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軋轢と乖離
08_内なる旋律
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アルバートに襟を掴まれながら、橋の柱に描かれた、キリストが十字架の刑に処せられている落書きが見えた。キリストの心臓の辺りには、半獣が放った小石がねじ込まれている。
最悪だ、なんだよ、この状況......。
全身の力が、抜けていく。生きている気がしなかった。頭が真っ白になっていく。返す言葉が見つからない。心にぽっかりと穴があく。
「うぁあああああああああああああ!!!」
アルバートは、悲鳴にも似た叫び声を上げ、脱け殻になった僕をがらくたのように地面に放り捨てた。
まるで屍。ただ、僕は地面に溶け込み、動かない。虚ろな目をして、蟻が地面を歩くのを視界に映すだけだ。
「食うなら、食えよ!バカ野郎!」
無気力になった僕を見て、アルバートはそう吐き捨てると、立ち去っていった。背中がどんどん遠くなっていく。アルバートは、僕にとって唯一親友と呼べる友達だった。そんな彼が、僕のもとから離れていく。地面の土を思いっきり握りしめた。
謝っても、誤解を解こうとしても、おそらく彼との関係は修復できないところまで、大きな傷を残してしまった。
(僕は、ただ、親友を救いたかっただけだったのに)
僕は、橋の柱に身体を寄せて座り、塞ぎこんだ。半獣になった時点で、僕の日常は、完全に狂ってしまっていたんだ。
(頼む......頼むから、もうこれ以上、神様、僕の日常を壊さないでください。お願いします)
僕は、心の中で祈りを捧げ、うずくまり、悲しい気持ちを胸に抱き締める。
「神様なんていないわよ......人々が、神様の存在を疑い出して、いないって否定し出す人が出てきた時に、死んだの」
僕の心を見透かしているかのように答える女性の声がした。うずくまり、地面に向けていた顔を上げて確認すると、目の前に、ゴスロリの服装をした少女が、微笑みを浮かべて顔を近づけていた。
「誰なんだ、君は.......」
相変わらず、無気力な僕は、特に驚くことはしなかった。
「ええ、君、私のこと見えるようになったんだー。半獣化が進んでいる証拠ね、嬉しい」
少女は、僕の頬に片手でそっと優しく触れた。
「えっ、何を言っているんだ、君は」
「人の心には、誰しも獣がすんでいるの。恐怖は、心の中の獣を呼び覚まし、半獣化の進行を早める」
「だから、君は何者なんだ。どうして、君は、半獣のことを」
少女は、僕の耳もとに、唇を近づけると、囁くように言った。
「答えてあげる、私は、バエナ。原獣よ。半獣は皆、私の血が流れている」
少女バエナの言葉に、右腕の噛み傷が頭によぎる。無気力だった僕の頭に急速に血が上り、目を大きく見開く。
「君が、僕を半獣にしたのか!」
バエナに、触れようとするも、何故か触れることができない。すり抜けてしまう。まるで、実体がないような感覚だ。
「無駄よ、あなたは触れることはできないわ。私は、あなたの幻覚のような存在だもの」
「意味が分からない。ついに頭が完全におかしくなったのか、僕は」
両手を頭にやり、絶望した。
「先に言っておくけれど、あなたを半獣にしたのは、私じゃないわ。私じゃない、誰かよ。それも、あなたのごく身近にいる誰か。私は、すでにこの世にはいないの。今は、血液を通して、あなたに話しかけているわ」
「分からない、君の言っていることが、全く入ってこない。常軌を逸しているんだよ、君の話全てが」
「考えなくていいわ。私に身を委ねればいい......」
バエナは、頭を包み込むように優しく抱擁してくれた。僕は彼女に触れることができないが、彼女は僕のことを触れられるらしい。
「......」
疲れ切った僕の心に彼女の温もりが染みる。あまりに心地がよくて、身を委ねてしまいたい。
