悪役令嬢と婚約破棄???悪を断ち切る悪役令嬢!!!

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悪役令嬢

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「スーザン!!!君との婚約を破棄しよう!!!」

「と言うと思っておりましたので、きっちりと準備しておきました!!!」

「なんだと???」

婚約者は焦る。なぜならば、スーザンが不気味に笑っている。普通、婚約破棄されて喜ぶ令嬢なんていないのだ。その緊張は、婚約者の愛人、そして、婚約破棄の原因となった小娘にも走った。

「ねえ、なんとかなるわよね???」

「ああ、なんとかしてみせるさ!!!」

二人のやり取りが、まるでテレパシーのように伝わって来た。スーザンは、婚約者の不正を告発し始めた。そして、婚約者の後ろに隠れている小娘を引きずり出した。

「いやですうっ!!!おやめください!!!はなして!!!私には何も関係ないんですうっ!!!」

小娘は、他の出席者たちを味方につけようと必死だった。可愛い子ぶっていれば、男たちが見向きする……婚約者と無理やり関係を持ったのも、同じ手口だった。小娘は実際美しかった。対して、スーザンには女の色気が皆無だった。だが、二人は許嫁であったため、断ることは本来できなかったのだ。

そこで、小娘が様々な偽装工作を働いた。この結果、スーザンが他の男と浮気している、とか、婚約者に暴力をふるっているとか、その側近たちを虐げている、などといったうわさが瞬く間に広がっていったのだった。そして、婚約者は、婚約破棄を宣言して、新しく小娘と婚約することを考えていたのだった。


「さて、そろそろ悪を一掃しましょうかね???」

スーザンは、その鍛え上げたボディーをフルに発揮して、婚約者や小娘たちを吹っ飛ばした。


「おい、こんなことってあるのかよ!!!」

「そんなこと知らないわよ!!!」

二人のムードが何やら険悪になりつつある。でも、スーザンは攻撃の手を決して緩めない。そうなのだ、このまま攻撃をし続ければ、二人とも自滅することを知っていた。

スーザンは、婚約者を拾い上げて、

「あなた様のおかげで、私はこんなにも強くなりました!!!」

と言って、再び遠くへ投げ飛ばした。そして、今度は一目散に小娘の倒れこんだ場所へ向かった。小娘は、恐れ戦いて、もう声を出すことすらできなかった。

「あら、せっかくの可愛いお顔が……これでは台無しですねえ!!!」

と言って、スーザンは、婚約者が倒れこんでいる辺りに、小娘を投げ飛ばした。

「私は復讐のためにやっているわけではございません。ですから、あなたたちお二人の命を頂くなんてことは、私にはできません。しかしながら……この状況を作ってしまった二人の罪に関しては……この後、神様に裁いていただくことにしましょう!!!」

スーザンは、結局最後の一手を封じた。それが、悪役令嬢たるスーザンの良さでもあった。

そして、神に睨まれた二人の叛逆者は、スーザンの前に顔を出さなくなった。どこか遠くで生きているという噂はあるが、スーザンの耳元には届かない。その必要がない。スーザンは復讐をしない。そして、彼女には新しい人生が、神から授けられるのだ。

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