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二九〇話
しおりを挟むで、プレセアはマキナバハムートの観察に満足すると、今度は小型……あくまでマキナバハムートと比べて、だが……である黒騎士達の方へと近づき始めた。
ドーカイテーオーは四つ足、エテナイトはお座り姿勢のため多少のことでは倒れたりはしないが、黒騎士だけは二足直立状態と他より不安定な体勢である為、プレセアが触る前に、一応、安定性を考慮して膝を突いての駐機姿勢を取らせることにした。
黒騎士のフル装備時の重量は軽く1トン超えなので、もし、プレセアが下敷きにでもなろうものなら、一発でぺちゃんになってしまうからな。
それはまぁ、俺でも同じことだが……
ということで、頭もなるべく下げて、より重心を低くする。こうすればちょっとやそっとのことでは倒れまい。
ただ……特に何か他意があったわけではないのだが、図らずも国王であるプレセアの前とあって、その姿たるや、王の御前で膝を突く騎士のそれとなってしまった。
「……今のはスグミ様が?」
突然動いた黒騎士に驚きつつ、プレセアがそう聞いて来た。
「ああ。操作してない状態の二足直立ってかなり不安定な状態でな。ちょっとしたことで倒れたりするんだよ。
突然倒れたら危ないから、安全を考慮して倒れないように膝を突いて姿勢を低くした、ってわけだ。
一番安定してるのは倒れている状態なんだが……それはそれでかっこ悪いだろ?」
まさか、国王陛下の前で土下寝するわけにもいかんしな。
「そう……ですね……」
そう、俺からの説明を聞くと、プレセアが何かもの言いたげな目で黒騎士を見つめていた。
そして、そのままゆっくりと歩み寄ると、その兜に手を触れる。
「……スグミ様は、“黒騎士”について何か伺っていますか?」
と、突然プレセアからそんなことを聞かれた。おそらく、前にセレスから聞いた話のことだろう。
なので、俺が知っている限りのことを話すことにした。
「ん? ああ、セレスから触りをチラっとだけな。
確か、悪政をしていた国王に天誅かました騎士だっけ? その後は王政による政治が腐敗しないよう、監視する立場になったとかなんとか……
で、王が不正をしたら切り捨て御免してもいい権利がある……そんな感じだったと思うけど?」
「……だ、大分簡略化されてますが、概ねその通りですね」
で、ざっくりと概要だけを話すと、プレセアがなんともいえないやや引きつった様な笑みを浮かべていた。
よくよく見れば、なんかラルグスさんも渋い顔してるし……
そんなプレセア達の表情に、何か変な事でも言ったか? と悩んでいると、急にドスっと脇腹に鈍い痛みが走った。
「ぐふっ……って、セレス……急に何すんだよ……」
痛みの方へと視線を向ければ、そこには正拳突きを俺の脇腹へとめり込ませているセレスの姿があった。
「ちょっと! 陛下の前なんだから少しは言葉を選びなさいよっ! ざっくりしすぎでしょ!」
そげんなこと言われてもな……
「ま、まぁ、間違いではありませんので……」
怒り心頭、といわんばかりのセレスを宥める様にプレセアがそう口にすると、仕切り直しの為か咳払いを一つ。
「我が国における黒騎士は「忠義」「誠実」「公正」「精錬」「潔白」と、それらを象徴したような存在なのです。
故に、王が黒騎士を側に置く、というのは自身の身命を賭して、国民に不正をしないという誓いになるのです。
……とはいえ、その黒騎士制度を活用したのは過去にただの一度きりなんですが」
そりゃあ、自分殺しのライセンスなんてそう簡単には渡せないだろうよ。それが王殺しのライセンスともなれば尚更か。
仮に任命するにしても、相当な信頼が置ける人物でもなければいつ寝首を搔かれるか分かったものではない。
とはいえ、あまりに忠誠過ぎるのも問題なんだろうな。
結局、王の犬では何をしても許してしまう為、監視としての用をなさなくなってしまう。
それでは流石に他者からの信頼は得られまい。
となると、求められるものは王ではなく民に対しての真摯さや、王であろうといざというときは裁くという公平さ、そして何より私利私欲では動かない中立性、といったところか?
と、そこまで考えてふと頭にセリカの顔が浮かんで来た。
セリカは職務に対してバカみたいに真面目だし、国民に対しても非常に真摯だ。
以前の貴族邸へのカチコミでも分かる様に、曲がったことが大嫌いみたいなところもあるので、あいつなら適任なのではないだろうか?
