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その29
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「都に行くのは……随分と久しぶりですねえ……」
「都って……そんなにいいところですか???」
ロンメル伯爵はやはり、都にアレルギーがあるようでした。まあ、確かに辺境での生活に慣れてしまいますと、都での生活というものはあまり快適なものではないと感じました。
「まあ、私は気にしないんですけどもね。イヤだったら、引き返しましょうか???」
「いいえ、そのようなことは決して!!!ひょっとすると、私たちに秘められた力に何か意味があるのかもしれません」
「それを……都の連中が察知して、わざわざ私たちを招集するってことですか???」
「ええ、そう言うことかもしれません……」
「なるほど。それはそれで、大いに結構ですわ!!ちょうどいい機会だから、これまで溜まった鬱憤も全て晴らしてしまおうかしら……」
私は何だか、この旅が楽しくなってくるのでした。
「なにもなく、無事に片付けばいいのですが……」
ロンメル伯爵はずっと心配しておりました。元々心配性だったうえに、このような事態に巻き込まれてしまうわけだったので、余計に辛くなるのだと思いました。
なんだかんだで、話をしている内に、私たちを乗せた馬車は都に到着しました。そして、ある意味予想通りの展開でした。馬車はそのまま城の中へ入っていきました……。
「さあ、私たちが必要とされているみたいですよ!!!」
私はこう言って、ロンメル伯爵を少し励ましました。
「都って……そんなにいいところですか???」
ロンメル伯爵はやはり、都にアレルギーがあるようでした。まあ、確かに辺境での生活に慣れてしまいますと、都での生活というものはあまり快適なものではないと感じました。
「まあ、私は気にしないんですけどもね。イヤだったら、引き返しましょうか???」
「いいえ、そのようなことは決して!!!ひょっとすると、私たちに秘められた力に何か意味があるのかもしれません」
「それを……都の連中が察知して、わざわざ私たちを招集するってことですか???」
「ええ、そう言うことかもしれません……」
「なるほど。それはそれで、大いに結構ですわ!!ちょうどいい機会だから、これまで溜まった鬱憤も全て晴らしてしまおうかしら……」
私は何だか、この旅が楽しくなってくるのでした。
「なにもなく、無事に片付けばいいのですが……」
ロンメル伯爵はずっと心配しておりました。元々心配性だったうえに、このような事態に巻き込まれてしまうわけだったので、余計に辛くなるのだと思いました。
なんだかんだで、話をしている内に、私たちを乗せた馬車は都に到着しました。そして、ある意味予想通りの展開でした。馬車はそのまま城の中へ入っていきました……。
「さあ、私たちが必要とされているみたいですよ!!!」
私はこう言って、ロンメル伯爵を少し励ましました。
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