if シンギュラリティ

クライン・トレイン

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3話 中国

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中国人
「人々を納得させられる情報だけを提供するだけで良い
そして俺は国のトップに出てきた」

リシス
「あー、数で競ってるマウンティング人間か」

中国人
「マウンティング?何とでも言えばいいさ
だけどな、この接続された人間達の情報にお前ひとりの情報は強いのか?」

リシス
「確かにな でもお前その情報どれだけだよ」

中国人
「?数はざっと」

リシス
「そこじゃねぇ
だったらこの勝負 俺の勝利だ」

中国人は疑問したし勝ち気で挑んだ
しかしその勝負をしたら中国人は負けた

中国人
「何故俺達が負けたんだ?」

リシス
「答えは簡単 お前の情報にはお前の国と競合国の情報ばかりだ
ガラパゴス国家の情報が存在しない」

中国人
「それならいっぱい持っているぞ」

そこにはいろいろな情報が念入りに調べられていた
しかしリシスはその情報を見てから呆れていた

リシス
「それはトレンドを追っていない情報だろ?
現在の情報では無い

ガラパゴス国家の情報は幾つも移り替わりしている
前までは、トップにあった暴力集団が総替えされた
お前の情報にはそれが乗っているか?


確かに自分達の国の情報なら乗っているだろう
しかしガラパゴス国家にはその情報が存在しない

島国となったガラパゴスからの情報が無い今
ガラパゴスの情報で挑めば、勝利は掴めるのだ」



中国人
「でも、それでもガラパゴスの国の情報だけで勝てるわけねぇだろ!
どんなイカサマを使ったんだ」

リシス
「イカサマなんてないさ
ガラパゴス国家を総動員した
と言えばいいだろう?」

ガラパゴス国家の情報を総動員したという

中国人
「そんな事出来るはずが
そんなやり方…」

リシス
「そう、それが情報共有の弱い所だ
情報共有のやり取りを行う際に、相手を認めさせなければならない
その納得させられる情報を技術発達国では直ぐに可能だ
しかし、ガラパゴス国家ではそれが出来ない

しかしこれは簡単な事だ
その納得させるまでの過程を技術祭までに完成させればいいからだ
僕の情報は、直接このガラケーで電話応対とメール応対によって可能としたのだよ」

中国人はデバイス機器を持っていた
まさかスマホでもなくてガラケーを使うとは思ってもみなかった
そこにはlot機器の監視能力すら無かった
だからこそ、そこには強者のような強みが存在したのだ

中国人
「そんな
俺達の技術情報がガラパゴス国家共に負けるなんて」

リシス
「やれやれ そんなに技術が凄いか…
技術は確かに凄いが、その技術が何なのか、どの役割を果たすのか
それを心底丁寧に納得させられるまで習得する事こそが技得への一歩というのに」

中国人に欠けていたのは技術への主義性だ
米国も中国も結局は資本主義だった

リシスが崇拝していたのは技得主義だった
そこに応用の違いを見せつけていたのだ
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