二人の関係をそこまで詳しく知っているわけではないが、セリカならプレセアが誤った道に進むのをちゃんと止められそうな気がする。
あくまで、そんな気がする、だけだが。
「ちょっと思ったんたが、セリカならプレセアの黒騎士に任命してもいいんじゃないか?
あいつはバカが付くくらい真面目だから、もしプレセアが誤った道に進もうとしたらちゃんと止めてくれるだろ?」
と、ついつい思ったことが口に出てしまった。で、それと同時に脇腹を誰かにツンツンと突かれる。
位置的にさっきセレスから正拳突きを食らった場所なので、突いているのはセレスだろう。
視線を向ければ、案の定セレスがそこにいた。
「ちょっとちょっとっ! ここに誰がいるか考えて話しなさいってっ!」
セレスが俺を見上げながら、小声でそう訴える
誰が居るかって、そりゃ俺とセレスとプレセアとラルグス……あっ。
そういえば、ラルグスさんはセリカの父ちゃんやがな……
やべ……うっかり父親の前で娘をディスる様な言い方をしてしまった……
恐る恐る、ゆっくりとラルグスさんへと視線を向けると……図らずも目が合ってしまった。
「あ~、いや、別に娘さんを悪く言うつもりは……」
取り敢えず、取り繕おうと弁明を計ろうとするも、ラルグスさんから「気にするな」と遮られてしまった。
「アレが生真面目なのは今に始まった話ではないからな。あまりに融通が利かな過ぎて、アレには私も度々困らされている」
「ふふっ。アンジーはこうと決めたら人の話しを聞かなくなりますからね」
で、呆れた様にため息を吐くラルグスさんに、プレセアが笑いながら同意する。
おいセリカ、身内からもややディスられてんぞー。
「確かに、私もアンジーになら命を預けてもいいと思っています。
ですが、王国法では黒騎士に任命された人物は一切の政務に関わること出来なくなる規則になっているのです。
正直、今はアンジーを政務から外すわけにも行かず……」
と、そこまで説明してプレセアが困った様に笑みを浮かべて見せた。
今は……とは、つまり貴族派と対立状態にあることを指しているのだろう。
「そういえば、セリカは今、国内の反王族派の取り締まりをしてるんだっけか?」
反王族派の不正を暴いてしょっ引く。簡単にいえば、それがセリカの任務だったはずだ。
で、その一環として、異種族の拉致被害者の救助や救済を行っている、と。
となれば、確かに今その任務から外すのは難しいかもな……
「はい。その通りです。アンジーには本当に助けられてばりですから……」
そう語るプレセアの表情が、どこか申し訳なさそうに陰って見えたのは決して気のせいではないだろう。
「勿論、“黒騎士”に任命するに足る、信頼の置ける方々はアンジー以外にもいますよ?
例えばここに居られるフューズ卿を始め、他にも沢山。
皆さま、相応の立場の方ばかりですので、同じように政務から外すことが出来ないのです」
信頼出来る人は仕事が出来る人ばかりで、その所為でどこも外せない。ということか。
話しの限りでは、“黒騎士”という役職を絶対に置かなければいけない、ということでもないようなので、有能な人を外してまでわざわざ置く必要はなし、ということなんだろうな。
「ねぇねぇ陛下陛下~。あたしはあたし?」
で、そんな話をしていたら、何処からともなくマレアが当たり前のように話に割って入って来た。
そういえば居たなこいつ。すっかり忘れてたわ。
てか、お前いつの間に降りて来たんだよ……
ついさっきまでマキナバハムートの上に乗ってただろ?
「勿論、マレアのことも信頼してますよ。マレアにも今まで何度も助けられて来ましたから」
「ふっふっふー。もっと感謝してもいいんだよ?
