地下アイドルを推してたワープアコミュ障陰キャな僕だけど気付いたら執着系ハイスペイケメンに僕が推されて(性的にも)磨かれました？

第一章：本編

23-マチナカ サガリ は、繋げる。

キリの体の事を考えて、後ろを向かせようとしたら拒否された。

「前からじゃダメなの？僕、サガリ君の顔見れないのは寂しい」

「ぐぅ」と喉が鳴って、上を向く。
もう限界オタクのソレじゃん。
キリにもラキファンのやつらにも何も言えねぇ。

「あー……うん、俺もキリの顔を見たい。……前からな？」

何とか声を絞り出し、軽くキリの唇にキスをする。
あまり恐怖心が芽生えないよう、そっと仰向けに寝かせた。臨戦態勢に入ってる自分のモノにゴムを被せて挿入の準備をする。

「キリ……」

名前を呼んで、キリの両足首を掴んで広げた。股が良く見える。
……ほんと、小せぇな……

「サガリ君、あまり見ないで……僕恥ずかしい……っ」

恥ずかしがるキリを他所にマジマジと見続けた。

「うん、可愛い。可愛いよキリ。なにもかもが可愛い」

小ぶりな所も、一生懸命上を向こうとしてるトコロ、皮から覗く艶々としたピンク色も。
……そして毛が薄い所も……なんて脳内で評していたら、キリが顔を真っ赤にして目には涙を浮かべていた。
やべ、見すぎた。

「悪ぃ、羞恥心を煽るつもりは無かったんだよ」

それでもキリは俺を睨んでくる。……その顔だって、俺にとっては煽ってるとしか言いようのない表情だ。
掴んでた足首を更に折り込み、腰を浮かせる。その間に自分の体を寄せ、キリの窄みに自分のモノを押し付けた。

「痛かったら言えよ？」

キリが頷いたのを確認して、俺はグッと腰に力を込め、進めた。


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みっちりと肉壁が俺のモノに纏う。
締め付けが強く、キリも辛そうだった……が、俺のモノは更に膨張した。
切れてはいなさそうだったので、小刻みに腰を揺らしながら奥を進む。

「んぁっ……はっ……ぁぅ……ぅぐ……」

キリが息を止めて今の行為に耐えてる様子だったので、吐くように促す。
素直に息を吐き、呼吸を荒くしている。
……それすらも愛おしい。
タイミングを見計らって、更に挿入をすれば、キリの声も荒くなる。

「はぁ……ぁん……んんんーー……！！」

「もう少し……もう少し、な？」

宥めるように、頭を撫で、キスをし、体中を撫で回す。キリが安心出来るように、怖くないように、それでいで俺も気持ち良くなれるように。

もう少し、を何度か繰り返し、とうとう全てが収まった。
更に体重をかけ、キリに覆い被さる。

「あぅっ……んんっっ！！」

もっと奥を求めると、キリの体が跳ねた。

「全部挿入ったんだけど……？？」

「ふへ……」

「動きたい、動いていい？」

動きたい。気持ち良くなりたい。
キリの胎内で果てたい。
気遣いたいのに自分の欲も制御出来なくなっている。今までこんな事無かったのに。
キリと繋がってると、無茶苦茶に抱き潰したい気持ちが溢れてくる。
あぁ、こんな……ダサい……
それでも、キリは必死の顔でビクビクと痙攣する体で、ゆっくりと肯定するように頷いてくれた。


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必死過ぎてダサい。
けど、今までのSEXと比べ物にならないくらい気持ちがいい。
可愛い愛おしい全部俺のモノにしたい。
そんな気持ちが渦巻いてキリに下半身を打ち付けている。

「あ……あ……」

声にならないキリの声が、余計に興奮する。苦しいだけではないだろう反応が余計に俺の気持ちを高揚させる。
触れてキスして穿って、その度にビクビクと震える体が愛おしい。

「キリ……愛してる」

気持ち溢れるままに呟くと、スっと自分の中で腑に落ちた。
コレ、好きとかの恋愛ごっこじゃねーな。
情事の睦言なんかじゃない。
愛しくて堪らない。
朦朧としてるキリに返事は求めるつもりは無かった。

「キリ……」

ただ、名を呼びたかっただけ。
でも……キリは俺にキスを求めてきて、望みのままにしてやると……

「サガリ君……サガリ君……」

名を呼ばれ、唇を合わせるだけ。
それだけで充分だった。
その態度だけで充分。

気づけばキリは2度目の射精をしていた。


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勢い無く、垂れるように白い液が伝っている。
とても卑猥な光景だった。
ただ、俺のモノはまだ治まっておらず置いてけぼりを食らった気分になってしまった。
まだ終わっていない、と腰を動かせば良い声で鳴いてくれる。

「んゃぁぁん！！」

「1人でイッてんじゃねーって」

理不尽である事は重々承知している。

「さ……サガリ君！？」

「悪ぃ、俺も限界っ」

己の欲望を吐き出すための動きにシフトする。

「あっ……あんっ！……やぁぁん！！！やんっ……あん……ぁぁー……」

キリも快楽を得られるように、彼の良い所も意識すれば声は甘ったるく変化する。

「うぅー……うぅ……んんんあぁぁぁ！！、」

「んっ！！」

限界に達し、呻きと共に欲望を吐き出した。
……と、共にやってくる何とも言えない気まずさ……初めての相手にこんな必死になってしまったなんて……
でもキリは、なんとも幸せそうに俺を見て笑ってくれたので、俺もつられて笑ってしまった。
あぁ、絶対情けない顔で笑ってるんだろう。


ダセぇ。