20 / 22
その20
しおりを挟む
「王子様、おやめになったほうがよろしいかと思いますよ」
皇帝陛下を守る兵士たちや、あるいは、王子様の側近として使えてきた兵士たちが、王子様のことを取り囲んでいました。彼らは、王子様がこのまま暴れることによって、皇帝陛下になにがしかの危害が加わることを心配していたわけでございました。
「貴様たちの指図を受けるつもりはないのだ。早く、どきなさい!!!!!」
「私たちが今ここで、王子様の通行を許可してしまいましたら、これからどのような未来になっていくのか、私たちはそれについて全て知っているわけでございます。ですから、これ以上の危険を犯すことができないわけでございます。それでも、王子様がどうしてもとおっしゃるのでございましたら、私たちを倒してから、皇帝陛下の下にいかれるのがよろしいでございましょう!!!!!」
兵士たちの魂と言うものでしょうか。私は少し感動しました。それにしても、王子様はお姉さまの攻撃を受けて、ほぼ死んでいたようなものなのですが、どうしてこのように生き返ったのでございましょうか???
「私のような運命を変えてくれるのは神様の力だけなのだ!!!!!これほど恵まれない私に力を下さるのは、神様だけなのだ!!!!!そして今、私は様々な力から跳ね返されようとしているが、今度は私が跳ね返す番となるのだ!!!!!これ以上私の運命を自分で受け入れる必要が無い。そして、私をこのような運命に閉じ込めてしまった人々に対して、復讐をしなければならないと思っているわけだ!!!!!」
なるほど、王子様には王子様なりの苦労があったわけでございましょう。それに関しましては、少なくとも私は何も知りませんでした。お姉さまとの婚約につきましても、それは政略結婚である事は知っておりますが、その時、王子様がどのように考えなさったのか、そのことについて、私は当然何も知りませんでした。
「今こそ、私をこのような運命に閉じ込めた父上に対して、反旗を翻す時がやってきたのだ!!!!!私はこれ以上何も失うものがない。私を操作しているのは、自分の精神では決してない。この運命に贖うことを許してくださった神様の力なのだ!!!!!」
どういうわけだか分かりませんが、王子様はものすごくパワーアップしているようでした。それはある種、お姉さまと似ていて、この救いようもない運命に流れるための手段のようでございました。これに対してお姉さまは、
「この喧嘩を収めるのは私しかいないみたいだ……」
と言いまして、最後まで王子様と戦うことを決意したようでございました。
「この世界のため、そんなかっこいいことを言う資格が私にはない事はよくわかっている。でも少なくとも、自分とその家族のために戦うと言うことが、結果としてはこの世界を救うことになるのだと信じているから……」
お姉様はそう言って、王子様のもとに飛び込んで行きました……。
皇帝陛下を守る兵士たちや、あるいは、王子様の側近として使えてきた兵士たちが、王子様のことを取り囲んでいました。彼らは、王子様がこのまま暴れることによって、皇帝陛下になにがしかの危害が加わることを心配していたわけでございました。
「貴様たちの指図を受けるつもりはないのだ。早く、どきなさい!!!!!」
「私たちが今ここで、王子様の通行を許可してしまいましたら、これからどのような未来になっていくのか、私たちはそれについて全て知っているわけでございます。ですから、これ以上の危険を犯すことができないわけでございます。それでも、王子様がどうしてもとおっしゃるのでございましたら、私たちを倒してから、皇帝陛下の下にいかれるのがよろしいでございましょう!!!!!」
兵士たちの魂と言うものでしょうか。私は少し感動しました。それにしても、王子様はお姉さまの攻撃を受けて、ほぼ死んでいたようなものなのですが、どうしてこのように生き返ったのでございましょうか???
「私のような運命を変えてくれるのは神様の力だけなのだ!!!!!これほど恵まれない私に力を下さるのは、神様だけなのだ!!!!!そして今、私は様々な力から跳ね返されようとしているが、今度は私が跳ね返す番となるのだ!!!!!これ以上私の運命を自分で受け入れる必要が無い。そして、私をこのような運命に閉じ込めてしまった人々に対して、復讐をしなければならないと思っているわけだ!!!!!」
なるほど、王子様には王子様なりの苦労があったわけでございましょう。それに関しましては、少なくとも私は何も知りませんでした。お姉さまとの婚約につきましても、それは政略結婚である事は知っておりますが、その時、王子様がどのように考えなさったのか、そのことについて、私は当然何も知りませんでした。
「今こそ、私をこのような運命に閉じ込めた父上に対して、反旗を翻す時がやってきたのだ!!!!!私はこれ以上何も失うものがない。私を操作しているのは、自分の精神では決してない。この運命に贖うことを許してくださった神様の力なのだ!!!!!」
どういうわけだか分かりませんが、王子様はものすごくパワーアップしているようでした。それはある種、お姉さまと似ていて、この救いようもない運命に流れるための手段のようでございました。これに対してお姉さまは、
「この喧嘩を収めるのは私しかいないみたいだ……」
と言いまして、最後まで王子様と戦うことを決意したようでございました。
「この世界のため、そんなかっこいいことを言う資格が私にはない事はよくわかっている。でも少なくとも、自分とその家族のために戦うと言うことが、結果としてはこの世界を救うことになるのだと信じているから……」
お姉様はそう言って、王子様のもとに飛び込んで行きました……。
11
あなたにおすすめの小説
婚約者様への逆襲です。
有栖川灯里
恋愛
王太子との婚約を、一方的な断罪と共に破棄された令嬢・アンネリーゼ=フォン=アイゼナッハ。
理由は“聖女を妬んだ悪役”という、ありふれた台本。
だが彼女は涙ひとつ見せずに微笑み、ただ静かに言い残した。
――「さようなら、婚約者様。二度と戻りませんわ」
すべてを捨て、王宮を去った“悪役令嬢”が辿り着いたのは、沈黙と再生の修道院。
そこで出会ったのは、聖女の奇跡に疑問を抱く神官、情報を操る傭兵、そしてかつて見逃された“真実”。
これは、少女が嘘を暴き、誇りを取り戻し、自らの手で未来を選び取る物語。
断罪は終わりではなく、始まりだった。
“信仰”に支配された王国を、静かに揺るがす――悪役令嬢の逆襲。
勝手にしなさいよ
棗
恋愛
どうせ将来、婚約破棄されると分かりきってる相手と婚約するなんて真っ平ごめんです!でも、相手は王族なので公爵家から破棄は出来ないのです。なら、徹底的に避けるのみ。と思っていた悪役令嬢予定のヴァイオレットだが……
皇太子殿下の御心のままに~悪役は誰なのか~
桜木弥生
恋愛
「この場にいる皆に証人となって欲しい。私、ウルグスタ皇太子、アーサー・ウルグスタは、レスガンティ公爵令嬢、ロベリア・レスガンティに婚約者の座を降りて貰おうと思う」
ウルグスタ皇国の立太子式典の最中、皇太子になったアーサーは婚約者のロベリアへの急な婚約破棄宣言?
◆本編◆
婚約破棄を回避しようとしたけれど物語の強制力に巻き込まれた公爵令嬢ロベリア。
物語の通りに進めようとして画策したヒロインエリー。
そして攻略者達の後日談の三部作です。
◆番外編◆
番外編を随時更新しています。
全てタイトルの人物が主役となっています。
ありがちな設定なので、もしかしたら同じようなお話があるかもしれません。もし似たような作品があったら大変申し訳ありません。
なろう様にも掲載中です。
醜くなった私をあっさり捨てた王太子と彼と婚約するために一番美しくなろうとした双子の妹と頼りない両親に復讐します
珠宮さくら
恋愛
アデライン・マルティネスは、エイベル国でも、他の国でも美しい令嬢として有名になっていた。その噂には色々と尾ひれがついていたが、美しさを利用して、子息を誘惑しては婚約を台無しにするとある一定の人たちに思われていた。
でも、実際の彼女はそんな令嬢ではなかった。そのことを一番理解してくれていて、想いあっていると思っていた相手が、実は一番酷かったことを思い知ることになった。
それを知ることになったきっかけは、妹によって美しい顔を台無しにされたことから始まるとは思いもしなかった。
これって私の断罪じゃなくて公開プロポーズですか!?
桃瀬ももな
恋愛
「カタリーナ・フォン・シュバルツ! 貴様との婚約を破棄し、国外追放に処す!」
卒業パーティーの最中、第一王子アルフォンスから非情な宣告を突きつけられた公爵令嬢カタリーナ。
生まれつきの鋭い目つきと、緊張すると顔が強張る不器用さゆえに「悪役令嬢」として孤立していた彼女は、ついに訪れた「お決まりの断罪劇」に絶望……するかと思いきや。
(……あれ? 殿下、いま小さく「よっしゃあ!」ってガッツポーズしませんでした!?)
堕とされた悪役令嬢
芹澤©️
恋愛
「アーリア・メリル・テレネスティ。今日を持って貴様との婚約は破棄する。今迄のレイラ・コーストへの数々の嫌がらせ、脅迫はいくら公爵令嬢と言えども見過ごす事は出来ない。」
学園の恒例行事、夏の舞踏会場の真ん中で、婚約者である筈の第二王子殿下に、そう宣言されたアーリア様。私は王子の護衛に阻まれ、彼女を庇う事が出来なかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる