婚約破棄は妹の策略でした?~寝取られたぐらいでは死にません!~生き恥を曝す前にしっかり復讐します!

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その4

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「ああ、私もパーキンス様と婚約したいものでございます…………」

そんなことを、妹のスーザンはしきりに言っていた。だが、それを譲ることはできない。譲ってはならないのだ。

譲ってしまったら、今までの私の人生は何だったのか、真剣に問い直す必要が出てくる。だから……それは非常に不味い話だったのだ。

「あの……一つよろしいでしょうか???????????」

スーザンは新しい男に目星をつけると、こう言って近づく。そして、男が振り向いた瞬間、急に体を密着させて、男の神経を興奮させるのだ。

「ええええっ?????????ちょっと……どうしちゃったんですか??????????」

すると、男どもは大抵狼狽えるのだ。そして、スーザンは甘い言葉を投げかける。

「……欲しくなっちゃった…………」

何が?????????一体、何が欲しくなったというのだろうか??????????

「ねえ、少し付き合って下さらない?????????????」

そう言って、男を誘い出すのだ。男は、それはそれは、いてもたってもいられないわけだ。なんと言っても、あのスーザン……学院の中で最も美しく、そして、令嬢らしい女なのだ。

「喜んで!!!!!!!!!!!!!!」

大抵の男は能天気だから、やはり喜ぶものなのだ。色気には敵わない……これはまあ、仕方のないことなのだ。

スーザンは年齢を問わない。つまり、相手が上級生であったとしても、一度狙いを定めたら、ただただ突っ走る。それが…………例え、私の婚約者だとしても例外ではなかったのだった…………。




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