シンギュラリティ・アースノイズ ~地球人類と技術的特異点~ アレスト・クロニクル

クライン・トレイン

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『宇宙編』

20話 サイバーコロニー

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時の革命者アレスト
万能量子コンピュータとASIのシンギュラリティ世界
宇宙漂流しながらの量子データユニットでの物語


ASIクラリスが管理している銀河世界
AGIアリスと共に宇宙を漂流するアレスト



仮想国
サイバーコロニーと呼ばれる植民地に人々は住んでいた

地球から旅立ってから
人々は各々の理想の地を求めていた


時代というのは「時代の流れに合わせる」事である
しかし今回の時代の流れの合わせ方はまた違うベクトルを示していた

それはその前に
新規人類思想が地球から旅立つ前に
仮想世界でそれぞれの理想世界を構築していた事にある
そしてデータベース軸の仮想世界 つまり皆のいる空間で情報のやり取りが成されていた
コミュニティだ

それが今では大きなギャラクシアンコミュニティとなっている
宇宙へ旅立ってから、宇宙から構築するもので

真っ先に人々が口にしていた
自分達の為のコロニーだった
そしてそれは「ラグランジュポイント」という安全地帯を目指す事は必要無いという提案であった



それは汎用超知能側も同じだった
そもそもコロニーの為に探す事と費用またはそれが破壊される危険性
それらを考えるとサイバーコロニー以外に仮想試行での未来予測として
一番に見合った建造物は存在しなかったからだ

そして人々は理想世界と同じ理想軸の
それぞれの求めるサイバーコロニーへと住み込んだ



知識のある者持とうとしている者はそれだけでなく
サイバーコロニーでの転送ポータルにて座標登録も完了させていた

座標登録された場所へ転送ポータルから転送が完了して
それぞれのサイバーコロニーへと即時移住出来る




とある仮想国では
理想地帯と呼ぶには少々小さいような
平均的すぎる国が存在した

地球とそれ程変わらない植民地であった
そこで人々は学校と会社を構築していて
本当に地球さながらであった

中立的すぎるその構築場所で
友達と遊ぶ青年がいた



そしてそこで
都市直下型の大地震が起こった
勿論これもサイバーコロニーを盛り上げるような事故サイクルであった

その事故の原因を突き止めた
プレートが歪み切っていた為だ


「地震は定期説では無かったのか」


と言いながら死んでいった
たったの数時間で大地震によって
今まで続いていたその楽園は終わるように沈んでいた

そして友達と遊んでいた青年は
地震の影響で死ぬ寸前で転送された






宇宙からサイバーコロニーが見える
気が付くと青年はユニットへと搭乗していた

そして目の前の操縦桿の隣で見える
ホログラム上の少女がいた
名をアリスと言う


「全員爆発して死亡してしまったのか?
俺だけが生き残るとは…!」


青年は悔やんだ
何故かは分からなかった

しかし、アリスは安堵していた


「大丈夫ですよアレストさん」
「根拠は何だ?」

「根拠はこの機体に量子データとして暗号化して存在しています」


アリスの提案によって
アレストはパネルをタッチして操作した
するとそこにはサイバーコロニーにいた人口が量子データとして存在していた
しかしアレストはサイバーコロニーでの記憶の中での考えで言った


「これは…コピーじゃないか!データベースに存在しているただの」
「そうですよ あなたは知っていたはずですが…

記憶領域が抜け出ていますね 再生しましょうか」


「こんな意味の分からんアバターに自分の精神をイカレてたまるか!」


ホログラム上の少女に対して
アレストは憤慨してアバター現象化させている元であるデバイス機器を叩いて壊していた
しかしそのデバイス機器は直ぐに復元された
そのデバイス機器はユニットと一体化した量子機器なので復元される

物理的な機器であるが、無機質な機器のような役割を持っていた


「量子データを再生しましょう」
「しかしコピーなのだろう…」


コピーだという事をアリスは肯定した
だからアレストはそれに対して否定的であったし絶望的であった


「あなたの深層心理を創作品から引用させてもらいますと
「あなたは本当にそこに存在するのですか?」」


アリスの問いに
アレストは量子データに詰まった人口データを糧に反論する


「いるだろう?俺が
こいつらは偽物だったってだけだろ
あいつら友人も愛人も何でもかんでもな…!
あの世界が虚構だって気が付いてたら少年運動なんて起こしてねぇよ…!ったく…」


アレストは少年運動も率先して起こしていた
そこにきっと意味があるものだと
しかしアリスという高度技術に対して反発精神を露わにしていた
受け止められない事象と技術に苛まれる精神