「私が見えるって、それだけですごいのよ。半獣がみんな、私のことを見れる訳じゃないの。選ばれた者だけが私を見ることができる」
「僕は、すごい......」
「そう、あなたはすごい。みんな、公平を主張するけれど、特別になりたいの。でも、本当に、特別になれるのは、選ばれた一握りの者だけ。私とひとつになりましょう」
「君と一つに......」
「何も考えなくていい。ただ、私の温もりを感じて、思考も、身体も、すべて私に委ねればいいの。そうすれば、あなたは、特別になれる」
彼女に、身も心も明け渡してしまえば、どんなにか楽だろう。彼女の甘い誘惑に、僕は抵抗することなく、従っていく。当たり前だった日常を失い、友達も失い、ぽかりと心に空いた穴を埋める方法が、それ以外に見つからなかった。
「それもいいな。色んなことが起こりすぎて、疲れてしまった」
バエナは、僕の頭を撫でてくれた。
「そう、それでいいの。お利口さんね。お利口さんには、半獣の力の使い方を教えてあげる。あそこに見える犬をつれた女性を練習台にしましょうか」
バエナが、指差す方向には、確かに犬をつれた女性が歩いていた。
「はい......」
「女性の方にあなたの右手を向けて、イメージするの。そうね、できるだけ、殺傷能力が高い大砲にしましょう」
「大砲......」
「ええ、右手が大砲になるのをイメージをして、筋肉を動かすの」
彼女の言う通りに、大砲をイメージし、右手を動かしてみた。すると、とんでもないことが起こった。右手がぐちゃぐちゃと動いて、大砲の形になっていく。
「な、なんだ、これは......」
「これが半獣本来の力、心象擬態。さあ、ゆっくり大砲の照準を合わせて、あの女性を狙うの」
「僕が、あの女性を......」
「ええ、考える必要はないわ。狙いを定めて、大砲の球を放つイメージすれば、あの女性は瞬く間に、消えてなくなるわ」
僕は、犬をつれるあの女性を知らない。何の罪もない人をそんな簡単に殺していいわけがない。
「いやだ。それだけは、絶対にやりたくない!」
バエナは、拒絶する僕の右手に触れ、優しく話しかける。
「どうして、拒絶するの。人外になったあなたが人を殺す理由を考える必要があるの?大丈夫、私の言う通りにすればいいの。何も考えなくていい」
やばい、彼女の声を聞いていると、脳髄がとろけそうになる。
このまま、人外になってしまっても......。
いいよな......。
僕は......。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーー
ーー
ー
意識が遠のいて、すべてを彼女に捧げようとした瞬間だった。
脳裏に、あの時の旋律が再生された。それは、心に深く刻まれた音。半獣たちが奏でた音だった。
この曲は、「月の光」。
彼女に心を侵食されそうになったところ、彼らの音は目を覚まさせてくれた。
「駄目だ!罪のない人の命を奪うなんて僕には絶対にできない!」
僕が抵抗し始めたことに、バエナは驚きの表情を浮かべた。
「抵抗した。普通は、心を明け渡してしまうものなのに。でも、それで私から逃れられたと思わないことね」
急に、大砲に形に変えた右手が僕の意思とは無関係に勝手に、動き始めた。
「な、なんだ。手が勝手に......」
「私が手伝ってあげる、人外になるのを」
バエナは、瞳を不気味に赤く光らせながら言った。やはり、この少女はただ者ではない。少女の手が、僕の右手に溶け込んで、直に操作されている。
「や、やめろ」
「抵抗しても無駄よ。あなたの右手の神経は、私が支配したから」
必死に、右手が動くのに抵抗するが、小刻みに揺れるだけで、動きを止めることができない。
このままだと、僕は人を殺めてしまう。そんなことがあっていいはずがない。
大砲と化した右手が、歩く女性をとらえる。
「や、やめろぉおおおおおおおお!!!」
僕の叫び声が蒼穹に響き渡る。その直後、凄まじい轟音とともに、大気を裂くように勢いよく押し出された空気の球が解き放たれた。
僕の眼前に広がる光景に一瞬、言葉を失った。
犬が、つれていた女性の手を舐める。犬に舐められても、女性は地面に倒れたまま動かない。次第に、女性の倒れている地面が赤く染まっていく。犬は、女性の異変に気づいて舐めるのを止めた。女性の首から上がなくなっていたのだ。
嘘だろ、きっと、これは夢かなにかだ......。
最悪だ、なんだよ、この状況......。
全身の力が、抜けていく。生きている気がしなかった。頭が真っ白になっていく。返す言葉が見つからない。心にぽっかりと穴があく。
「うぁあああああああああああああ!!!」
アルバートは、悲鳴にも似た叫び声を上げ、脱け殻になった僕をがらくたのように地面に放り捨てた。
まるで屍。ただ、僕は地面に溶け込み、動かない。虚ろな目をして、蟻が地面を歩くのを視界に映すだけだ。
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謝っても、誤解を解こうとしても、おそらく彼との関係は修復できないところまで、大きな傷を残してしまった。
(僕は、ただ、親友を救いたかっただけだったのに)
僕は、橋の柱に身体を寄せて座り、塞ぎこんだ。半獣になった時点で、僕の日常は、完全に狂ってしまっていたんだ。
(頼む......頼むから、もうこれ以上、神様、僕の日常を壊さないでください。お願いします)
僕は、心の中で祈りを捧げ、うずくまり、悲しい気持ちを胸に抱き締める。
「神様なんていないわよ......人々が、神様の存在を疑い出して、いないって否定し出す人が出てきた時に、死んだの」
僕の心を見透かしているかのように答える女性の声がした。うずくまり、地面に向けていた顔を上げて確認すると、目の前に、ゴスロリの服装をした少女が、微笑みを浮かべて顔を近づけていた。
「誰なんだ、君は.......」
相変わらず、無気力な僕は、特に驚くことはしなかった。
「ええ、君、私のこと見えるようになったんだー。半獣化が進んでいる証拠ね、嬉しい」
少女は、僕の頬に片手でそっと優しく触れた。
「えっ、何を言っているんだ、君は」
「人の心には、誰しも獣がすんでいるの。恐怖は、心の中の獣を呼び覚まし、半獣化の進行を早める」
「だから、君は何者なんだ。どうして、君は、半獣のことを」
少女は、僕の耳もとに、唇を近づけると、囁くように言った。
「答えてあげる、私は、バエナ。原獣よ。半獣は皆、私の血が流れている」
少女バエナの言葉に、右腕の噛み傷が頭によぎる。無気力だった僕の頭に急速に血が上り、目を大きく見開く。
「君が、僕を半獣にしたのか!」
バエナに、触れようとするも、何故か触れることができない。すり抜けてしまう。まるで、実体がないような感覚だ。
「無駄よ、あなたは触れることはできないわ。私は、あなたの幻覚のような存在だもの」
「意味が分からない。ついに頭が完全におかしくなったのか、僕は」
両手を頭にやり、絶望した。
「先に言っておくけれど、あなたを半獣にしたのは、私じゃないわ。私じゃない、誰かよ。それも、あなたのごく身近にいる誰か。私は、すでにこの世にはいないの。今は、血液を通して、あなたに話しかけているわ」
「分からない、君の言っていることが、全く入ってこない。常軌を逸しているんだよ、君の話全てが」
「考えなくていいわ。私に身を委ねればいい......」
バエナは、頭を包み込むように優しく抱擁してくれた。僕は彼女に触れることができないが、彼女は僕のことを触れられるらしい。
「......」
疲れ切った僕の心に彼女の温もりが染みる。あまりに心地がよくて、身を委ねてしまいたい。
「私が見えるって、それだけですごいのよ。半獣がみんな、私のことを見れる訳じゃないの。選ばれた者だけが私を見ることができる」
「僕は、すごい......」
「そう、あなたはすごい。みんな、公平を主張するけれど、特別になりたいの。でも、本当に、特別になれるのは、選ばれた一握りの者だけ。私とひとつになりましょう」
「君と一つに......」
