ユメセカイ

クライン・トレイン

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少女とユメセカイ

3話 石

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マナブは鍛えていた


ヨキナ
「無力は繰り出す無力によって消費量が変わるから注意してね
マナブの小さい炎を吐くくらいなら楽だけど
物理を生成するにはそれなりに消費量が桁違いに上がるから注意してね」


マナブ
「へーじゃあ力が弱くても
物理を生成してカバーする事が出来るんだ」


ヨキナ
「うん けど物理を生成するよりも
幻覚の怪物生成した方が消費量は小さく済むよ」


マナブ
「へーじゃあ犯罪し放題じゃね」


ヨキナ
「マナブ、もしかして頭悪いの?
みんな知ってるからすでに対策済みだよ
マナブはもう少し頭を磨こうね」


マナブ
「う、うるせーよ!」


マナブは毎日無力を鍛えていた
草原でヨキナに生成してもらったテントと食事で賄ってもらう


マナブ
「ヨキナの無力すごそうだな
俺とどのくらい違うの」


ヨキナ
「うーんとね、多分天と地くらい」


マナブはショックする


ヨキナ
「まあ仕方ないよ
マナブは例えればユメセカイで誕生した赤ちゃんクラスだってだけだよ」


マナブ
「いやぁ、それ慰めになってないんですけど
なんかないの?手っ取り早く無力を上げる方法」


ヨキナ
「うーん あるにはあるけど」


マナブ
「じゃあ教えて はよはよ」


ヨキナ
「ごり押し天国っていう桃源郷があるらしくて
そこ行くと、無力を超短期間に伸ばせるらしいよ」


マナブ
「らしいってなに」


ヨキナ
「噂でしか知りえてないかすかな情報って事」


マナブ
「どうやって探せば あ!」


マナブは思いつく


マナブ
「ヨキナは無力大きいんだろ
だったら探知する事出来るだろ」


ヨキナ
「あったまいい!
っていうとでも?
探知なんて集合して無力をためないと無理だよ
だってこのユメセカイから探知する訳だから相当な無力を使わなければ無理なんだよ
分かってるの?あなた頭悪いの?」


マナブ
「う、うるせーよ!
じゃ、じゃあその集合して無力をためれる場所にいってお願いしてもらえばいいじゃん」


ヨキナ
「まあね けど無理」


マナブ
「なんでだよ」


ヨキナ
「マナブと一緒の事考えて
先にやった人たちで既に軍みたいになってて
無力強い弱いが極端にある状態だから」


マナブ
「あーなんか目に浮かぶわそれ」


マナブは石を投げる



「おふっ!」


マナブ
「あ、誰かいたのか すまん!(笑)」


笑いながら謝るが
石が向こうから投げ返される


マナブ
「うお いてぇっ!」


頭にクリーンヒットする
ヨキナは苦笑する


マナブ
「爆笑しないのは褒めてやるよ
よーし、俺も投げ返してやるぞ」


マナブはさっそく無力の力で石ころを地面から浮かばせる


マナブ
「よしよし いいぞ石ころ その調子だ」


そして石を正面方向へ投げようとするが


マナブ
「うぉい!」


正面方向では岩石が浮かんでいた


ヨキナ
「マナブが考えてる事はやり返されるよ」


マナブは勢いよく走って
岩石投げを回避
投げた奴はローブを羽織った女


リリフ
「ふぇー 何で回避するんですか」


マナブ
「いやぁ、当たり前なんですけどねぇお嬢さん
とりあえず岩石投げは止めましょう 当たったらどうするんですかね」


リリフ
「当たったらその時じゃないですか」


リリフは笑いながら石を地面から空に浮かべて集合させる
石を無数に投げてくるのでマナブは回避


ヨキナ
「マナブ回避能力すごいね」


マナブ
「関心してないでどうにかしてくれ頼む」


ヨキナ
「しょうがない 了解 えい」


ヨキナは無表情でリリフの下に落とし穴生成
そのままヨキナは地面に落下


マナブ
「大丈夫ですかー おーい」


リリフ
「許さないですよ 覚えてろです」


リリフは落とし穴から脱出して、そのまま消え去る


マナブ
「なんか俺勘違いされてるな
で、どこいったんだあの人」


ヨキナ
「元いた場所に帰った
もともとあんなところに人はいなかった」


マナブ
「ワープなんて出来るの」


ヨキナ
「集合してないと無理
あっちから来てた」


何かの手がかりになるという事で
マナブとヨキナはその方向へ行く事にした


マナブ
「あのさ、さっきやった地面の落とし穴
リアルセカイでマンホール下でやったよね」


ヨキナ
「正解」
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