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第一章
プロローグ
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プロローグ
「すいませんー、そのエレベーター、乗ります、乗ります! 待ってください!」
扉が閉まろうとしたとき、小柄でボーイッシュな少女がエレベーターのなかに身をすべりこませてきた。
先に乗りこんでいた青年が、開閉ボタンを押して締まる扉を開けた。彼は金髪を長く伸ばしていて、軽薄そうな顔をしていた。迷惑だと感じたのだろう、ひとこと「危ないですよ」と告げて目を細める。
しかし、少女が会社の後輩だとわかると、口調をやわらげた。
「なんだ、沙也加じゃん」
「あ! 沢田先輩じゃないですか」
「偶然。いい感じに出会ったね」
「なんですか、それ。ボクは事務所に用があるんです」
少女は高校生らしい風貌だ。自分を同年代女子たちのようにわたしや私といわず「ボク」と呼んでいることから、どこか変わった印象を沢田に与えた。
「そうなんだ。時間かかる感じ」
「いえ、書類をマネージャーに渡したら、それからすぐにアルバイトです」
「へえ……」
慌ててエレベーターに駆けこんだものだから、髪が乱れている。
奥の壁に設置された鏡に全身を写しこみ、沙也加は手櫛で前髪を整えた。
向かう階のボタンが押されてるのを確認し、姿勢をただすと、となりに立つ沢田が、鏡越しに意味ありげな笑みを浮かべた。
なんだか嫌な予感がして、沙也加は持っていた書類をぎゅっと抱きしめる。
「アルバイト何時に終わるの? 十六歳だったらそんなに遅くならないよね?」
「まだ十五です……なんですか、誘ってるんですか? 天下の売れっ子アイドルグループのメインボーカルでしょ。先輩は――だめ、ですよ」
「そうだね。俺はRAGGIのメインボーカルだし、容姿も抜群だし、沙也加ちゃんだったらたくさんサービスするけど?」
「へえ……」
おなじ芸能事務所に所属する沢田は、人気もさることながら女性問題でも世間を騒がせる遊び人だ。興味なさげにこたえて、目的の階についたエレベーターの扉が開くのを待つ。
「俺と一緒だと、いろいろと得するよ? アンジュバールだって、いま大変なんだろ?」
空いた扉から同じ階に降りた沢田は、しつこく沙也加に言い寄ってきた。
ああ、もう。と沙也加はうんざりとして隣に並んで歩く沢田を軽くにらんでやる。
その目つきは十五歳のアイドルにしては、とても鋭く沢田は「おっと」と驚いた顔をして一歩下がってしまった。
「だから、ボクにはそんな暇ないんですってば! アイドルですよ、アイドル! こう見えても一応、アイドルなんです、ボクたちは! ……先輩もそうじゃないですか」
「あー……いやまあ、そうなんだけどね。俺の誘いを断るコっていまどき珍しいと言うか」
「そんなこと言っていいんですか? 沢田先輩、あれだけ人気あるのに。なんか幻滅です」
「言い方、キツくない? ちょっと遊ぼうって誘っただけじゃん。沙也加ちゃん」
「いやですよ、事務所で誘わないでください! ボクはそんなに軽くないですから!」
アイドルグループ「アンジュバール」のメンバーである沙也加はヒップホップダンスとラップが得意だ。
雇用契約の更新のために事務所のオフィスに来てみたら、所属する芸能人の先輩である沢田が、突然、夜遊びを持ちかけてきた。
人気ボーカルユニット「RAGGI」のメインボーカルである彼は常識がない。
同じ事務所の後輩アイドルに今夜遊ぼうと声をかけるなんて、節操がなさすぎる。
この人は頭がおかしいんだ、相手をしてはいけない。沙也加はそう思うことにした。
ボクはそう――アンジュバールの一員なのだから!
