26 / 192
3 クエスト報酬
しおりを挟む
「なんだい、いい事って?」
「二人とも、荷車に乗ってみてください」
僕がそう言うと、二人がイノシシのカバーの上に座った。
イノシシも相当に重いが、さらに二人分の重量が加わったことになる。
「それじゃあ、軽くするんで、それと同調してみてください」
僕はそう言って、荷車の取っ手をとった。
軽化!
取っ手を持って、歩いてみる。成功だ。
「あ、動いたわ。重くないの、クオン?」
「うん。二人の体重もないも同然だ。これでこのまま街までいっちゃいますよ」
エリナが愉快そうに笑い声をあげた。
「アハハハ! 素晴らしいな、クオンくん! いい眺めだぞ!」
振り返ると、キャルも微笑んでいる。僕は嬉しくなって、そのまま街まで荷車を運んだ。
*
荷車は軽いのだが、やはり能力を使い続けた事でちょっと疲れた。街に入る前に解除して、三人で普通に街並みを歩く。
やがてギルド隣の交換所へたどり着いた。
と、突然、中から女性の大声が響いてくる。
「文句があるなら、他所へ行きな! こっちは正当な価格で交換してんだよ!」
そう言ったかと思うと、突然、ドアが開く。
するとそこから、男が二人、ボロ雑巾でも放るかのような勢いで、外に飛ばされてきた。
それを追うように、中から腕組みをした女性が現れる。
女性だが、体格が大きい。肩幅は広く、肩周りの筋肉も盛り上がってる。
女子プロレスラーみたいだ。
「力づくで値を吊り上げようとはいい度胸してるじゃないか。少し、教育しといた方がいいかねえ」
「ヒッ――す、すいませんでした!」
女性の凄みにブルった二人組は、一目散に逃げだしていった。
「やれやれ、冒険者の質も落ちたねえ。先が思いやられるよ。ん――」
女子プロレスラーが、こちらに気付く。
顔自体はあどけない感じだが、なにせ荒事の後だ。おっかない。
「あんたたち、新人冒険者だね? ミリアから聞いてるよ、なんてったっけ――毛布ズ?」
「ブランケッツです!」
僕は慌てて、訂正した。
女性はカラカラと笑って、手をひらひらさせた。
「ああ、そうだった。ゴメンゴメン。あたしはガールド。此処の責任者だよ。確か登録クエストに挑戦したんだろ? うまくいったかい?」
「はい。ヒモグラと薬草、とってきました!」
「そうかい、じゃあ中に持ってきな。換金するから」
「あの……この五角イノシシもお願いしたいんですが――」
僕はシーツの下にあるイノシシを指さした。
ガールドが驚きの表情を見せる。
「なにっ!? 五角イノシシを獲ってきた? あんたたちが?」
「はい」
ガールドは、にぃと微笑んだ。
「へえ、あんたたち見かけよりヤルじゃないか。大したもんだよ。裏に廻ってきな」
僕らは言われた通り、交換所の裏へと廻った。
ガールドが、体重計のような機械を用意して待っている。
「じゃあ、シーツをはいで」
言われた通りにすると、ガールドは掌を向ける。
すると、イノシシの身体が荷車から宙に浮いた。
「うわ、凄い!」
「力場魔法だよ。さて、計量するかね」
ガールドは魔法を使ったまま、傍の機械のスイッチを押す。
と、機械から光線が発射された。
光はイノシシの身体全体と包み、ぼんやりと光っている。
「ほう、1000kg越えだ! こりゃ大物だよ、『トン越え』って奴だね」
機械のメーターを覗いてみると、1054と表示されている。1トン以上あったって事か。
よく、こんな奴の突進を防いだな。我ながら。
「それと――ヒモグラは20匹も獲ったんだね。で、ヒリアの薬草が3kgに……おや、こりゃ珍しいね、ベルニカの花じゃないか。これも、あんたたちが見つけたのかい?」
「あ、はい。キャルが」
僕がそう言ってキャルを指さすと、キャルはテレたように俯いた。