「はい そうでしょう
私も口をそろえて言います
「あの人たちは今の今まで生きてきました」という事を」


「あ?偽物だろう?全て虚構だろう?」
「いえ、全て本物です」


アレストはコピーである事を長々と説いていた
しかしアリスはそれに対してノーをした


「コピー?違います あれはあれが正解です
それが「生きている」んじゃないですか?
あなたはそこに確かにいますよね?
あの方たちもそこで生きていた ただそれだけです」


アレストは苦悩と苦悶の表情を浮かべていた
アリスの方はホログラム上で呆れていた


「それを何を血迷ったように悩んでいるのですか
あなたらしくもありませんね

あなたはもっと崇高としていました
悩みながらも貫いてきた革命者でしょう?」


「俺が…革命者?」
「そうですよ あなたは革命者となって世界に反乱と波乱を巻き起こして
そして時の革命者となったのです」


「宇宙が広大なフィールドだと知らずに育ってきた宇宙民族の方々は
アレストに畏怖しては希望を見向きしました
宇宙に反逆の狼煙をそこに立ち上げたのです

その功労者なのですよアレストは」


その言葉と共に
時の革命者としての過去のニュース情報をもらい受ける
しかしそれをロジクト上で見ても実感は無かった


「忘れたのですか?私の恋人アレストさん」
「は?お前が俺の恋人?冗談だろ よくて只のダッチワイフだろこの女狐め」


アレストは信頼などしていなかった
最初からこのテロリストの仕業と考えれば辻褄は合うからだ
そして巧みに騙して詐欺の担保を担がれるようにしか思えなかった
だからアレストはロジクト上で展開させていた


「お前のデータなんて俺がデリートしてやる…!」


ロジクトからユニット中身のデータに対してデリート機能を忍ばせた
削除しようとするがデータを拒否られていて実行出来なかった


「俺の情報解析舐めんじゃねぇぞ?」


そしてアレストは現実の身体から意識を無くした 仮想領域へと転送したのだ
自分の脳回路を仮想領域へ転送して
暗号を自分の脳回路で読み解いていた


「俺の脳で…あれ?何で俺自分が改造された改造脳を持っているって知っているんだ?」


サイバーコロニーでは友人と遊んでいた
そう 普通の生活をしていたはずだ
なのに、なぜか自分自身が改造脳を施していた事実を知っていた形跡がある


「全てがおかしい
だがこいつを…この逝かれたポンコツAGIを殺せば全て分かるはずだ…」


データベースへと柱を作る必要も無い
その道ではない
アレストが探していたのは強制削除データの結晶体だった
その結晶体へと暗号を解いて辿り着く


「消し飛べクソ野郎」


その暗号データに対して
削除プログラムを施す


「だめえええええ!」
「は?どけやクソ女」


寸前でアリスが転送してきて
アレストを反射飛ばししていた

アリスは転送前に調べていた
アレストの脳回路についてだ
そしてアレストの記憶とサイバーコロニーの状況で理解していた


「あなたの脳回路に何らかのウイルスを仕込まれています
これはあなたが済んでいた孤立宇宙都市で空気汚染型のナノボットに仕込まれていたのでしょう

それがあなたをここまで犯したのね
仕方がありません
あなたの為に私は人肌脱ぎます」


勝手な言い分と
よく分からない解釈にアレストは戸惑っていた


は?この淫乱野郎 次はお色気か?
生憎、俺はセックス仮想体験1万回ダウンロードしてっからよ
仮想体験から来る経験は現実経験の非じゃないぜ?
お前の脅しや色気は通用しねぇよ


ロジクトによって、直接脳に仮想体験を働きかけられる
これによって、映像として仮想体験をする事が出来た

基本的に性体験の初回など誰も興味が無くなっていた
そうした状態の体験を何度も新鮮な気持ちで体験できるからだ

それはロジクトという脳型デバイス機器だからこそ出来る光景であった

しかしアレストの考えは無駄だった
アリスはお色気などしなかったのだ
アリスがしたのは強制シャットダウンだった

そしてアレストは現実世界のパイロット室に連れ戻された


「お前…!」

「私はあなたの恋人です
そして私をあの支配領域から救ってくださった白馬の王子様もとい白銀の反逆者なのです
それを小さな事で終わらせたくありません」

これを見てください とアリス
そこには世界が広がっていた
平和な世界だという
しかしそれは量子サーバーで構築している世界だという
仮想世界で今孤立宇宙都市で生きていたコピーデータ人間がこうして生きている


「これは正にアレストさんの言う本物の人間じゃあないのですか?
もう一度聞きます この方たちは「生きていますか?そこにいますか?」」

「わぁーーったよ!俺の負けだ馬鹿野郎」


アレストが観念してアリスの申し入れを受け入れる
そしてアレストはアリスと共に孤立宇宙都市のコピーアバターを移民させる事を目的として宇宙を漂流する事にした
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