恋水沙也加はお気に入りのNew eraのキャップのツバを指先で弾いて、自分に言い寄ってくる相手から、さっと距離を取る。
軽快なバックステップを踏み、あっという間に受付からオフィスの入口まで、数メートル移動した。
身のこなしの軽やかさに、沢田は思わず「すごっ」と感想を漏らしていた。
そこに沙也加の担当マネージャー、吉見恵子が書類を持ってやってきた。
なんだか気まずい感じの二人を見て、吉見はまた? と沢田をじろりと見つめる。
元モデルからマネージャーになった吉見は、スタイル抜群の黒髪清楚美女で、だまっていればとても綺麗なのに、きつい性格と厳しい口調で「恐い」マネージャーとしてタレント間では有名だった。
「なにやってるの、沢田さん? かわいい子見つけたらいつもこうなんだから……上に報告しますよ?」
「いっ、いや。挨拶! ただの挨拶だよ、ほら先輩から後輩への、な。そうだろ沙也加ちゃん」
「ええ、まあ。そうです、ね。挨拶でした」
被害に遭いました、と訴えても良かったが、ここは話を合わせることにした。
沢田はいまをときめく男性アイドル「RAGGI」の一人で、トップアイドルの地位を誇っている。
機嫌を損ねると契約更新できなくなるかもしれない。
それなら適当にあしらったほうがいい。
沙也加は妥協することにした。吉見はあやしいなあ、と沢田をじろりといちべつしてから、沙也加に何やら書類を渡してくる。
「本当に? ならいいんだけれど。書類一式が入っているからみんなで確認して、サインしてね。保護者の方の同意書も必要だから忘れないように」
「ありがとうございます。期限はいつまでですか?」
「そうね……早くて今月末。遅くて来月末かしら」
吉見は、あら、でも。と小首をかしげる。
沙也加はなんとなくマズイな、という顔をしながらそそくさと去っていく沢田を視界の隅に認めた。
一難去ってまた一難。吉見は「そうそう、玲ちゃん!」と、思い出したように言う。
「玲ちゃんはどうなの? 復帰できそう!?」
「あ、あー……そのっ。玲は……もうちょっとかかるかなって? でも、早く復帰させるようにします」
「倒れてからもう二週間でしょ? 復帰できないなら契約更新は難しいわ」
ちょっと残念そうにマネージャーは言い、顔を曇らせた。沙也加と同じアンジュバールのメンバー、愛川玲は二週間前にいきなり、意識を失った。それから寮で眠ったまま起きる気配がない。しかし、沙也加はそのことを秘密にしていた。
もし、意識が戻らないなんてマネージャーにばれたら、即時、グループ解散の危機が待っているからだった。
「お医者様は、もうちょっと安静にしていた方がいいって」
「そうなの……困った玲ちゃんね。早く復帰できると良いんだけど。また病院で診断がでたら教えてね、沙也加ちゃん。看病、がんばるのよ」
「はい、ありがとうございます、マネージャー!」
封筒をかかえて、沙也加は深々と頭を下げる。それから、吉見は別の紙を沙也加に見せた。
「ねえ、沙也加ちゃん。探していたアルバイトの件だけど、一月くらい、期間限定でデパ地下の販売員やってみない?」
「あ、ありがと――販売員ってなにするの?」
デパ地下と聞くと咄嗟に思い浮かぶのは高いお惣菜や、高級なお肉の店頭販売を思い浮かべてしまう。
あまり馴染みのない仕事に、沙也加はうーん? とよくわからない顔をした。
「特産品の販売コーナーがあるから、そこで接客とレジ打ちをするだけよ。そんなに難しくないわ」
「そんなに難しくないの? レジ打ちは最近おぼえたからできるかもですね」
最近、という単語に吉見は? と首をかしげた。
アイドルになると決め、この事務所に所属してから既に一年あまり。
沙也加は数ヶ月単位で飲食店のアルバイトをしているはずだ。
そこにはレジ打ちももちろん含まれる。
(変な沙也加ちゃん)
と思いながら吉見は仕事の詳細を話した。
「うちから派遣する形になるから面接はなし。でも接客には気を付けてね。お客様はみんな礼儀作法にうるさいから。そういう場所なの、デパートって。特にその「ボク」って自分のことを呼ぶのはまずいかしら」
「あー……すいません。長年の癖なんです。でも気をつけます。わたし、頑張ります? でいけてる?」
「まあ、及第点かしら。言葉遣いと態度には本当に気を付けてね」
「ありがとうマネージャー。わたし、やってみるよ!」
と、勢いよく返事はしてみたものの、沙也加は心の中では冷や汗をかいていた。
あぶないあぶない。
こっちの沙也加の一人称が「ボク」で良かった。
そうじゃないと下手したら、別人格ってことがバレてしまうかもしれない。
「偶然ってこわいな……」
挨拶をしてから事務所を出て、エレベーターで一階を目指す。
マネージャーは「季節限定の特別セールが最初にある」と説明してくれた。
その店舗だけ特別に価格が安くなるのだという。そうすることで、売上を獲得するのだとか。
「セールが成功しても、ボクたちの異世界転移は大失敗だよ。エリカのやつ、いつ目覚めるんだろ……玲のなかにいるはずなんだけど――困ったな。誤魔化すのも、そろそろ限界だよ」
沙也加のぼやきを肯定するかのように、チンっ、と音がしてエレベーターの扉が開いた。
「すいませんー、そのエレベーター、乗ります、乗ります! 待ってください!」
扉が閉まろうとしたとき、小柄でボーイッシュな少女がエレベーターのなかに身をすべりこませてきた。