……あっ、でも今は別任務で側にいてあげられないからゴメンね?」
「いいえ、私の方は大丈夫ですから、マレアはマレアに与えられた任務を頑張ってください」
「おうっ! 任せときー!」
なんて二人で仲良く話しているが、マレアに与えられた任務って侍女達を使って俺をハニトラに引っ掛けることなんだよなぁ~……
それを知ってて……というか発案者であるプレセアが俺を前にしてマレアに頑張れとそう激励する辺り、プレセアもプレセアで相当の曲者である。
まぁ、当然、そのことを俺が知っているとは、プレセアは知らないわけだが。
てか、プレセアとて、その信頼している部下がいきなり本人にゲロっているとは夢にも思ってもいないだろうしな。
とはいえ、これは触れてはいけない禁則事項。
この場でそれを指摘すると俺の首が物理的に危険にさらされるので、絶対に口には出さないけど……
「ところでスグミ様……」
「ん?」
マレアとのじゃれ合いに一段落ついた頃、ふとプレセアが俺へと話しかけて来た。
「話は変わりますが、時に、スグミ様は我がノールデン王家の紋章をご存知でしょうか?」
「……また本当に随分と唐突な話題だな。いや。申し訳ないが全然知らん」
「そうでしょうね……」
特に機嫌を損ねた風もなくプレセアはそういうと、何を思ったのかポケットに手を突っ込んで、そこから何かを取り出し、それを俺の前へと差し出した。
「ぜひ、手に取ってご覧になってくださいませ」
と、プレセアの小さな手の平に載せられていたのは、大ぶりなブローチの様な物だった。
何か図柄の様なものが描かれているようだが……話からすると、この図柄が王家の紋章というやつなのだろう。
しかしながら、大ぶりのブローチとはいえ所詮はアクセサリー。
少し距離が離れてしまっている今の状況では、その意匠をはっきりと確認することは出来なかった。
つまり、このブローチを手に取って確り見ろ、ということなのだろう。
何故、プレセアがこんなことをするのか見当もつかないが、確認も兼ねて一度プレセアへと視線を向けると、プレセアは小さく頷き手を軽く持ち上げてみせた。
表情こそ微笑んでいるが、その視線からはいいからさっさと受け取って見ろ! という無言の圧力をひしひしと感じていた。
仕方ないので手に取り確認することに。
形はよくある楕円型。大きさは親指の第一関節よりやや大きいといったくらいか?
ただし、見た目の大きさ以上にズシリと感じる重量から、おそらく総純金製だろうと思われる。
で、肝心のブローチだが……
縁がそのまま金で装飾されており、中央には青地に赤で描かれた横を向き火を吐くドラゴンの意匠が施されていた。
そして、ドラゴンの前に交差する二本の黄金の剣。
他にも細かい模様などが施されてはいたが、概ねそんな感じであった。
へぇ~、これがノールデン王家の紋章ってやつか。
「その赤きドラゴンは、この国を救った救世主だと伝えられてるんですよ」
「へぇ~」
この国の伝説といった感じだろうか?
「どんな話なんだ?」
興味ついでに少し聞いてみる。
「そうですね……これはまだ、この国が、今のノールデン王国になる前のお話しです」
そうプレセアは前置きしてから話を始めた。
内容としては、まぁ、よくある話といえばよくある話であった。
曰く、あるところに心優しい娘が居て、その娘が何時ものように森へと入り、木の実や山菜など、森の恵みを採っていると、目の前に傷つき倒れている巨大な赤いドラゴンを見つけた。
ちなみに、物語ではドラゴンの大きさは人の二倍から三倍程度の大きさだと語られている。
ドラゴンの素材は超の付く希少品だ。
傷つき弱ったドラゴンが一頭。地に伏せて倒れている。
これは千載一遇の好機だった。
直ぐに街へと戻り、大勢の人を呼んでこれば、希少なドラゴンの素材を労せずして手に入れることが出来る……
が、娘はそうはしなかった。
何を思ったか、娘は傷ついたドラゴンの手当てを始めたのだという。
一度、その爪を、その牙が自分に向ければ、少女の命など瞬く間に刈り取られてしまうような相手であるにも関わらずだ。
それでも、娘は懸命にドラゴンの治療を行った。
しかし、ドラゴンの負った傷は深く、直ぐに完治するようなものではなかった。
一日で無理なら二日、二日で無理なら三日と……娘は幾日もドラゴンの元へと足を運んでは治療を行った。
そうして、ようやくドラゴンが少しは動けるようになった頃、国境問題を起因とする戦争状態にあった隣国が本格的な侵攻を始め、国境に近かった娘の住んでいた街が戦火に燃えた。
送られて来た軍隊は、優に万を超えていた。
突然の襲撃、それも夜。
人々は逃げることすらままならず、家は焼かれ、凶刃に倒れて行った。