ガールドがそれを見て、にっと笑う。
「なかなか優秀だね、あんたたち。じゃあ換金するから、正面に廻って中に入んな」
僕らは改めて正面に廻ると、交換所の中に入った。
そのままカウンターのある受付まで進むと、奥からガールドが出てくる。
「それじゃあ、計算するね。クエスト報酬が10000…だけど、あんたたち別のクエストも受けてきたんだね?」
「はい、近所のジールさんに頼まれまして、そちらのヒモグラを駆除したんです」
ガールドは、ジールさんがくれたクエスト依頼書をみせた。ヒモグラと一緒に、置いておいたものを、見つけてくれたらしい。
「なるほどね。次にヒモグラを持ってくる時は、中の魔石だけでいいから」
「魔石?」
「これさ」
そう言うとガールドは手にしたヒモグラに、ナイフを入れてみせた。その心臓付近から、紫の結晶を取り出す。
「今回は登録クエストだから、誤魔化しがないように身体が必要だったけど、次からは魔石だけでいい」
「判りました」
「じゃあ、クエスト報酬は倍の20000。それでヒモグラが20匹で1200×20。ヒリアの薬草が3000と、ベルニカの花が6コで500×6の3000」
「え! ベルニカの花って、そんなにするの!?」
驚いたエリナが声をあげた。
「そうだよ。草じゃなくて花から薬が採れるんだけど、花の時期は限られてるからね。え~と、それで大物の五角イノシシは1054kgと。こいつはキロあたり300ワルドだから――」
え? 1キロあたり300って言った?
「――316200ワルドだね」
「「「え~っっっ!!!」」」
僕らは一斉に、驚きの声をあげた。
ガールドがじろり、と僕らを睨む。
「なんだい、不満かい?」
「い、いえ、とんでもないです! ただ、大金なんでビックリしただけです」
そう答えると、ガールドはにっと笑った。
「まあ、五角イノシシは肉が美味いからね。あんたたちが獲ってきたのは、火炙りにもなってないし、いい状態で獲ってきたよ。いい腕してるね、あんたがやったのかい?」
そう言って、ガールドは僕を見た。
「あ……はい、まあ…」
「ふうん。見た目は華奢な感じだけど、案外、鍛えてるんだね。気力の使い方が上手いのか……」
いや、すいません。能なしですけど――
「まあ、何にしろ大したもんだよ。五角イノシシはDランクモンスターで、Dランク冒険者でもやられる事がある難敵だ。突進力が凄くて、Dランク冒険者の気力防御や魔導障壁をぶち抜いてしまうのさ。あんたたち、デビュー戦でこいつを仕留めるとは大したもんだ」
ガールドはそう笑うと、計算の続きをし始めた。
「20000+24000+3000+3000+316200は? ――366200ワルドだね。」
ガールドはそう言うと、一枚の紙に数字を記入した。
「じゃあ、これを持ってギルドに行きな。向うで換金してくれるから」
「わ、判りました、ありがとうございます!」
僕たちは頭を下げると、交換所を出ようとした。と、ガールドが声をあげる。
「そうだ。なんて言ったっけね? あんたちのチーム名は」
「ブランケッツです」
「ふうん……そうかい。これから有名になるかもね」
ガールドさんはそう言うと、意味ありげに微笑んでみせた。
* * * * *
読んでいただき、ありがとうございます。☆、♡、フォローなどをいただけると、とても嬉しいです。
励みになりますので、どうかよろしくお願い致します
「二人とも、荷車に乗ってみてください」
僕がそう言うと、二人がイノシシのカバーの上に座った。
イノシシも相当に重いが、さらに二人分の重量が加わったことになる。
「それじゃあ、軽くするんで、それと同調してみてください」
僕はそう言って、荷車の取っ手をとった。
軽化!
