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その19
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ここまで来ますと、1つわかったことがございます。つまり、男の方がどんなに愛しているとおっしゃったとしても、それは時々嘘であることがあります。特に、私に対してそんなことを言ったとしても、それはなかなか信憑性がないと言うことでございます。
あのフィンゴモリド様まで……それなりの想像がついているわけでございました。そして、彼女は裏口から私を外に出してくれました。
「ここからは、1人で旅を続けるのがよろしいでございましょう。あなた様にとって、何が幸せなのか私には分かりませんが。道は1つしかないのですから、この先につながっている果てしない道を道で歩き続ければ良いのではないでしょうか……」
彼女はそう言って、ひたすら続く白い道を指差しました。
「今までの道のりはどこに行ってしまったのでしょうか??????????????」
私が質問いたしますと、彼女は軽く笑って、
「今まで歩いてきた道のりなんて、そんなものはすぐに消えてしまうんですよ。ですから、あなた様の前にはもうないのかもしれませんね……」
と言いました。
「ありがとうございます……」
いつになっても一人ぼっち、でも私は何回も人生を繰り返しているわけでございますから、こちらの方がしっくりきました。
あのフィンゴモリド様まで……それなりの想像がついているわけでございました。そして、彼女は裏口から私を外に出してくれました。
「ここからは、1人で旅を続けるのがよろしいでございましょう。あなた様にとって、何が幸せなのか私には分かりませんが。道は1つしかないのですから、この先につながっている果てしない道を道で歩き続ければ良いのではないでしょうか……」
彼女はそう言って、ひたすら続く白い道を指差しました。
「今までの道のりはどこに行ってしまったのでしょうか??????????????」
私が質問いたしますと、彼女は軽く笑って、
「今まで歩いてきた道のりなんて、そんなものはすぐに消えてしまうんですよ。ですから、あなた様の前にはもうないのかもしれませんね……」
と言いました。
「ありがとうございます……」
いつになっても一人ぼっち、でも私は何回も人生を繰り返しているわけでございますから、こちらの方がしっくりきました。
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