハイヒューマンってのはどういう事だい?」

(ココル)
「な~に~?
 何の話~?」

(タートレー)
「アンタの事だよ!
 内緒にする必要あったのかい?」

(ココル)
「ん~?」

 本気で何の事か解らずに悩むココル。
 それを見兼ねタートレーに訪ねた。

(シオン)
「なぁ、ムストラさんに
 観て貰ってんじゃねぇのか?」

(タートレー)
「この娘は観るのを拒むんだよ。
 お義父さんも孫の成長を観たいだろうに」

(ココル)
「だって、レベル上がって無いから
 おこられそ~だし~」

(タートレー)
「家業してないんだから
 上がるわけ無い事は分かってるさ」

(ココル)
「だって~、ウチLv.5よ~?
 あんなん倒せるわけないって~」

(タートレー)
「ファルが出来るようになるまでは
 アンタも家事してただろう?
 なんでそんなに低いんだい……」

(ココル)
「しょうがないでしょ~。
 上がらないものは上がらないんだし~。
 そりゃウチだって
 始めは神様の声ってゆ~の?
 レベルアップを
 教えてくれるの楽しみにしてたよ?
 でも、4回目を聞いてから
 何しても上がらなくなっちゃって~」

(最適さん)
『上がらないのは、
 上位種になった為と思われます。
 実際に経験値は相当量貯まっています』

(シオン)
「あ~、そうか。
 そういやシステムだっけ?
 上位種になった時、教えねぇの?」

(最適さん)
『レベルアップやスキル修得時と
 同じようにアナウンスされます。
 ココルさんのご様子ですと、
 聞き逃した可能性があります』

(シオン)
「聞き逃すってどんな状況だよ」

(最適さん)
『個性の条件はわかりませんが
 条件を満たした時にランクアップし
 アナウンスもされます。
 就寝中や意識が無い時でも
 例外ではありません』

(タートレー)
「じゃあ、何かい?
 寝てる間にハイヒューマンに
 なっちまったってのかい?」

(最適さん)
『とても、珍しい例とは思いますが』

(ココル)
「お母さんまで……
 ボケた……」

 周りには聞こえないであろう声量で
 ボソッと呟く。

(タートレー)
「聴こえてるよ?
 誰がボケたって?」

(ココル)
「あっ、あれ~?
 聴こえた?」

(タートレー)
「はぁ……最適さん、
 この娘にも繋げて貰えるかい?」

(最適さん)
『かしこまりました』

 漸く1人除け者だったココルに
 最適さんからの[念話]が繋げられる。

(最適さん)
『初めまして、ココルさん。
 最適さんは最適さんと申します。
 マスターシオン様のスキルでごさいます』

(ココル)
「うわぁっ!?
 ナニナニ~?
 どこからか声がするの~」

(最適さん)
『ココルさん。
 貴女は上位種ハイヒューマンです。
 他の方のレベルアップ方法とは
 異なっていますので
 今からやり方を教えます』

 最適さんがココルに丁寧に説明している。

(最適さん)
『以上になります』

(ココル)
「ふ~ん、な~る。
 大体わかった~」

(最適さん)
『戦闘は可能ですか?』

(ココル)
「戦うのは好きじゃないな~」

(最適さん)
『でしたら、
 耐久値を変動するスキルを修得しましょう。
 この項目が高ければマスターと同じ様に
 ダメージを受ける心配が無くなります。
 [金剛石]ダイヤモンドを修得すると良いでしょう。
 HPとMPは常時変動させられる
 スキルがありません。
 ですが、上限解放のスキルがあります。
 解放後に
 マスターから分けて頂けば宜しいかと』

(シオン)
「おう、いいぜ!
 腐る程あるからな!
 どうせ減りゃしねぇし、
 寝たら戻るしな」

(最適さん)
『マスターは現在魔素を譲渡する事が可能です。
 体力譲渡のスキルも修得して宜しいですか?』

(シオン)
「まかした!
 使えるモン能力はどんどん取ってけ」

(最適さん)
『かしこまりました。マスター』

 「魔素を譲渡」
 という言葉にクロエとフランクが反応した。

(フランク)
「ちょっと待って下さい!」
(クロエ)
「ちょっと待つのじゃ!」

(シオン)
「どうかしたか?」

(クロエ)
「魔素を譲渡というと……、
 ほら…………じゃろ?」

 クロエが赤面しながら取次筋斗に話す。

(フランク)
「シオン兄さん。
 ボクも
 ダメだと思うんです」

 フランクも頬を少し赤く染めながら
 諭す様に話す。

(シオン)
「なんでだ?
 別にいいだろ?」

(クロエ)
「良くないのじゃ!」
(フランク)
「良くないですよ!」

(ファル)
「なんでそんなに反対するんだい?」

 疑問に思ったファルがクロエに尋ね、
 クロエはファルに耳打ちする。
 途端に、ファルは黒いオーラを出し始める。

(ファル)
「旦那様?
 ボクもまだなのに……ココル姉に
 先越されるのは納得いかないなぁ」

(シオン)
「飴やるくらいで怒るなよ……」

(クロエ・ファル・フランク)
「「「飴?」」」

 ファルの出していた黒オーラが、
 『ふしゅるるる』と言う音と共に消えていく。

(シオン)
「あ、もしかしてあれか?
 昨日の[魔素供給]の話してたのか?」

(最適さん)
『マスターが[魔素飴]を修得した事は
 皆様知りません』

(シオン)
「あー、そうかそうか。
 ワリィワリィ。
 あの後、最適さんに別の譲渡スキルを
 教えてもらってさ。
 その名も[魔素飴]。
 任意の魔素を回復する飴を作れんだよ。
 便利だろ?」

(最適さん)
『誤解を生んだ様で申し訳ありません。
 体力の方も、
 [体力源水]エナジードリンクというスキルになり、
 皆様が考えている行為は行いません』
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