「何も考えなくていい。ただ、私の温もりを感じて、思考も、身体も、すべて私に委ねればいいの。そうすれば、あなたは、特別になれる」
彼女に、身も心も明け渡してしまえば、どんなにか楽だろう。彼女の甘い誘惑に、僕は抵抗することなく、従っていく。当たり前だった日常を失い、友達も失い、ぽかりと心に空いた穴を埋める方法が、それ以外に見つからなかった。
「それもいいな。色んなことが起こりすぎて、疲れてしまった」
バエナは、僕の頭を撫でてくれた。
「そう、それでいいの。お利口さんね。お利口さんには、半獣の力の使い方を教えてあげる。あそこに見える犬をつれた女性を練習台にしましょうか」
バエナが、指差す方向には、確かに犬をつれた女性が歩いていた。
「はい......」
「女性の方にあなたの右手を向けて、イメージするの。そうね、できるだけ、殺傷能力が高い大砲にしましょう」
「大砲......」
「ええ、右手が大砲になるのをイメージをして、筋肉を動かすの」
彼女の言う通りに、大砲をイメージし、右手を動かしてみた。すると、とんでもないことが起こった。右手がぐちゃぐちゃと動いて、大砲の形になっていく。
「な、なんだ、これは......」
「これが半獣本来の力、心象擬態。さあ、ゆっくり大砲の照準を合わせて、あの女性を狙うの」
「僕が、あの女性を......」
「ええ、考える必要はないわ。狙いを定めて、大砲の球を放つイメージすれば、あの女性は瞬く間に、消えてなくなるわ」
僕は、犬をつれるあの女性を知らない。何の罪もない人をそんな簡単に殺していいわけがない。
「いやだ。それだけは、絶対にやりたくない!」
バエナは、拒絶する僕の右手に触れ、優しく話しかける。
「どうして、拒絶するの。人外になったあなたが人を殺す理由を考える必要があるの?大丈夫、私の言う通りにすればいいの。何も考えなくていい」
やばい、彼女の声を聞いていると、脳髄がとろけそうになる。
このまま、人外になってしまっても......。
いいよな......。
僕は......。
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意識が遠のいて、すべてを彼女に捧げようとした瞬間だった。
脳裏に、あの時の旋律が再生された。それは、心に深く刻まれた音。半獣たちが奏でた音だった。
この曲は、「月の光」。
彼女に心を侵食されそうになったところ、彼らの音は目を覚まさせてくれた。
「駄目だ!罪のない人の命を奪うなんて僕には絶対にできない!」
僕が抵抗し始めたことに、バエナは驚きの表情を浮かべた。
「抵抗した。普通は、心を明け渡してしまうものなのに。でも、それで私から逃れられたと思わないことね」
急に、大砲に形に変えた右手が僕の意思とは無関係に勝手に、動き始めた。
「な、なんだ。手が勝手に......」
「私が手伝ってあげる、人外になるのを」
バエナは、瞳を不気味に赤く光らせながら言った。やはり、この少女はただ者ではない。少女の手が、僕の右手に溶け込んで、直に操作されている。
「や、やめろ」
「抵抗しても無駄よ。あなたの右手の神経は、私が支配したから」
必死に、右手が動くのに抵抗するが、小刻みに揺れるだけで、動きを止めることができない。
このままだと、僕は人を殺めてしまう。そんなことがあっていいはずがない。
大砲と化した右手が、歩く女性をとらえる。
「や、やめろぉおおおおおおおお!!!」
僕の叫び声が蒼穹に響き渡る。その直後、凄まじい轟音とともに、大気を裂くように勢いよく押し出された空気の球が解き放たれた。
僕の眼前に広がる光景に一瞬、言葉を失った。
犬が、つれていた女性の手を舐める。犬に舐められても、女性は地面に倒れたまま動かない。次第に、女性の倒れている地面が赤く染まっていく。犬は、女性の異変に気づいて舐めるのを止めた。女性の首から上がなくなっていたのだ。
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