生意気な妹に婚約者を差し出す~婚約破棄のついでにストレス発散!!!~

tartan321

文字の大きさ
1 / 2

その1

しおりを挟む
「どうして、私のことを大事にしてくれないのですか????????」

公爵令嬢のアリシアは、その妹であるエヴァが誰からも可愛がられることに不満を持っていた。両親はエヴァを溺愛し、そして、アリシアは長女だと言うのに、まるで扱いが逆だった。

「仕方ないだろう……エヴァの方が美しいんだから…………」

みんながそう言った。なるほど、確かにどうして、あれほど美しい娘と血が繋がっているのか、思わず考えてみたくなるほどに、エヴァは美しかった。

「ですが…………この話はまた別ではありませんか????????」

アリシアは両親に迫った。この話、というのは、2人の婚約相手に関する話だった。

「仕方ないじゃないか。それに……何も、私たちだけで決めたわけではない。だって、王子様が、エヴァを直々にご指名なのだぞ??????????だから……これはもう、どうにもできないじゃないか????????」

つまり、本来ならば、長女であるアリシアが、第一王子と婚約する権利を持つことになるわけであるが、第一王子はアリシアとの婚約を受け入れず、その代わりに、次女のエヴァとなら婚約してもいいと、言い出したのだ。

「ですが!!!!!!!!!古いしきたりに従いましたら、王子様と婚約するのは、長女と決まっているのではないですか?????????王家がそういう慣習を破ってもいいのですか??????????」

アリシアは反論できるだけ、反論しようとした。そんなアリシアを、エヴァは非常に愚かしく思った。

「まあまあ、お姉様ったら。そんなに名誉が欲しいのですか???????それとも……お姉様の場合はお金かしら??????????????」

エヴァはアリシアを罵った。

「エヴァ!!!!!!!なんですか、その口の利き方は!!!!!!!!!!」

アリシアは、まるで幼子をしつける母親のように怒った。だが当然、エヴァは聞く耳を持たなかった。

「さあさあ、もうこの話は終わりにしようじゃないか……。ああ、アリシア。君にもちゃんといい縁談を持ってきたんだから…………」

「縁談??????????私に??????????それはどなたですか???????」

アリシアは、仕方なく王子との婚約を諦め、次の婚約に期待した。

「ああ、カーティス公爵家の御当主だ……」

「カーティス公爵ですって??????????」

アリシアには心当たりがなかった。

「まあ、世界一の資産家貴族様ではないですか!!!!!!!!!!」

エヴァはそう言った。

「世界一の資産家ですって?????????」

アリシアはますます期待を持つことができた。

「ああ、お前にぴったりだと思ってな…………」

アリシアは早速、婚約を承諾した。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

婚約破棄の仇はお兄様が……?

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

離婚すると夫に告げる

tartan321
恋愛
タイトル通りです

お母様が国王陛下に見染められて再婚することになったら、美麗だけど残念な義兄の王太子殿下に婚姻を迫られました!

奏音 美都
恋愛
 まだ夜の冷気が残る早朝、焼かれたパンを店に並べていると、いつもは慌ただしく動き回っている母さんが、私の後ろに立っていた。 「エリー、実は……国王陛下に見染められて、婚姻を交わすことになったんだけど、貴女も王宮に入ってくれるかしら?」  国王陛下に見染められて……って。国王陛下が母さんを好きになって、求婚したってこと!? え、で……私も王宮にって、王室の一員になれってこと!?  国王陛下に挨拶に伺うと、そこには美しい顔立ちの王太子殿下がいた。 「エリー、どうか僕と結婚してくれ! 君こそ、僕の妻に相応しい!」  え……私、貴方の妹になるんですけど?  どこから突っ込んでいいのか分かんない。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

お姉様から婚約者を奪い取ってみたかったの♪そう言って妹は笑っているけれど笑っていられるのも今のうちです

山葵
恋愛
お父様から執務室に呼ばれた。 「ミシェル…ビルダー侯爵家からご子息の婚約者をミシェルからリシェルに換えたいと言ってきた」 「まぁそれは本当ですか?」 「すまないがミシェルではなくリシェルをビルダー侯爵家に嫁がせる」 「畏まりました」 部屋を出ると妹のリシェルが意地悪い笑顔をして待っていた。 「いつもチヤホヤされるお姉様から何かを奪ってみたかったの。だから婚約者のスタイン様を奪う事にしたのよ。スタイン様と結婚できなくて残念ね♪」 残念?いえいえスタイン様なんて熨斗付けてリシェルにあげるわ!

私の婚約者でも無いのに、婚約破棄とか何事ですか?

狼狼3
恋愛
「お前のような冷たくて愛想の無い女などと結婚出来るものか。もうお前とは絶交……そして、婚約破棄だ。じゃあな、グラッセマロン。」 「いやいや。私もう結婚してますし、貴方誰ですか?」 「俺を知らないだと………?冗談はよしてくれ。お前の愛するカーナトリエだぞ?」 「知らないですよ。……もしかして、夫の友達ですか?夫が帰ってくるまで家使いますか?……」 「だから、お前の夫が俺だって──」 少しずつ日差しが強くなっている頃。 昼食を作ろうと材料を買いに行こうとしたら、婚約者と名乗る人が居ました。 ……誰コイツ。

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...