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その12
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「ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様ザイザル様……ザイザル様!目を御醒ましになりましたか!?」
私は……またもや、ファンコニーに助けられたのか?
日は既に暮れ切って、間もなく夜が始まろうとしていた。
「ザイザル様!ご無事で何よりです!」
ファンコニーの声が聞こえるのだから、私は確かに生きていた。辺りには、無数の兵士の亡骸と、瀕死の男が横たわっていた。男は息絶え絶えになりながらも、ファンコニーを睨み付けていた。
「ファンコニー、これは一体?」
すると、ファンコニーの瞳が、あの時のように黒ずんだ。
「こいつらがいけない……こいつらがいけないのですよ……」
「なんだって?」
「こいつらが……ザイザル様を殺そうとするから……まあ、一度は死んでしまいましたけど、私の海よりも深ーい愛のおかげで蘇りました!」
ファンコニーは男を睨み返した。
「さあさあ、ザイザル様がお目覚めになりましたから、この度の理由を御聞かせ願いましょうか?」
ファンコニーは男の背中と腰を思いっきり蹴っ飛ばした。
「ああああぁっ!」
「痛いですか?痛いでしょう?でもね、ザイザル様の苦しみに比べたら、こんなの、全然平気でしょう?どうしてかって?あなたはまだ生きているじゃないですか?腐った魚みたいな目で、私のことを睨み付けている!はははっ、ほんと、バカみたい!!」
今度は頭を蹴っ飛ばした。私はファンコニーの暴挙をこれ以上見続けることはできなかった。
「ファンコニー!止めるんだ!」
「ええっ?どうしてですか?ザイザル様を殺そうとしたんですよ?そんなクズを生かしておいていいと思ってるんですか?さあっ、慈悲深きザイザル様の前であなたの罪を告解しなさい!そんでもって、アルビノーニ様のお墓はここにあるのか、教えなさい!」
何かが違う……私はそう思った。あれだけ優しい少女が、どうしてこれだけの人間を殺すことができるのだろうか?そんなの、おかしいじゃないか?
「貴様は……死んだ人間を生き返らせる術を持っている。そんな魔女を……生かしておくわけにはいかないのだ……」
やっぱり、あの時と同じ理由か。
ファンコニーは、自分のことを聖女だと言っているが、人々は彼女を魔女、悪魔の化身と呼ぶ。やはり、私がファンコニーの手によって復活することは異端なのだろうか?
「あなたは……噂の通り、勇者のザイザル様なのですね……それでしたら、どうか、このまま安らかな死を!!」
男は最後の力を振り絞って、私を殺そうとした。
「ふざけるな……ザイザル様をこれ以上傷つけはしない……」
ファンコニーが天を見上げると、あの時私が神様から啓示を受けた時と同じように、空から剣が降ってきた。
「ザイザル様の敵は、皆悪魔の化身だ!」
そう言って、男に止めを刺した……。
私は……またもや、ファンコニーに助けられたのか?
日は既に暮れ切って、間もなく夜が始まろうとしていた。
「ザイザル様!ご無事で何よりです!」
ファンコニーの声が聞こえるのだから、私は確かに生きていた。辺りには、無数の兵士の亡骸と、瀕死の男が横たわっていた。男は息絶え絶えになりながらも、ファンコニーを睨み付けていた。
「ファンコニー、これは一体?」
すると、ファンコニーの瞳が、あの時のように黒ずんだ。
「こいつらがいけない……こいつらがいけないのですよ……」
「なんだって?」
「こいつらが……ザイザル様を殺そうとするから……まあ、一度は死んでしまいましたけど、私の海よりも深ーい愛のおかげで蘇りました!」
ファンコニーは男を睨み返した。
「さあさあ、ザイザル様がお目覚めになりましたから、この度の理由を御聞かせ願いましょうか?」
ファンコニーは男の背中と腰を思いっきり蹴っ飛ばした。
「ああああぁっ!」
「痛いですか?痛いでしょう?でもね、ザイザル様の苦しみに比べたら、こんなの、全然平気でしょう?どうしてかって?あなたはまだ生きているじゃないですか?腐った魚みたいな目で、私のことを睨み付けている!はははっ、ほんと、バカみたい!!」
今度は頭を蹴っ飛ばした。私はファンコニーの暴挙をこれ以上見続けることはできなかった。
「ファンコニー!止めるんだ!」
「ええっ?どうしてですか?ザイザル様を殺そうとしたんですよ?そんなクズを生かしておいていいと思ってるんですか?さあっ、慈悲深きザイザル様の前であなたの罪を告解しなさい!そんでもって、アルビノーニ様のお墓はここにあるのか、教えなさい!」
何かが違う……私はそう思った。あれだけ優しい少女が、どうしてこれだけの人間を殺すことができるのだろうか?そんなの、おかしいじゃないか?
「貴様は……死んだ人間を生き返らせる術を持っている。そんな魔女を……生かしておくわけにはいかないのだ……」
やっぱり、あの時と同じ理由か。
ファンコニーは、自分のことを聖女だと言っているが、人々は彼女を魔女、悪魔の化身と呼ぶ。やはり、私がファンコニーの手によって復活することは異端なのだろうか?
「あなたは……噂の通り、勇者のザイザル様なのですね……それでしたら、どうか、このまま安らかな死を!!」
男は最後の力を振り絞って、私を殺そうとした。
「ふざけるな……ザイザル様をこれ以上傷つけはしない……」
ファンコニーが天を見上げると、あの時私が神様から啓示を受けた時と同じように、空から剣が降ってきた。
「ザイザル様の敵は、皆悪魔の化身だ!」
そう言って、男に止めを刺した……。
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