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ビルド国編
32話 奴隷の解放
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森をずっとさまようエクスラ
エクスラ
「随分歩いたが、全く抜け出せないな」
エクスラは木に登って森の上空へ飛び上がる
エクスラ
「向こう側に何か大きな建物が見えるな
あれがビルド国か?他には見えないし」
奴隷が逃げ出して町を作ったと考えると
近場にあるあれがビルド国だろうと思い
そのまま速度特化で向かった
~ビルド国~
力なき人が従属される
力ある一人が従う
それがビルド国
エクスラ
「区域に分かれていて、それらを各兵器者が管理しているのか」
エクスラはビルド国を脚力特化で上空から見下ろしていた
エクスラ
「一番俺と相性が良さそうな兵器者を倒していくか」
エクスラが見つけたのは発狂兵器だった
発狂兵器者
「ひゃはははは!!奴隷は俺の為に生きろ!」
発狂兵器者は奴隷を年中無休で稼働させていた
自分の心がどこに在るのか、全く不明瞭となって兵器者は奴隷に対して厳格となっていた
エクスラはそんな所に、上空から飛び降りて発狂兵器者目掛けて
負荷特化をした拳を振り下ろして兵器者を重力のかかったハンマーを振り下ろすように攻撃した
発狂兵器者は脳天を直撃して意識を失い
奴隷へと手を指し伸ばしていた
エクスラ
「発狂兵器者の中身は一体誰なんだ?」
奴隷
「おい…こいつまさか…」
「なんでお前兵器者になってんだよ…」
「うそだろ…おい…」
奴隷達が元兵器者に駆け寄っていた
発狂兵器者は奴隷だったのだ
エクスラ
「発狂兵器者が奴隷な…妖刀兵器と同様にこいつも犠牲者って所かな」
エクスラは奴隷に聞いたが、分からないとの事だった
そもそも奴隷はもう戦う意思が無いらしく、ずっとこのまま稼働し続ける運命と呪っていた
エクスラ
「俺はこいつと同じような妖刀兵器の奴隷と戦ったんだ
そして確信した、力の従属を断ち切るのは俺しかいねぇってな」
エクスラは特化能力だから相性が一番良いからだ
奴隷
「俺達の事はもういい…もういいんだ…!」
エクスラ
「正しく奴隷だな
俺が負けたら、悲惨な目に遭うって事だろ?
だったら心配すんな
ビルド国は力と力のぶつかり合い
だったらよ、俺の特化能力に相性ぴったりだから」
エクスラはそのまま壁を粉砕して見せる
エクスラ
「ちょっくら無双してくるわ」
エクスラは聴覚特化をして辺りの状況を見渡した
声がまともでない兵器者以外が2体
エクスラ
「それ以外は発狂兵器 つまり奴隷か
じゃあ俺はその発狂兵器をまず倒すしかない」
エクスラは奴隷を仲間にしようと思った
各々の区域にいる発狂兵器を片っ端が壊していく
奴隷も最初は反抗していたらしい
奴隷
「ある時、町は瓦礫と化した
俺達は一揆を起こした
瓦礫の中で反旗を翻すが、
力と力をぶつかれば直ぐに殺される
作戦を企てても、見つかり終わる」
そして奴隷たちは恐怖だけが残り従う事になる
エクスラ
「従っても埒が明かない」
奴隷
「あの頃から何十年とやってきた」
「だからもう憶測しているんだ 心から」
エクスラは
もう遅いのでなく、立ち向かわなければならないと言う
奴隷の中でもそういう意気込みはある
しかし力が足りない
奴隷
「力だけが足りないんだ…どうすりゃいい…」
立ち向かうには力に匹敵するものが必要だった
匹敵するのはピタゴラスイッチ的なもの
それを必要としていた
奴隷
「それに俺達にも金が入ってくるんだ」
「そうだそうだ」
奴隷たちは嬉しそうな顔をしている
エクスラ
「金?」
エクスラに奴隷たちは見せびらかした
紙幣ではなく、硬貨だった
奴隷
「これをひたすら集めて、紙幣になった時
奴隷から解放される為の金となる」
「それを集める為に俺達は稼働し続けているんだ」
エクスラ
「今まで解放されたのは幾つだ?」
解放されたのは十桁数らしい
他にも発狂兵器という単純な兵器者を倒しては奴隷達から情報を聞きながら
破壊活動に勤しむ
エクスラ
「何で一揆は終了に終わったんだ?」
奴隷
「過重の大玉が隠されている それで反抗した奴らは大玉が移動して来る事で
大玉に押しつぶされて死んでいったよ」
エクスラ
「解放された奴らは変わった所はあったか?」
奴隷
「解放される紙幣まで貯めた奴は兵器者と会話していたようだった」
発狂兵器者では無い兵器者と会話していたらしい事を聞いた
奴隷
「兵器者と言えば、発狂兵器者は定期的に変わってるよなあれ」
「挙動が違うのと体格で何となく分かるんだ」
発狂兵器が定期的に変わっている事を話す
エクスラはここで整理した
1、奴隷は一揆を起こした事が多々ある
2、大玉や力ある兵器者に食い止められた
3、現在は奴隷金があり紙幣まで貯めると解放される
4、発狂兵器は定期的に変わっている
そして中央に時計台がある事をエクスラは確認して
