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ビルド国編
33話 恐怖隷属
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エクスラは残りの兵器者2体に大して注意を払いながら
聴覚特化で、静かに稼働する奴隷の音を聞いてそちらへと赴いた
レイシス
「何故こっちに来た?ビルディンの方がお前と相性はいいはずですよ」
解放兵器のレイシスの所に来た
奴隷達は全く微動だにせずに稼働を続ける
エクスラ
「お前が犯人だからだ」
レイシス
「何の犯人ですか?」
エクスラ
「奴隷金の制度を作ったのはお前だろ」
奴隷は少し耳を傾けるが、
それをレイシスに見破られて目の力で気絶させられる
レイシス
「何の根拠があるんですか?」
エクスラ
「残りの兵器者は強化された兵器者」
エクスラが上空から見た残りの兵器者は肉体強化されているであろうキャラだったのを確認していた
エクスラ
「だがお前はそれとは違うオーラを放っている
お前は解放兵器で恐怖をその身に宿らせているだろ?」
奴隷達に指を差す
微動だにしないで稼働を続ける奴隷を見れば一目瞭然だった
奴隷には何も見えていない
しかし
奴隷
(何か言えば気絶したこいつみたいに心を襲われて気絶させられる…)
(気絶だけなら、まだ易しいものだ…)
(脳死する奴が多く存在している そんな歴史を知っている俺達からすれば…)
恐怖だけをその身で感じていた
エクスラは恐怖を放っているものが見える
レイシスから解放された恐怖が
奴隷を恐怖で従属させている
そしてその恐怖に慄いて先ほど奴隷が気絶したのだ
レイシス
「これが見えるのですか 素晴らしい
どうです?あなたも奴隷を稼働させませんか?私に金が入ります 一石二鳥です」
レイシスは金を見せる
奴隷金と違って本物のこの世界の貨幣だった
エクスラ
「お前の金は本物で
奴隷の金は偽物か」
レイシス
「何を言ってるのです 偽物ではありませんよ 解放されますから」
奴隷は稼働を続けながら
奴隷
(そうだ、俺達はこの金が貯まれば解放されるから稼働を続けてるんだ)
(俺達の未来を奪うな…)
奴隷達はむしろレイシスを賞賛していた
この制度があるからこそ、一揆が起きないでいた
しかしエクスラは考えていたものとは違う
エクスラは解放した奴隷達にあるものを運ばせていた
エクスラ
「その解放されたものはこいつだよな」
そこに置かれたのは発狂兵器者だった
奴隷はそれを見て驚いた
奴隷
(あれは…解放金を貯めた奴じゃないか…!)
(どうしてだ!?)
エクスラの行動にレイシスは観念した
レイシス
「はは、気付きましたか そうです
私は恐怖で支配する兵器者ですからそのくらいは出来ます」
レイシスは気付き始めた奴隷達に恐怖隷属させて気絶させていく
レイシス
「奴隷は
単純な人間と疑心暗鬼な人間が必ず存在します
私は疑心暗鬼な人間専門なんです
そして解放させた人間は兵器者にさせるのです」
他の奴隷達はそのまま稼働を続ける
エクスラ
「恐怖隷属が完全になると、あのまま稼働を続けるだけの人間になるんだな」
レイシス
「はい 最期まで足掻くものには結局、意識の死が待っているのですよ 発狂兵器者と君臨してね」
完全な恐怖隷属者は稼働を続ける奴隷となり
最期まで足掻いた隷属者には発狂兵器者としての結末が待っている
レイシス
「絶望に打ち勝った者こそが、発狂兵器に一番忠実だからです
その足掻きが絶望に変わる瞬間こそが、発狂兵器者として依代を強化させるのですから」
解放されている奴隷達は怒りを露わにした
エクスラ
「お前はなんという下衆な者なんだ 絶対に許さないぞ」
エクスラの特化能力に対してレイシスの恐怖隷属は貧弱だった
レイシス
「ではどう調理するのです? あなたには無理だと思いますよ?」
しかしレイシスはかなり淡泊に対応する
レイシス
「恐怖で従属させているから、奴隷を操って奴隷を人質にする事も出来ますからね」
レイシスは恐怖隷属で
奴隷を操り奴隷を人質にする
エクスラ
「時計台があったよな」
レイシス
「時計台がどうしたのです」
