if シンギュラリティ

クライン・トレイン

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4話 米国

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米国の技術力と
日本の技術力は天と地の差だった
いくらガラパゴス国家の日本人が1勝利出来た所で
それはまぐれに思われていた

リシス
「たった一つの賭けを信じて俺はやって勝利した」

そんなリシスの発言には
技術力数値が上回っている証明がされていた
米国は疑問だけを呈していた

米国
「それは何だ?俺達は幾つもの情報を持って何も負ける要素などないと言うのに」

リシス
「確かにな この世界で情報に勝るものはねぇ
俺はそう思ってた そして俺もそう信じていた」



米国
「何が言いたいんだ?」

リシス
「情報に勝るもの無い
それを言ったのは一体いつの時代の偉人だ?
そしてその思想こそが最も脆弱な発想だと何故気付かない?」

米国
「何故だ!情報は全てだろう!それが世界を補うものではないのか?」

リシス
「違うな 情報というのはあくまで人間の介在情報だ
ただそこには、現在のポジション情報しか載っていない
つまりは「未来をつかみ取る事は出来ない」のだ

だからこそ今まで預言者が出現されど、その情報は予言通りとならなかったのだ
それは数学が最も大好きだったマヤの文明ですらだ」



米国
「だとしても、トレンドだけ追えば情報で一網打尽のはずだ!」

リシス
「それは、「はず」だろ?お前たちは情報というものに完璧を求め過ぎだ
そこには数字の羅列上の計算で予想された未来トラベルの欠片も無い
そこにあるのはただの「現在の情報」だ」



リシス
「俺は、情報と言えば
脳内ネットワークだと理解した

しかしその脳内ネットワークをお前たちはおそらく有している
全ての人間の脳内に脳チップを密かに埋め込めばそれは可能となる」

リシスは全世界に脳チップを埋め込んでいると予想していた

米国
「何を馬鹿な事を!そんな事出来る訳が無いだろう
それこそ生まれた時や幾つかの場所を通さなければ埋め込むことなど出来ない!
何故人々はそれを知らない?」

しかし、まず脳チップを埋め込んでいる根拠がそこには無い



リシス
「知らないままに埋め込めるからだ
そもそも脳チップ技術があるというのなら
それはナノテクノロジーが開拓されているという事になる
ナノテクノロジーでは、同じようにナノロボットのドローンを操縦する事が出来る」

米国は憔悴していた

リシス
「焦りを感じているのは分かるぞ
俺は今お前たちの体内温度の情報が分かるからだ」

米国
「何故だ?脳チップにはそんな情報など介在されないはず」

リシス
「そうだ それが脳チップの限界だ 体内温度の情報は介在されない
神経の脱皮を行えば、脳チップは
ほら、この通り」

そこには脳チップを装着された神経が置かれた
リシスは自分の神経ごと取り除いていた
これもガラパゴス国家の住人の意地が成せる業であった



リシス
「人間は蚊などの存在を察知するには視覚的でしか気づけない事が多い
それは蚊が神経を麻痺させて吸引を果たすからだ
その吸引度数をナノテクノロジーは開拓…出来ないはずはないだろう?

ナノロボットのドローンを操縦して
そして埋め込む それだけで十分だ」

米国
「だからと言って
それが全員に埋め込められるわけが…!」

リシス
「情報の独占という考えを知っているか?
情報の独占をしている独占情報者をある程度ピックアップしていればいいのだ
だからこそ、お前たちの情報は甘いのだ

情報を操ろうとする者はやがてその情報に執着する
そのボディにだけ執着するのだ
しかし問題は魂の中だ
その魂の内部情報を改竄されてしまえばそれで終わりという奴だ」



リシス
「情報というのはランキング上で言えば
実はそれ程高くないのだ

上位にあるのは技術なのだよ
そしてそれ以上の上位は
演算処理能力 と 技術開拓 と 自動化
この三種の神器なのだ

それより下の問題は
この三つのメインキーがあってこそ勝利者となれるのだ

君たちは前時代のローマ法王を何一つとして変わらんのだよ
結局は重要指数順位での下位的存在を偶像的に信じているだけの愚者だったという訳だ」




米国はその発言にダメージを受けていた
ただ、米国にはまだ技術力数値の伸びしろになる秘密兵器を有していた

米国
「はは、そうか ではこれはどうかな
これは私達が開発して構築した万能量子コンピュータだ
これぞ量子演算だ 量子演算に勝るものは無い 違うかな?」

リシス
「確かにそれと情報が足されれば強力だね
しかしそこには欠点がある それは遮断された情報を組み込まない事だ」

技術力数値という攻撃が米国に入ったのを感じて米国はまた焦った



米国
「何故、私達に攻撃が入った?
量子演算で全ての情報は網羅されていたはずなのに!」

リシス
「だから言っただろう?遮断された情報は組み込まれないと
そもそも量子演算で世界上位となれるというのなら
今すぐにでも宇宙へと大発展を遂げるはずだ
しかしそうならないという事は、情報拡大の枠の広がりにも限度がある

つまりは、
全くの予想としていない情報への特化方向での試行錯誤の仮想シミュレーションにはかなわないという事だ」



米国
「いや、それはおかしいはずだ
何故なら量子演算は重ね合わせが可能だからだ
だからこそスパコンの何兆倍も速度が違うのだ」

リシス
「まあね 言ってることは正しい
しかしそれでも、多世界への干渉は出来たのかな?」

リシスがこの技術祭までに
その過程までに至るシナリオを構築していた

米国
「ま、まさかお前
この情報乗っ取り戦を分かっていて
今まで多世界干渉の技術開拓を行っていたのか?」

リシス
「まさしくその通りだね
そして多世界開拓してから
君たちの情報をスパイに盗んでもらった

でも君たちは、多世界干渉の情報を持ってないだろ?
だからこそ、僕は勝てたんだよ君達に」

米国
「そんな、そんな馬鹿な!」

米国に対して
日本の技術力数値は数値を倍化させていき勝利者となった
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