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聖女
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「聖女様が婚約破棄されたようです!!!」
この知らせを受けて、隣国の王子様が激怒しました。
「その理由は?」
「はい、なんでも、聖女様の婚約相手であった王子様が、聖女様だと知った瞬間、自分には手の負えない存在であると悟ったようでございます!!!」
「ああ、そうだろうな……。それにしても……大変なことになったな、これは?」
聖女様が婚約破棄されたら、間違いなくこの国にやって来ることを、王子様は確信していました。
それはなぜか?
一度婚約破棄された聖女様は、神の怒りを買い、暴走することがあるのです。恐らく、今の聖女様は暴走状態の一歩手前なのでしょう。
暴走状態のスイッチが入ると、聖女様は男漁りを始めるのです。つまり、誰それ構わず、男遊びを繰り返すと言われています。
しかしながら、それにはルールがあって、なるべく生殖能力の高い男を優先的に選ぶと決まっているみたいなのです。
そうすると、間違いなくこの国に流れてくることを意味していました。この国には王子様を含め、屈強な男たちが揃っているわけです。
「なんとかして、聖女様が入れないように守りを固めるしかないな……」
と、呑気に命令を出している場合ではありませんでした。
王子様の隣には既に、婚約破棄された聖女様がいたのです!!!
「!!!!!!!!!聖女様!!!!!!!」
「あら、王子様。お気づきになりましたか?そうなんですよ、あいつら、私のことを婚約廃棄しちゃって……。神様の怒りを買ってしまいましたわ?」
聖女は不気味に笑っていました。王子様をロックオンしていたようでした。
「むかついたから、あの国は滅ぼしてしまいましたわ?そこで、提案なのですけれど……この国には屈強な男がたくさんいると聞きましたわ。そこで……その男たちを私に食わせて頂きませんか?ああ、最初は王子様からでいいんですけど。ああ、逆らったらどういうことになるか、分かっていますよね?」
王子様は隣国に対する激怒どころの騒ぎではありませんでした。
王子様は仕方なく、聖女様の提案を受け入れるしかありませんでした。
その後、この世界の男は、聖女様に漲る命を注ぎ込み、聖女様は世界の覇者になったそうです。
この知らせを受けて、隣国の王子様が激怒しました。
「その理由は?」
「はい、なんでも、聖女様の婚約相手であった王子様が、聖女様だと知った瞬間、自分には手の負えない存在であると悟ったようでございます!!!」
「ああ、そうだろうな……。それにしても……大変なことになったな、これは?」
聖女様が婚約破棄されたら、間違いなくこの国にやって来ることを、王子様は確信していました。
それはなぜか?
一度婚約破棄された聖女様は、神の怒りを買い、暴走することがあるのです。恐らく、今の聖女様は暴走状態の一歩手前なのでしょう。
暴走状態のスイッチが入ると、聖女様は男漁りを始めるのです。つまり、誰それ構わず、男遊びを繰り返すと言われています。
しかしながら、それにはルールがあって、なるべく生殖能力の高い男を優先的に選ぶと決まっているみたいなのです。
そうすると、間違いなくこの国に流れてくることを意味していました。この国には王子様を含め、屈強な男たちが揃っているわけです。
「なんとかして、聖女様が入れないように守りを固めるしかないな……」
と、呑気に命令を出している場合ではありませんでした。
王子様の隣には既に、婚約破棄された聖女様がいたのです!!!
「!!!!!!!!!聖女様!!!!!!!」
「あら、王子様。お気づきになりましたか?そうなんですよ、あいつら、私のことを婚約廃棄しちゃって……。神様の怒りを買ってしまいましたわ?」
聖女は不気味に笑っていました。王子様をロックオンしていたようでした。
「むかついたから、あの国は滅ぼしてしまいましたわ?そこで、提案なのですけれど……この国には屈強な男がたくさんいると聞きましたわ。そこで……その男たちを私に食わせて頂きませんか?ああ、最初は王子様からでいいんですけど。ああ、逆らったらどういうことになるか、分かっていますよね?」
王子様は隣国に対する激怒どころの騒ぎではありませんでした。
王子様は仕方なく、聖女様の提案を受け入れるしかありませんでした。
その後、この世界の男は、聖女様に漲る命を注ぎ込み、聖女様は世界の覇者になったそうです。
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