全く根拠のない発言をしてすっ呆けのレイシス
時計台が鳴り出す
すると、隠されていたであろう大玉が飛び出してくる
レイシス
「どういう事です 私はまだ合図していないはずです!」
大玉は隠されていて
その隠し場所を知っているのは他の奴隷
つまり、レイシスの恐怖隷属させている奴隷だった
エクスラ
「合図している奴隷は
再び一揆を起こした奴隷に倒されて、時計台を合図に大玉を転がしたんだ」
恐怖隷属させた奴隷を倒して
エクスラ側についた奴隷が大玉を時計台を合図にして転がしたのだ
レイシスには恐怖隷属の力があり精神を操るにはもってこいだった
しかし大玉の過重力という重さの前では何も歯が立たないのだ
どれだけ奴隷を行使しようとも
レイシス
「私のカラクリが、私の隷属によって今度は私がやられるのか!?」
レイシスは跡形も無く大玉に押しつぶされる
攻撃されて、瀕死状態となる しかし笑っていた
レイシス
「私の能力は誓約絡みの恐怖隷属です
その誓約が奴隷に直ぐ来るでしょう」
レイシスはエクスラ側の奴隷を見渡す
レイシス
「むしろあなたに救世主らしさを覚えているからこそ従ったのかもしれませんね
私もまた、救世主を望んでいました
だが、それは恐怖ばかりが募って
そうして私は恐怖に支配されて一歩もどこにも行けなかったのです
裏通りで過ごしていたそんな時に、デントロハウス様が手を指し伸ばしてくれたのです
そこからでう 私がビルド国で金を手に入れて楽しく過ごせたのは
さいっこうに最高の生活でした」
レイシスは最後に自分の能力を告げた
【恐怖隷属】
≪恐怖で従属
奴隷にノルマを与えて、期間内に出来なければ身体の一部を切り落とす
ノルマ型で恐怖隷属≫
レイシスがそう告げて命を賭す前
最後のあがきの如く、期間内の稼働を止めた奴隷達は体の一部が切り落とされて
身体を飛び跳ねさせていた
奴隷に奴隷の応急処置を頼んで残りの兵器者を倒しに向かうエクスラ
聴覚特化で、静かに稼働する奴隷の音を聞いてそちらへと赴いた
レイシス
「何故こっちに来た?ビルディンの方がお前と相性はいいはずですよ」
解放兵器のレイシスの所に来た
奴隷達は全く微動だにせずに稼働を続ける
エクスラ
「お前が犯人だからだ」
レイシス
「何の犯人ですか?」
エクスラ
「奴隷金の制度を作ったのはお前だろ」
奴隷は少し耳を傾けるが、
それをレイシスに見破られて目の力で気絶させられる
レイシス
「何の根拠があるんですか?」
エクスラ
「残りの兵器者は強化された兵器者」
エクスラが上空から見た残りの兵器者は肉体強化されているであろうキャラだったのを確認していた
エクスラ
「だがお前はそれとは違うオーラを放っている
お前は解放兵器で恐怖をその身に宿らせているだろ?」
奴隷達に指を差す
微動だにしないで稼働を続ける奴隷を見れば一目瞭然だった
奴隷には何も見えていない
しかし
奴隷
(何か言えば気絶したこいつみたいに心を襲われて気絶させられる…)
(気絶だけなら、まだ易しいものだ…)
(脳死する奴が多く存在している そんな歴史を知っている俺達からすれば…)
恐怖だけをその身で感じていた
エクスラは恐怖を放っているものが見える
レイシスから解放された恐怖が
奴隷を恐怖で従属させている
そしてその恐怖に慄いて先ほど奴隷が気絶したのだ
レイシス
「これが見えるのですか 素晴らしい
どうです?あなたも奴隷を稼働させませんか?私に金が入ります 一石二鳥です」
レイシスは金を見せる
奴隷金と違って本物のこの世界の貨幣だった
エクスラ
「お前の金は本物で
奴隷の金は偽物か」
レイシス
「何を言ってるのです 偽物ではありませんよ 解放されますから」
奴隷は稼働を続けながら
奴隷
(そうだ、俺達はこの金が貯まれば解放されるから稼働を続けてるんだ)
(俺達の未来を奪うな…)
奴隷達はむしろレイシスを賞賛していた
この制度があるからこそ、一揆が起きないでいた
しかしエクスラは考えていたものとは違う
エクスラは解放した奴隷達にあるものを運ばせていた
エクスラ
「その解放されたものはこいつだよな」
そこに置かれたのは発狂兵器者だった
奴隷はそれを見て驚いた
奴隷
(あれは…解放金を貯めた奴じゃないか…!)