取っ手を持って、歩いてみる。成功だ。
「あ、動いたわ。重くないの、クオン?」
「うん。二人の体重もないも同然だ。これでこのまま街までいっちゃいますよ」
エリナが愉快そうに笑い声をあげた。
「アハハハ! 素晴らしいな、クオンくん! いい眺めだぞ!」
振り返ると、キャルも微笑んでいる。僕は嬉しくなって、そのまま街まで荷車を運んだ。
*
荷車は軽いのだが、やはり能力を使い続けた事でちょっと疲れた。街に入る前に解除して、三人で普通に街並みを歩く。
やがてギルド隣の交換所へたどり着いた。
と、突然、中から女性の大声が響いてくる。
「文句があるなら、他所へ行きな! こっちは正当な価格で交換してんだよ!」
そう言ったかと思うと、突然、ドアが開く。
するとそこから、男が二人、ボロ雑巾でも放るかのような勢いで、外に飛ばされてきた。
それを追うように、中から腕組みをした女性が現れる。
女性だが、体格が大きい。肩幅は広く、肩周りの筋肉も盛り上がってる。
女子プロレスラーみたいだ。
「力づくで値を吊り上げようとはいい度胸してるじゃないか。少し、教育しといた方がいいかねえ」
「ヒッ――す、すいませんでした!」
女性の凄みにブルった二人組は、一目散に逃げだしていった。
「やれやれ、冒険者の質も落ちたねえ。先が思いやられるよ。ん――」
女子プロレスラーが、こちらに気付く。
顔自体はあどけない感じだが、なにせ荒事の後だ。おっかない。
「あんたたち、新人冒険者だね? ミリアから聞いてるよ、なんてったっけ――毛布ズ?」
「ブランケッツです!」
僕は慌てて、訂正した。
女性はカラカラと笑って、手をひらひらさせた。
「ああ、そうだった。ゴメンゴメン。あたしはガールド。此処の責任者だよ。確か登録クエストに挑戦したんだろ? うまくいったかい?」
「はい。ヒモグラと薬草、とってきました!」
「そうかい、じゃあ中に持ってきな。換金するから」
「あの……この五角イノシシもお願いしたいんですが――」
僕はシーツの下にあるイノシシを指さした。
ガールドが驚きの表情を見せる。
「なにっ!? 五角イノシシを獲ってきた? あんたたちが?」
「はい」
ガールドは、にぃと微笑んだ。
「へえ、あんたたち見かけよりヤルじゃないか。大したもんだよ。裏に廻ってきな」
僕らは言われた通り、交換所の裏へと廻った。
ガールドが、体重計のような機械を用意して待っている。
「じゃあ、シーツをはいで」
言われた通りにすると、ガールドは掌を向ける。
すると、イノシシの身体が荷車から宙に浮いた。
「うわ、凄い!」
「力場魔法だよ。さて、計量するかね」
ガールドは魔法を使ったまま、傍の機械のスイッチを押す。
と、機械から光線が発射された。
光はイノシシの身体全体と包み、ぼんやりと光っている。
「ほう、1000kg越えだ! こりゃ大物だよ、『トン越え』って奴だね」
機械のメーターを覗いてみると、1054と表示されている。1トン以上あったって事か。
よく、こんな奴の突進を防いだな。我ながら。
「それと――ヒモグラは20匹も獲ったんだね。で、ヒリアの薬草が3kgに……おや、こりゃ珍しいね、ベルニカの花じゃないか。これも、あんたたちが見つけたのかい?」
「あ、はい。キャルが」
僕がそう言ってキャルを指さすと、キャルはテレたように俯いた。
ガールドがそれを見て、にっと笑う。
「なかなか優秀だね、あんたたち。じゃあ換金するから、正面に廻って中に入んな」
僕らは改めて正面に廻ると、交換所の中に入った。
そのままカウンターのある受付まで進むと、奥からガールドが出てくる。
「それじゃあ、計算するね。クエスト報酬が10000…だけど、あんたたち別のクエストも受けてきたんだね?」
「はい、近所のジールさんに頼まれまして、そちらのヒモグラを駆除したんです」
ガールドは、ジールさんがくれたクエスト依頼書をみせた。ヒモグラと一緒に、置いておいたものを、見つけてくれたらしい。
「なるほどね。次にヒモグラを持ってくる時は、中の魔石だけでいいから」
「魔石?」
「これさ」
そう言うとガールドは手にしたヒモグラに、ナイフを入れてみせた。その心臓付近から、紫の結晶を取り出す。
「今回は登録クエストだから、誤魔化しがないように身体が必要だったけど、次からは魔石だけでいい」
「判りました」
「じゃあ、クエスト報酬は倍の20000。それでヒモグラが20匹で1200×20。ヒリアの薬草が3000と、ベルニカの花が6コで500×6の3000」
「え! ベルニカの花って、そんなにするの!?」
驚いたエリナが声をあげた。
「そうだよ。草じゃなくて花から薬が採れるんだけど、花の時期は限られてるからね。え~と、それで大物の五角イノシシは1054kgと。こいつはキロあたり300ワルドだから――」
え? 1キロあたり300って言った?
