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その4
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侍従がやってきた原因はお父様にあると分かった。娘の婚約破棄について王子に問い詰めようと思ったが、手紙などという生温いやり方ではまともな返事を期待できないから、直談判したそうだ。
「そんなことできるの?」
メリーもいささか疑問に感じていた。
「まあっ……お父様ならやりかねないわねえ……」
私はそう答えた。
「そう……」
メリーは一度言いかけてやめた。
「それで、元婚約者のところへノコノコとやってきたわけですか?侍従の方々?」
彼らを皮肉るのは面白かった。
「マリア、それがあなたの悪い癖よ」
分かっている。でも人間なんてざっとそんなものだ。メリーが聖人過ぎるのだ。
「ぜひ、お父様の説得にいらしてください!」
「やだ!」
私は全力で否定した。そもそも、全部お父様が悪いんじゃない!
「そんなことできるの?」
メリーもいささか疑問に感じていた。
「まあっ……お父様ならやりかねないわねえ……」
私はそう答えた。
「そう……」
メリーは一度言いかけてやめた。
「それで、元婚約者のところへノコノコとやってきたわけですか?侍従の方々?」
彼らを皮肉るのは面白かった。
「マリア、それがあなたの悪い癖よ」
分かっている。でも人間なんてざっとそんなものだ。メリーが聖人過ぎるのだ。
「ぜひ、お父様の説得にいらしてください!」
「やだ!」
私は全力で否定した。そもそも、全部お父様が悪いんじゃない!
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