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混乱の修学旅行編
八つ橋
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今夜は同室の男子たちは、さすがに大人しく寝た。
後で聞いたが、他の部屋の男子が女子部屋に忍び込もうとして見つかったらしい。
そんなこんなで、修学旅行の最終日。
今日は、京都駅近くでお土産を買って東京に戻るだけ。
同じ班の毛利さん、山名さん、赤松さんも一緒に京都駅近くの地下街で買い物をする。
妹がお土産を買って来いと言っていた。
買っていかないと後々うるさいので、適当に八つ橋でも買って帰ることにする。一番安いやつ。
ついでに、両親にも買っておくか。
毛利さんが話しかけて来た。
「伊達先輩、上杉先輩にもお土産を買って帰ろうと思うんだけど」
「そ、そうだね」
まあ、買って帰った方が良いんだろうな。
そこは、毛利さんにお任せして、”おたべ”にした。
代金は半分ずつ負担する。
「武田氏、なんか、お土産少なくない?」
山名さんが話しかけて来た。
「え? いや。こんなもんでしょ? 妹と部活の先輩の2つ」
「他にも買って帰らないといけない女子が居るんじゃあないの?」
「え?」
僕は知り合いの女子を思い浮かべる。
雪乃は、修学旅行に来てるわけだからいいとして、他の女子は…。
O.M.G.の3人か…。
買って帰った方がよさそうだな。
でも、あの3人も修学旅行があるだろう。どこに行くんだろう?
今度聞いてみよう。
それと…。
同じくアイドル活動をしている大学生の徳川さんか…。
たまにライブハウスで会うからな、買っていくか。
八つ橋購入。一番安いやつ。
他に誰かいたっけ…?
妹とつるんでいる3人。前田、丹羽、溝口。
まあ、八つ橋、買っていくか。一番安いやつ。
後は…。
支倉君にも、ついでに買っていってあげるか。一番安いやつ。
取りあえず思い出した人の分を購入した。多分これで大丈夫。
でも、結構多くなってしまった。
それを山名さんが目ざとく見ていて、ツッコミを入れてくる。
「やっぱりたくさん女子いるんじゃん?」
「べ、べ、別に全部女子に、ってわけじゃあないよ」
支倉君以外は、全部女子になんだけど。
「武田氏の好きな女子は校外という可能性もあるわけだ」
山名さんがそう言って、ニヤつく。
「え? なんの話?」
「行きの新幹線の中で話したじゃん。マコっちゃんを振ってまで付き合いたい女子のことだよ」
「その話はどうでもいいよ」
僕はそう言って、お土産売り場を後にした。
そもそも、そんな女子は居ないのだ。
帰りの新幹線の時間が近づいたので、雑司が谷高校の生徒たちは駅に集まって来た。
クラス委員なので、先生に点呼の手伝いをやらされたり、何かと用事を押し付けられる。
全員揃ったので、新幹線に乗り込んでいく。
座席は、行きの時と同じく、同じ班の4人で座っている。
新幹線の中でも、山名さんは、毛利さんと赤松さんに対して、居るはずもない ”僕が好きな女子” について、あれこれ推理して、話をしている。
「……、というわけで、武田氏の好きな相手は校外の女子という可能性あるわけ。毛利さん、なにか知ってる?」
「純也くんは、東池女子校に知り合いがたくさんいるみたい」
「なにーっ! 女子校!? JK!?」
山名さんもJKだろ?
僕は心の中で突っ込んだ。
毛利さんは続ける。
「そこのアイドル活動している3人」
「アイドル!? しかも3人!?」
山名さんは大げさに驚いて見せる。
「すげーなー!」
「それに」
毛利さんは続ける。
「やっぱりアイドル活動をしている大学生とか」
「なにーっ?! JDまで? JK、JDときたら、JCもいるんじゃない?」
「いるよ。純也くんの妹さんの友達」
「なんだってー! 武田氏! 犯罪だよ!」
「なんでだよ?! だれとも何もないのに」
僕は、山名さんの発言に反論する。
「あの子、義理の妹?」
山名さんたちは、妹と会ったことがあるので、美咲のことは知っている。
「ちゃんと、本当の妹だよ」
「本当の義理の妹?」
「なんで、そうなる? 血がつながっている妹だ」
「義理の妹って、ハーレムラブコメには欠かせないじゃん?」
「ハーレムラブコメってなんだよ?」
「武田氏、ギャルゲの主人公並に周りに女子がいるから」
「そんなにいないだろ? それにギャルゲほど、良い目にあってない」
などとアホな話をしていると、新聞部の小梁川さんが通路を通りかかった。
彼女は声を掛けてきた。
「あら、武田君。ここに居たのね」
早速、山名さんが話しかける。
「おお! 新聞部の小梁川さん! 今、武田氏の好きな相手を推理していたんだけど、新聞部の情報網で何か知ってることない?」
「残念だけど、そういうのは無いわね」
「なんでも、校外の女子という可能性も出てきてるんだけど」
「アイドルのプロデューサーをしているっていう情報は入ってきているわ」
「プロデューサー?! 何それ?!」
僕は答える。
「プロデューサーっていうより、ただの雑用だよ」
「アイドルって、さっき話に出た東池女子校の3人?」
「そ、そうだよ」
「これは、怪しいなー」
「彼女らとはそういう関係じゃあない」
小梁川さんが僕に尋ねる。
「私も、アイドルのライブを見てみたいから、今度行ってもいいかしら?」
「そ、それは構わないけど」
「ライブは、いつやってるの?」
「大抵、週末にやってる」
「また、今度、詳しく聞かせて」
そう言うと、小梁川さんは、立ち去った。
その後も山名さんは東京駅に着くまで、ずっと推理をしていた。
僕はやれやれと思いながら、適当に聞き流していた。
後で聞いたが、他の部屋の男子が女子部屋に忍び込もうとして見つかったらしい。
そんなこんなで、修学旅行の最終日。
今日は、京都駅近くでお土産を買って東京に戻るだけ。
同じ班の毛利さん、山名さん、赤松さんも一緒に京都駅近くの地下街で買い物をする。
妹がお土産を買って来いと言っていた。
買っていかないと後々うるさいので、適当に八つ橋でも買って帰ることにする。一番安いやつ。
ついでに、両親にも買っておくか。
毛利さんが話しかけて来た。
「伊達先輩、上杉先輩にもお土産を買って帰ろうと思うんだけど」
「そ、そうだね」
まあ、買って帰った方が良いんだろうな。
そこは、毛利さんにお任せして、”おたべ”にした。
代金は半分ずつ負担する。
「武田氏、なんか、お土産少なくない?」
山名さんが話しかけて来た。
「え? いや。こんなもんでしょ? 妹と部活の先輩の2つ」
「他にも買って帰らないといけない女子が居るんじゃあないの?」
「え?」
僕は知り合いの女子を思い浮かべる。
雪乃は、修学旅行に来てるわけだからいいとして、他の女子は…。
O.M.G.の3人か…。
買って帰った方がよさそうだな。
でも、あの3人も修学旅行があるだろう。どこに行くんだろう?
今度聞いてみよう。
それと…。
同じくアイドル活動をしている大学生の徳川さんか…。
たまにライブハウスで会うからな、買っていくか。
八つ橋購入。一番安いやつ。
他に誰かいたっけ…?
妹とつるんでいる3人。前田、丹羽、溝口。
まあ、八つ橋、買っていくか。一番安いやつ。
後は…。
支倉君にも、ついでに買っていってあげるか。一番安いやつ。
取りあえず思い出した人の分を購入した。多分これで大丈夫。
でも、結構多くなってしまった。
それを山名さんが目ざとく見ていて、ツッコミを入れてくる。
「やっぱりたくさん女子いるんじゃん?」
「べ、べ、別に全部女子に、ってわけじゃあないよ」
支倉君以外は、全部女子になんだけど。
「武田氏の好きな女子は校外という可能性もあるわけだ」
山名さんがそう言って、ニヤつく。
「え? なんの話?」
「行きの新幹線の中で話したじゃん。マコっちゃんを振ってまで付き合いたい女子のことだよ」
「その話はどうでもいいよ」
僕はそう言って、お土産売り場を後にした。
そもそも、そんな女子は居ないのだ。
帰りの新幹線の時間が近づいたので、雑司が谷高校の生徒たちは駅に集まって来た。
クラス委員なので、先生に点呼の手伝いをやらされたり、何かと用事を押し付けられる。
全員揃ったので、新幹線に乗り込んでいく。
座席は、行きの時と同じく、同じ班の4人で座っている。
新幹線の中でも、山名さんは、毛利さんと赤松さんに対して、居るはずもない ”僕が好きな女子” について、あれこれ推理して、話をしている。
「……、というわけで、武田氏の好きな相手は校外の女子という可能性あるわけ。毛利さん、なにか知ってる?」
「純也くんは、東池女子校に知り合いがたくさんいるみたい」
「なにーっ! 女子校!? JK!?」
山名さんもJKだろ?
僕は心の中で突っ込んだ。
毛利さんは続ける。
「そこのアイドル活動している3人」
「アイドル!? しかも3人!?」
山名さんは大げさに驚いて見せる。
「すげーなー!」
「それに」
毛利さんは続ける。
「やっぱりアイドル活動をしている大学生とか」
「なにーっ?! JDまで? JK、JDときたら、JCもいるんじゃない?」
「いるよ。純也くんの妹さんの友達」
「なんだってー! 武田氏! 犯罪だよ!」
「なんでだよ?! だれとも何もないのに」
僕は、山名さんの発言に反論する。
「あの子、義理の妹?」
山名さんたちは、妹と会ったことがあるので、美咲のことは知っている。
「ちゃんと、本当の妹だよ」
「本当の義理の妹?」
「なんで、そうなる? 血がつながっている妹だ」
「義理の妹って、ハーレムラブコメには欠かせないじゃん?」
「ハーレムラブコメってなんだよ?」
「武田氏、ギャルゲの主人公並に周りに女子がいるから」
「そんなにいないだろ? それにギャルゲほど、良い目にあってない」
などとアホな話をしていると、新聞部の小梁川さんが通路を通りかかった。
彼女は声を掛けてきた。
「あら、武田君。ここに居たのね」
早速、山名さんが話しかける。
「おお! 新聞部の小梁川さん! 今、武田氏の好きな相手を推理していたんだけど、新聞部の情報網で何か知ってることない?」
「残念だけど、そういうのは無いわね」
「なんでも、校外の女子という可能性も出てきてるんだけど」
「アイドルのプロデューサーをしているっていう情報は入ってきているわ」
「プロデューサー?! 何それ?!」
僕は答える。
「プロデューサーっていうより、ただの雑用だよ」
「アイドルって、さっき話に出た東池女子校の3人?」
「そ、そうだよ」
「これは、怪しいなー」
「彼女らとはそういう関係じゃあない」
小梁川さんが僕に尋ねる。
「私も、アイドルのライブを見てみたいから、今度行ってもいいかしら?」
「そ、それは構わないけど」
「ライブは、いつやってるの?」
「大抵、週末にやってる」
「また、今度、詳しく聞かせて」
そう言うと、小梁川さんは、立ち去った。
その後も山名さんは東京駅に着くまで、ずっと推理をしていた。
僕はやれやれと思いながら、適当に聞き流していた。
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