(どうしてだ!?)
エクスラの行動にレイシスは観念した
レイシス
「はは、気付きましたか そうです
私は恐怖で支配する兵器者ですからそのくらいは出来ます」
レイシスは気付き始めた奴隷達に恐怖隷属させて気絶させていく
レイシス
「奴隷は
単純な人間と疑心暗鬼な人間が必ず存在します
私は疑心暗鬼な人間専門なんです
そして解放させた人間は兵器者にさせるのです」
他の奴隷達はそのまま稼働を続ける
エクスラ
「恐怖隷属が完全になると、あのまま稼働を続けるだけの人間になるんだな」
レイシス
「はい 最期まで足掻くものには結局、意識の死が待っているのですよ 発狂兵器者と君臨してね」
完全な恐怖隷属者は稼働を続ける奴隷となり
最期まで足掻いた隷属者には発狂兵器者としての結末が待っている
レイシス
「絶望に打ち勝った者こそが、発狂兵器に一番忠実だからです
その足掻きが絶望に変わる瞬間こそが、発狂兵器者として依代を強化させるのですから」
解放されている奴隷達は怒りを露わにした
エクスラ
「お前はなんという下衆な者なんだ 絶対に許さないぞ」
エクスラの特化能力に対してレイシスの恐怖隷属は貧弱だった
レイシス
「ではどう調理するのです? あなたには無理だと思いますよ?」
しかしレイシスはかなり淡泊に対応する
レイシス
「恐怖で従属させているから、奴隷を操って奴隷を人質にする事も出来ますからね」
レイシスは恐怖隷属で
奴隷を操り奴隷を人質にする
エクスラ
「時計台があったよな」
レイシス
「時計台がどうしたのです」
全く根拠のない発言をしてすっ呆けのレイシス
時計台が鳴り出す
すると、隠されていたであろう大玉が飛び出してくる
レイシス
「どういう事です 私はまだ合図していないはずです!」
大玉は隠されていて
その隠し場所を知っているのは他の奴隷
つまり、レイシスの恐怖隷属させている奴隷だった
エクスラ
「合図している奴隷は
再び一揆を起こした奴隷に倒されて、時計台を合図に大玉を転がしたんだ」
恐怖隷属させた奴隷を倒して
エクスラ側についた奴隷が大玉を時計台を合図にして転がしたのだ
レイシスには恐怖隷属の力があり精神を操るにはもってこいだった
しかし大玉の過重力という重さの前では何も歯が立たないのだ
どれだけ奴隷を行使しようとも
レイシス
「私のカラクリが、私の隷属によって今度は私がやられるのか!?」
レイシスは跡形も無く大玉に押しつぶされる
攻撃されて、瀕死状態となる しかし笑っていた
レイシス
「私の能力は誓約絡みの恐怖隷属です
その誓約が奴隷に直ぐ来るでしょう」
レイシスはエクスラ側の奴隷を見渡す
レイシス
「むしろあなたに救世主らしさを覚えているからこそ従ったのかもしれませんね
私もまた、救世主を望んでいました
だが、それは恐怖ばかりが募って
そうして私は恐怖に支配されて一歩もどこにも行けなかったのです
裏通りで過ごしていたそんな時に、デントロハウス様が手を指し伸ばしてくれたのです
そこからでう 私がビルド国で金を手に入れて楽しく過ごせたのは
さいっこうに最高の生活でした」
レイシスは最後に自分の能力を告げた
【恐怖隷属】
≪恐怖で従属
奴隷にノルマを与えて、期間内に出来なければ身体の一部を切り落とす
ノルマ型で恐怖隷属≫
レイシスがそう告げて命を賭す前
最後のあがきの如く、期間内の稼働を止めた奴隷達は体の一部が切り落とされて
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