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その18

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もう二度と繰り返すことのない恋……私はもうこういった感情を捨てればいいのでしょう。

「こんにちは……初めまして!」

「お前は何者だ!!!」

「好きな人が別に出来ました!!!」

「私を置いていくの?」

「こんな世界はもういらない!!!」

世界に必要とされない女の子が、その一生を終えて、再び新しい人生のループに入っていきます。なるほど、誰も女の子のことなんて知りません。世界は女の子抜きで動き始めます。

「初めまして。僕は君に一目ぼれしたんだ……」

そんな言葉を最後に一度だけ聞いて、これは夢なのだと錯覚して、そして、全てが終わります。
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