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その5
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さて、マリーの蹴散らした残党どもが後からのこのことやってきた。情けないものだ。良し悪しは別として、主君を見捨てるのだから。命を投げ打ってでも守らなきゃダメじゃないか。ああ、いつからみんなバカになったのだろうか?
「王子に対し奉り不敬の雑言……」
王子もそうだが、口とプライドだけはいっちょまえだ。このヘナチョコが。鈍った身体の鍛錬になるかな?
「その場を動くな!」
とりあえず鉄砲を担いでいれば自分の方が優位だと勘違いしているようだ。君の足はゲジゲジのように震えているじゃないか。そんな構えで私を射止めることができるのか?誰に教わったんだ?
「うわぁっ…………!」
私は若侍に飛びかかった。案の定、傷を負わずに仕留めることができた。
「マリー、お前が決めろ!」
トドメを刺すかどうか決めるのはマリーである。私と違って良心を残している。神様の代わりというわけだ。
「お父様!その者をお離しください!」
「わかった」
若侍よ、マリーに感謝しなさい。
「ああ、どいつもこいつも役立たずだ!」
王子はまだ強がっている。
「マリー。どうする?」
「そうですね……」
少し考えて、
「まずはお父様の毒を解除しなければなりません」
と言った。
「とりあえず王子を連れてこの場を離れましょう。歯向かう者は始末して結構です!」
「わかった!」
私は叫んだ。王子を縄で幾重にも縛り、マリーが引きずった。私は後駆になった。
「王子に対し奉り不敬の雑言……」
王子もそうだが、口とプライドだけはいっちょまえだ。このヘナチョコが。鈍った身体の鍛錬になるかな?
「その場を動くな!」
とりあえず鉄砲を担いでいれば自分の方が優位だと勘違いしているようだ。君の足はゲジゲジのように震えているじゃないか。そんな構えで私を射止めることができるのか?誰に教わったんだ?
「うわぁっ…………!」
私は若侍に飛びかかった。案の定、傷を負わずに仕留めることができた。
「マリー、お前が決めろ!」
トドメを刺すかどうか決めるのはマリーである。私と違って良心を残している。神様の代わりというわけだ。
「お父様!その者をお離しください!」
「わかった」
若侍よ、マリーに感謝しなさい。
「ああ、どいつもこいつも役立たずだ!」
王子はまだ強がっている。
「マリー。どうする?」
「そうですね……」
少し考えて、
「まずはお父様の毒を解除しなければなりません」
と言った。
「とりあえず王子を連れてこの場を離れましょう。歯向かう者は始末して結構です!」
「わかった!」
私は叫んだ。王子を縄で幾重にも縛り、マリーが引きずった。私は後駆になった。
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