奴隷達に合図を送る
力のあるエクスラによって発狂兵器者が倒されていくのを見て
奴隷達もエクスラに可能性を滲み始め出す
エクスラは奴隷と企てを初めて実行に移しだした
エクスラ
「随分歩いたが、全く抜け出せないな」
エクスラは木に登って森の上空へ飛び上がる
エクスラ
「向こう側に何か大きな建物が見えるな
あれがビルド国か?他には見えないし」
奴隷が逃げ出して町を作ったと考えると
近場にあるあれがビルド国だろうと思い
そのまま速度特化で向かった
~ビルド国~
力なき人が従属される
力ある一人が従う
それがビルド国
エクスラ
「区域に分かれていて、それらを各兵器者が管理しているのか」
エクスラはビルド国を脚力特化で上空から見下ろしていた
エクスラ
「一番俺と相性が良さそうな兵器者を倒していくか」
エクスラが見つけたのは発狂兵器だった
発狂兵器者
「ひゃはははは!!奴隷は俺の為に生きろ!」
発狂兵器者は奴隷を年中無休で稼働させていた
自分の心がどこに在るのか、全く不明瞭となって兵器者は奴隷に対して厳格となっていた
エクスラはそんな所に、上空から飛び降りて発狂兵器者目掛けて
負荷特化をした拳を振り下ろして兵器者を重力のかかったハンマーを振り下ろすように攻撃した
発狂兵器者は脳天を直撃して意識を失い
奴隷へと手を指し伸ばしていた
エクスラ
「発狂兵器者の中身は一体誰なんだ?」
奴隷
「おい…こいつまさか…」
「なんでお前兵器者になってんだよ…」
「うそだろ…おい…」
奴隷達が元兵器者に駆け寄っていた
発狂兵器者は奴隷だったのだ
エクスラ
「発狂兵器者が奴隷な…妖刀兵器と同様にこいつも犠牲者って所かな」
エクスラは奴隷に聞いたが、分からないとの事だった
そもそも奴隷はもう戦う意思が無いらしく、ずっとこのまま稼働し続ける運命と呪っていた
エクスラ
「俺はこいつと同じような妖刀兵器の奴隷と戦ったんだ
そして確信した、力の従属を断ち切るのは俺しかいねぇってな」
エクスラは特化能力だから相性が一番良いからだ
奴隷
「俺達の事はもういい…もういいんだ…!」
エクスラ
「正しく奴隷だな
俺が負けたら、悲惨な目に遭うって事だろ?
だったら心配すんな
ビルド国は力と力のぶつかり合い
だったらよ、俺の特化能力に相性ぴったりだから」
エクスラはそのまま壁を粉砕して見せる
エクスラ
「ちょっくら無双してくるわ」
エクスラは聴覚特化をして辺りの状況を見渡した
声がまともでない兵器者以外が2体
エクスラ
「それ以外は発狂兵器 つまり奴隷か
じゃあ俺はその発狂兵器をまず倒すしかない」
エクスラは奴隷を仲間にしようと思った
各々の区域にいる発狂兵器を片っ端が壊していく
奴隷も最初は反抗していたらしい
奴隷
「ある時、町は瓦礫と化した
俺達は一揆を起こした
瓦礫の中で反旗を翻すが、
力と力をぶつかれば直ぐに殺される
作戦を企てても、見つかり終わる」
そして奴隷たちは恐怖だけが残り従う事になる
エクスラ
「従っても埒が明かない」
奴隷
「あの頃から何十年とやってきた」
「だからもう憶測しているんだ 心から」
エクスラは
もう遅いのでなく、立ち向かわなければならないと言う
奴隷の中でもそういう意気込みはある
しかし力が足りない
奴隷
「力だけが足りないんだ…どうすりゃいい…」
立ち向かうには力に匹敵するものが必要だった
匹敵するのはピタゴラスイッチ的なもの
それを必要としていた
奴隷
「それに俺達にも金が入ってくるんだ」
「そうだそうだ」
奴隷たちは嬉しそうな顔をしている
エクスラ
「金?」
エクスラに奴隷たちは見せびらかした
紙幣ではなく、硬貨だった
奴隷
「これをひたすら集めて、紙幣になった時
奴隷から解放される為の金となる」
「それを集める為に俺達は稼働し続けているんだ」
エクスラ
「今まで解放されたのは幾つだ?」
解放されたのは十桁数らしい
他にも発狂兵器という単純な兵器者を倒しては奴隷達から情報を聞きながら
破壊活動に勤しむ
エクスラ
「何で一揆は終了に終わったんだ?」
奴隷
「過重の大玉が隠されている それで反抗した奴らは大玉が移動して来る事で
大玉に押しつぶされて死んでいったよ」
エクスラ
「解放された奴らは変わった所はあったか?」
奴隷
「解放される紙幣まで貯めた奴は兵器者と会話していたようだった」
発狂兵器者では無い兵器者と会話していたらしい事を聞いた
奴隷
「兵器者と言えば、発狂兵器者は定期的に変わってるよなあれ」
「挙動が違うのと体格で何となく分かるんだ」
発狂兵器が定期的に変わっている事を話す
エクスラはここで整理した
1、奴隷は一揆を起こした事が多々ある
2、大玉や力ある兵器者に食い止められた
3、現在は奴隷金があり紙幣まで貯めると解放される
4、発狂兵器は定期的に変わっている
そして中央に時計台がある事をエクスラは確認して
奴隷達に合図を送る
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