「――316200ワルドだね」
「「「え~っっっ!!!」」」
僕らは一斉に、驚きの声をあげた。
ガールドがじろり、と僕らを睨む。
「なんだい、不満かい?」
「い、いえ、とんでもないです! ただ、大金なんでビックリしただけです」
そう答えると、ガールドはにっと笑った。
「まあ、五角イノシシは肉が美味いからね。あんたたちが獲ってきたのは、火炙りにもなってないし、いい状態で獲ってきたよ。いい腕してるね、あんたがやったのかい?」
そう言って、ガールドは僕を見た。
「あ……はい、まあ…」
「ふうん。見た目は華奢な感じだけど、案外、鍛えてるんだね。気力の使い方が上手いのか……」
いや、すいません。能なしですけど――
「まあ、何にしろ大したもんだよ。五角イノシシはDランクモンスターで、Dランク冒険者でもやられる事がある難敵だ。突進力が凄くて、Dランク冒険者の気力防御や魔導障壁をぶち抜いてしまうのさ。あんたたち、デビュー戦でこいつを仕留めるとは大したもんだ」
ガールドはそう笑うと、計算の続きをし始めた。
「20000+24000+3000+3000+316200は? ――366200ワルドだね。」
ガールドはそう言うと、一枚の紙に数字を記入した。
「じゃあ、これを持ってギルドに行きな。向うで換金してくれるから」
「わ、判りました、ありがとうございます!」
僕たちは頭を下げると、交換所を出ようとした。と、ガールドが声をあげる。
「そうだ。なんて言ったっけね? あんたちのチーム名は」
「ブランケッツです」
「ふうん……そうかい。これから有名になるかもね」
ガールドさんはそう言うと、意味ありげに微笑んでみせた。
* * * * *
読んでいただき、ありがとうございます。☆、♡、フォローなどをいただけると、とても嬉しいです。
励みになりますので、どうかよろしくお願い致します
10
あなたにおすすめの小説
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
『規格外の薬師、追放されて辺境スローライフを始める。〜作ったポーションが国家機密級なのは秘密です〜』
雛月 らん
ファンタジー
俺、黒田 蓮(くろだ れん)35歳は前世でブラック企業の社畜だった。過労死寸前で倒れ、次に目覚めたとき、そこは剣と魔法の異世界。しかも、幼少期の俺は、とある大貴族の私生児、アレン・クロイツェルとして生まれ変わっていた。
前世の記憶と、この世界では「外れスキル」とされる『万物鑑定』と『薬草栽培(ハイレベル)』。そして、誰にも知られていない規格外の莫大な魔力を持っていた。
しかし、俺は決意する。「今世こそ、誰にも邪魔されない、のんびりしたスローライフを送る!」と。
これは、スローライフを死守したい天才薬師のアレンと、彼の作る規格外の薬に振り回される異世界の物語。
平穏を愛する(自称)凡人薬師の、のんびりだけど実は波乱万丈な辺境スローライフファンタジー。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
神様の人選ミスで死んじゃった!? 異世界で授けられた万能ボックスでいざスローライフ冒険!
さかき原枝都は
ファンタジー
光と影が交錯する世界で、希望と調和を求めて進む冒険者たちの物語
会社員として平凡な日々を送っていた七樹陽介は、神様のミスによって突然の死を迎える。そして異世界で新たな人生を送ることを提案された彼は、万能アイテムボックスという特別な力を手に冒険を始める。 平穏な村で新たな絆を築きながら、自分の居場所を見つける陽介。しかし、彼の前には隠された力や使命、そして未知なる冒険が待ち受ける! 「万能ボックス」の謎と仲間たちとの絆が交差するこの物語は、笑いあり、感動ありの異世界スローライフファンタジー。陽介が紡ぐ第二の人生、その行く先には何が待っているのか——?
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる