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第1章
みんな無事なら、万事解決では?
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「はぁ…はぁ…勝った…」
私はふらふらと4人に近づき、しゃがんで手を向ける。
『モモよ。無理をするな。ギガンテスは魔獣の中でも力の強いものだ。その攻撃を一晩受け続けてそなたの精神が正常でいられるわけがない』
そうは言っても、4人の痛々しい傷を見ると、放って倒れるわけにもいかない。
「大丈夫だよ…。治癒の魔力を捧げ癒しを…ヒーリア・ライト」
薄緑の光りが4人を包み込むと、傷が治っていく。
「ん…ここは…俺は…」
ガラムさんが起きたところで他の人も傷が治ったようで、私は魔法を止める。
「よかっ…た…」
そこで緊張の糸が切れて私はバタッと倒れた。
受け身をとれないほど体に力が入らない。
結界もガラスが割れるように音を立てて崩れて消えた。
「モモ!」
ガラムさんの声がする…でも返事できないや…。
あぁ…意識が遠い…。
これはあれだ…当直5日明けの帰宅後の感覚だ。
そのまま私はすーっと意識が遠のいて、眠りについたのだった。
・
・
・
・
・
・
目を覚ますとベッドの上にいた。
見覚えのない白い部屋にいた私は横にある窓を見る。
どうやらどこかの街の中のようだった。
しばらくボーッと街を眺めていると、人の話し声が聞こえて扉が開いた。
入ってきたのはエルさんとアイシアさんだった。
アイシアさんの持っている花瓶には花が入っていて、どうやら私は患者さんだと自覚した。
「モモさん!?目が覚めたんですね!」
「よ、よかったよぉ!」
2人は起きている私を見て驚いた。
そして、エルさんは私に泣きながら抱きつく。
「エルさん…苦しい」
「だってだって…ギガンテスから私達を守って倒れたって聞いたから…これでモモちゃんの目が覚めなかったらって思うと…」
それで心配してくれてたんだね。
いや、それにしても力強くない?
痛い痛い。こんな魔法使いみたいな見た目してるのにギガンテス並みじゃない?
「それにしても、本当によかったです。モモさんはもう1日丸々眠っていたんです」
「1日?1日かぁ…」
当直5日明けは2日眠ってたんだけどなぁ。
じゃあまだまだ頑張れるかもね。
「なんであんまり驚いてないの…?」
「え?うーん、前にも似たようなことあったからかな」
「こんなこと何回もしてるの!?」
「あ、いや。そういうわけじゃないけど」
「エル、とにかくモモさんを離しなさい。モモさんがそのままだと休まらないわ」
「うん…」
エルさんは私を離して、涙を拭いた。
「とりあえず、私達はガラム達を呼んできます。それまでゆっくりしていてください」
「わかりました」
そう言ってアイシアさんとエルさんは部屋を出て行った。
しばらくして、ガラムさんとカイルと子犬の姿のルゥがきた。
それで私の倒れた後のことを説明してくれた。
私が倒れた後、4人の目が覚め次第、私を街の医者まで運んだそうだ。
ギルドの方へは経緯を説明して、私の体調が戻ったらギルドへ出頭しなければいけないらしい。
ギガンテスの素材は回収され、全て私の物になっているそうだ。
なんでも、魔獣の死体を放置するとそこに魔物が集まって、魔獣の魔力で魔物が強くなることもあるんだとか。
それと、説明の後にガラムさんにすごく怒られた。
わざわざ危険を冒す必要はなく、ルゥと一緒に逃げればよかったと。
なんというか、学校の先生に怒られた気分だった。
説明をして、4人は出ていった。
また明日来るそうだ。
私は子犬ルゥを撫でながら窓をぼんやり眺めた。
『モモよ。本当に体は大丈夫なのか?』
「大丈夫だよ。なんならもう一回ギガンテスと戦えそう」
『そこまで冗談が言えるのなら、心配はなかろう』
ルゥはそう言って私の膝の上に丸まって寝てしまった。
契約して少ししか経ってないけど、一応主人を心配してくれたのかな。
私もルゥに習ってもう一眠りしようと、目を閉じた。
私はふらふらと4人に近づき、しゃがんで手を向ける。
『モモよ。無理をするな。ギガンテスは魔獣の中でも力の強いものだ。その攻撃を一晩受け続けてそなたの精神が正常でいられるわけがない』
そうは言っても、4人の痛々しい傷を見ると、放って倒れるわけにもいかない。
「大丈夫だよ…。治癒の魔力を捧げ癒しを…ヒーリア・ライト」
薄緑の光りが4人を包み込むと、傷が治っていく。
「ん…ここは…俺は…」
ガラムさんが起きたところで他の人も傷が治ったようで、私は魔法を止める。
「よかっ…た…」
そこで緊張の糸が切れて私はバタッと倒れた。
受け身をとれないほど体に力が入らない。
結界もガラスが割れるように音を立てて崩れて消えた。
「モモ!」
ガラムさんの声がする…でも返事できないや…。
あぁ…意識が遠い…。
これはあれだ…当直5日明けの帰宅後の感覚だ。
そのまま私はすーっと意識が遠のいて、眠りについたのだった。
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目を覚ますとベッドの上にいた。
見覚えのない白い部屋にいた私は横にある窓を見る。
どうやらどこかの街の中のようだった。
しばらくボーッと街を眺めていると、人の話し声が聞こえて扉が開いた。
入ってきたのはエルさんとアイシアさんだった。
アイシアさんの持っている花瓶には花が入っていて、どうやら私は患者さんだと自覚した。
「モモさん!?目が覚めたんですね!」
「よ、よかったよぉ!」
2人は起きている私を見て驚いた。
そして、エルさんは私に泣きながら抱きつく。
「エルさん…苦しい」
「だってだって…ギガンテスから私達を守って倒れたって聞いたから…これでモモちゃんの目が覚めなかったらって思うと…」
それで心配してくれてたんだね。
いや、それにしても力強くない?
痛い痛い。こんな魔法使いみたいな見た目してるのにギガンテス並みじゃない?
「それにしても、本当によかったです。モモさんはもう1日丸々眠っていたんです」
「1日?1日かぁ…」
当直5日明けは2日眠ってたんだけどなぁ。
じゃあまだまだ頑張れるかもね。
「なんであんまり驚いてないの…?」
「え?うーん、前にも似たようなことあったからかな」
「こんなこと何回もしてるの!?」
「あ、いや。そういうわけじゃないけど」
「エル、とにかくモモさんを離しなさい。モモさんがそのままだと休まらないわ」
「うん…」
エルさんは私を離して、涙を拭いた。
「とりあえず、私達はガラム達を呼んできます。それまでゆっくりしていてください」
「わかりました」
そう言ってアイシアさんとエルさんは部屋を出て行った。
しばらくして、ガラムさんとカイルと子犬の姿のルゥがきた。
それで私の倒れた後のことを説明してくれた。
私が倒れた後、4人の目が覚め次第、私を街の医者まで運んだそうだ。
ギルドの方へは経緯を説明して、私の体調が戻ったらギルドへ出頭しなければいけないらしい。
ギガンテスの素材は回収され、全て私の物になっているそうだ。
なんでも、魔獣の死体を放置するとそこに魔物が集まって、魔獣の魔力で魔物が強くなることもあるんだとか。
それと、説明の後にガラムさんにすごく怒られた。
わざわざ危険を冒す必要はなく、ルゥと一緒に逃げればよかったと。
なんというか、学校の先生に怒られた気分だった。
説明をして、4人は出ていった。
また明日来るそうだ。
私は子犬ルゥを撫でながら窓をぼんやり眺めた。
『モモよ。本当に体は大丈夫なのか?』
「大丈夫だよ。なんならもう一回ギガンテスと戦えそう」
『そこまで冗談が言えるのなら、心配はなかろう』
ルゥはそう言って私の膝の上に丸まって寝てしまった。
契約して少ししか経ってないけど、一応主人を心配してくれたのかな。
私もルゥに習ってもう一眠りしようと、目を閉じた。
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