婚約破棄された令嬢は第二の人生を謳歌して狭い自由を手に入れる

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その15

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「マリア様……私があなたに対して、これから何をしてもいいのですね?」

そうやって挑発する人間は、大概にして弱い……マリアはそう思った。

「勝手にしなさい。それより……お茶でも飲まないの?看守さーん……」

マリアが小屋の方を向くと、その瞬間、キャシーが懐に隠していた刃を突きつけた。

マリアは、キャシーの心意気だけは評価した。しかしながら、マリアに勝てるわけなかった。

立ち回りよく、キャシーの背後に回り込んで、キャシーを地面に倒しこんだ。

「でも……やっぱり背後から襲うなんて、あなたは卑怯な貴族の仲間か……」

マリアは静かにそう語った。
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