恋愛の先の悪役令嬢

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悪役令嬢

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恋愛の先の肉体関係……。

それが悪役令嬢と呼ばれる由縁なのだろう。

好きでやっているわけではない。全ては、私を侮った男たちのせいなのだ。

でも、わたしがいくら叫んだとしても、誰も聞いてくれない。

だから、これは生きていく手段なのだ。

幸いなことに、わたしの元を訪れる男たちは多い。

「お嬢さん。待ってたぜ……私を導いてくれ……」

わたしは色々な男と肉体関係を持った。彼らにしてみれば、わたしは悪役令嬢なんかじゃない。女神様のようなものだ。

「さて……そろそろ行きましょうか?」

「はい、承知しました!」

この世界がどこにいくの?

私をどこに連れて行ってくれるの?

誰か、その答えを教えてよ!

さあさあ、わたしはもう金儲けなんてどうでもいいんだから。


そんなことよりも、早く手を打たないと。


「来てやりましたよ?」

また新しい客がやってきた。


新しい世界に飛び立っていくための翼を授けてやるこのわたしはやっぱり悪役令嬢?



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