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その3
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神なる者の信託を受けて、この世界を脅かす魔物を討伐……と言うのは、私たちが幼少期に思い浮かべる理想のヒーローである。
それが実現して、私は勇者になったのだ。
最も、パーティーと言うのは、調和が求められるわけで、その点からすると、私は大部異端であり、パーティーに馴染めないことも薄々気が付いていた。
授けられた能力は、あらゆる点でチート級である。他の追随を全く認めない。世界最強なのは、努力の賜物なのか、あるいは、元から備わった素質なのか、それは分からない。
そんな私を、みんなは嫌った。別に、仕方のないことだと思う。そう、仕方のないことなのだ……。
「それにしても……これから世界はどうなるのだろうか?私がいなくなることで、魔物たちが暴れ出し、新たな混沌の時代がやって来るのではなかろうか……」
世界がこのまま崩壊してしまうのなら、これ以上表の世界にい続ける必要はない。それこそ、私を追放した彼らの責任ということになるだろう。
「とりあえず、田舎に帰るとでもしますか?そうすれば、この鬱陶しい胸のつかえがとれるだろう。それがいいかな……」
散歩には十分な距離だった。1日歩きとおせば帰ることができる。そして、本当の友達や家族に会うことができる。
「勇者を解任されたのだ。もうこれ以上、畏まって魔物討伐のことなんか考える必要はないよね?」
山間の狭間から、私は生き別れたパーティーのメンバーたちが足取りよく峠を越えていくのを見ていた。あのまま彼らが北に進むとすれば……その先には魔物たちの奈落が待っていた。私を追い出して活気づいたのか、あるいは、早く手柄を取ろうと殺気立っているのか……いやいや、もう私には関係のないことなんだ。全部終わったんだ。この話は。
暫く、彼らの陽気な歩みを見守って、私は自分の新しい旅を始めた。
それが実現して、私は勇者になったのだ。
最も、パーティーと言うのは、調和が求められるわけで、その点からすると、私は大部異端であり、パーティーに馴染めないことも薄々気が付いていた。
授けられた能力は、あらゆる点でチート級である。他の追随を全く認めない。世界最強なのは、努力の賜物なのか、あるいは、元から備わった素質なのか、それは分からない。
そんな私を、みんなは嫌った。別に、仕方のないことだと思う。そう、仕方のないことなのだ……。
「それにしても……これから世界はどうなるのだろうか?私がいなくなることで、魔物たちが暴れ出し、新たな混沌の時代がやって来るのではなかろうか……」
世界がこのまま崩壊してしまうのなら、これ以上表の世界にい続ける必要はない。それこそ、私を追放した彼らの責任ということになるだろう。
「とりあえず、田舎に帰るとでもしますか?そうすれば、この鬱陶しい胸のつかえがとれるだろう。それがいいかな……」
散歩には十分な距離だった。1日歩きとおせば帰ることができる。そして、本当の友達や家族に会うことができる。
「勇者を解任されたのだ。もうこれ以上、畏まって魔物討伐のことなんか考える必要はないよね?」
山間の狭間から、私は生き別れたパーティーのメンバーたちが足取りよく峠を越えていくのを見ていた。あのまま彼らが北に進むとすれば……その先には魔物たちの奈落が待っていた。私を追い出して活気づいたのか、あるいは、早く手柄を取ろうと殺気立っているのか……いやいや、もう私には関係のないことなんだ。全部終わったんだ。この話は。
暫く、彼らの陽気な歩みを見守って、私は自分の新しい旅を始めた。
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