周囲は阿鼻叫喚の地獄絵図。
もうダメだ……自分も死ぬのだと娘がそう思い打ちひしがれる時、何処からか一頭の赤きドラゴンが夜空から舞い降り、娘の前へと降り立った。
ドラゴンの体には無数の見覚えがある傷があった。娘が助けたあのドラゴンだ。
ドラゴンは娘の無事を確かめる様に一瞥すると、隣国から差し向けられた万の軍勢へと向かい飛び立った。
そして、その悉くをドラゴンの方向で蹴散らし、ブレスで焼き払い、尾で薙ぎ払い、爪で切り裂き、牙で貫いて行った。
すべてが終わった時、そこに生きているものは一人としていなかった……
そう、ドラゴン自身もまた、その命を落としてしまったのだった。
最強の生物と謂われるドラゴンではあったが、深い傷を負っていた身では、万全の力を振るうことも出来ず、流石に万と降る数多の矢玉には耐えることが出来なかったのだった……
「……それが赤龍様の娘に対する恩返しだったのか、それともただの気まぐれか……それは私には分かりませんが、赤龍様の奮戦なくして今の私達は無かったのは事実です」
「それで救世主として王家の紋章にドラゴンを?」
「はい。紋章に描かれているお姿は、その時の戦いの様子を表している、と伝えられています」
そう言われ、今一度ブローチへと視線を向ければ、確かにめっちゃ火吐いてるし、それに雰囲気も怒っている……というか猛っている? みたいな印象を受ける。
「ちなみにですが、襲って来た隣国はこの時に出た膨大な被害が原因となり、その後敗戦し滅亡。そして紆余曲折あり、今はノールデン王国の一部となっております」
そっか、滅んだかぁ……
流石に、ドラゴンが突然介入してくるとか、相手だって想定外過ぎるだろうからな。
とはいえ、まぁ、詳しくはしらないが、どういう理由にしろ先に侵攻してきたのは相手側のようなので、自業自得といってしまえばそれまでだ。
同情の余地なしっ!
で、攻めて来た隣国は、敗戦後にノールデン王国の前身となる国家に占領され統合。そして、現在の形へと近づいて行くことになるのだと、プレセアが補足情報としてそう教えてくれた。
「その紋章は、護られた側からは守護の象徴として、また、滅ぼされた側からは破滅の象徴として見える、というわけですね」
とは、プレセアの談である。
「それにしても、赤きドラゴンが国を救う……まるで今回のスグミ様のようですね」
で、突然プレセアがそんなことを言い出し、俺へと向かって笑顔を見せた。
いやいや? 全然違くないか?
確かにマキナバハムートは赤い。
見ようによっては、ベルヘモスなんて巨大なカメのバケモノから国を救った……様にも見えなくもない。
が。
「……偶然だろ?」
俺がこの異世界に飛ばされたのも偶然なら、ベルヘモスが出て来たのも偶然。
ましてや、マキナバハムートが赤いのなんて、パーツに使用した素材の色がたまたま赤かったからであり、これも偶然だ。
俺が気まぐれで塗装していたり、そもそもの素材の色が違えば、青や緑だった可能性すらあるのだ。
そもそも、そのドラゴンはほぼ間違いなく自分の意思で、自分を助けてくれた娘を助ける為に戦っていたはずだ。
しかし俺にそんな意思はまったくない。ただ単にその場の流れというやつだ。
こんな俺と比較されたのでは、伝説のドラゴンも浮かばれないだろうよ。
「黒い騎士も従えていたりするの偶然ですか?」
「……偶然だな」
それこそ偶然の産物だ。
アマリルコン合金が必ず黒く変色する関係上、この合金を使ったアイテムは絶対に黒くなってしまうのだ。
塗装しようにも、どんな着色剤を使ってもまったく定着せず、すぐに剥がれてしまうので意味をなさないしな。
無理くり塗装出来なくもないが、そうするとあちこちボロボロ剥がれ落ちてしまい、それこそ見るからにダサ過ぎるから俺はしない、というかしたくないだけだ。
「そうですか。沢山の偶然もあるものなのですね」
「……何が言いたいんだよ?」
「特にはなにも」
そう言ってプレセアが微笑むが……ん~、なんだろこの笑顔は?
別に不審なところなどないはずなのに、妙な寒気を感じるのだが?
表情こそニコニコと笑顔を向けるプレセアではあるが、その笑顔の裏で何か企んでいる様でむしろ怖い。
てか、俺をハニトラに引っ掛けようとしている張本人であることを考えると、逆に何か企んでいると思った方が自然なんだよなぁ~。
なんやかんや、伝説やら言い伝えに準えて英雄とかに祭り上げられて利用される、とかは勘弁だからな?
どんな悪だくみをしているかは分からんが、変な気だけは起こさないで欲しい物である。
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