先に乗りこんでいた青年が、開閉ボタンを押して締まる扉を開けた。彼は金髪を長く伸ばしていて、軽薄そうな顔をしていた。迷惑だと感じたのだろう、ひとこと「危ないですよ」と告げて目を細める。
しかし、少女が会社の後輩だとわかると、口調をやわらげた。
「なんだ、沙也加じゃん」
「あ! 沢田先輩じゃないですか」
「偶然。いい感じに出会ったね」
「なんですか、それ。ボクは事務所に用があるんです」
少女は高校生らしい風貌だ。自分を同年代女子たちのようにわたしや私といわず「ボク」と呼んでいることから、どこか変わった印象を沢田に与えた。
「そうなんだ。時間かかる感じ」
「いえ、書類をマネージャーに渡したら、それからすぐにアルバイトです」
「へえ……」
慌ててエレベーターに駆けこんだものだから、髪が乱れている。
奥の壁に設置された鏡に全身を写しこみ、沙也加は手櫛で前髪を整えた。
向かう階のボタンが押されてるのを確認し、姿勢をただすと、となりに立つ沢田が、鏡越しに意味ありげな笑みを浮かべた。
なんだか嫌な予感がして、沙也加は持っていた書類をぎゅっと抱きしめる。
「アルバイト何時に終わるの? 十六歳だったらそんなに遅くならないよね?」
「まだ十五です……なんですか、誘ってるんですか? 天下の売れっ子アイドルグループのメインボーカルでしょ。先輩は――だめ、ですよ」
「そうだね。俺はRAGGIのメインボーカルだし、容姿も抜群だし、沙也加ちゃんだったらたくさんサービスするけど?」
「へえ……」
おなじ芸能事務所に所属する沢田は、人気もさることながら女性問題でも世間を騒がせる遊び人だ。興味なさげにこたえて、目的の階についたエレベーターの扉が開くのを待つ。
「俺と一緒だと、いろいろと得するよ? アンジュバールだって、いま大変なんだろ?」
空いた扉から同じ階に降りた沢田は、しつこく沙也加に言い寄ってきた。
ああ、もう。と沙也加はうんざりとして隣に並んで歩く沢田を軽くにらんでやる。
その目つきは十五歳のアイドルにしては、とても鋭く沢田は「おっと」と驚いた顔をして一歩下がってしまった。
「だから、ボクにはそんな暇ないんですってば! アイドルですよ、アイドル! こう見えても一応、アイドルなんです、ボクたちは! ……先輩もそうじゃないですか」
「あー……いやまあ、そうなんだけどね。俺の誘いを断るコっていまどき珍しいと言うか」
「そんなこと言っていいんですか? 沢田先輩、あれだけ人気あるのに。なんか幻滅です」
「言い方、キツくない? ちょっと遊ぼうって誘っただけじゃん。沙也加ちゃん」
「いやですよ、事務所で誘わないでください! ボクはそんなに軽くないですから!」
アイドルグループ「アンジュバール」のメンバーである沙也加はヒップホップダンスとラップが得意だ。
雇用契約の更新のために事務所のオフィスに来てみたら、所属する芸能人の先輩である沢田が、突然、夜遊びを持ちかけてきた。
人気ボーカルユニット「RAGGI」のメインボーカルである彼は常識がない。
同じ事務所の後輩アイドルに今夜遊ぼうと声をかけるなんて、節操がなさすぎる。
この人は頭がおかしいんだ、相手をしてはいけない。沙也加はそう思うことにした。
ボクはそう――アンジュバールの一員なのだから!
恋水沙也加はお気に入りのNew eraのキャップのツバを指先で弾いて、自分に言い寄ってくる相手から、さっと距離を取る。
軽快なバックステップを踏み、あっという間に受付からオフィスの入口まで、数メートル移動した。
身のこなしの軽やかさに、沢田は思わず「すごっ」と感想を漏らしていた。
そこに沙也加の担当マネージャー、吉見恵子が書類を持ってやってきた。
なんだか気まずい感じの二人を見て、吉見はまた? と沢田をじろりと見つめる。
元モデルからマネージャーになった吉見は、スタイル抜群の黒髪清楚美女で、だまっていればとても綺麗なのに、きつい性格と厳しい口調で「恐い」マネージャーとしてタレント間では有名だった。
「なにやってるの、沢田さん? かわいい子見つけたらいつもこうなんだから……上に報告しますよ?」
「いっ、いや。挨拶! ただの挨拶だよ、ほら先輩から後輩への、な。そうだろ沙也加ちゃん」
「ええ、まあ。そうです、ね。挨拶でした」
被害に遭いました、と訴えても良かったが、ここは話を合わせることにした。
沢田はいまをときめく男性アイドル「RAGGI」の一人で、トップアイドルの地位を誇っている。
機嫌を損ねると契約更新できなくなるかもしれない。
それなら適当にあしらったほうがいい。
沙也加は妥協することにした。吉見はあやしいなあ、と沢田をじろりといちべつしてから、沙也加に何やら書類を渡してくる。
「本当に? ならいいんだけれど。書類一式が入っているからみんなで確認して、サインしてね。保護者の方の同意書も必要だから忘れないように」
「ありがとうございます。期限はいつまでですか?」
「そうね……早くて今月末。遅くて来月末かしら」
吉見は、あら、でも。と小首をかしげる。
沙也加はなんとなくマズイな、という顔をしながらそそくさと去っていく沢田を視界の隅に認めた。
一難去ってまた一難。吉見は「そうそう、玲ちゃん!」と、思い出したように言う。
「玲ちゃんはどうなの? 復帰できそう!?」
「あ、あー……そのっ。玲は……もうちょっとかかるかなって? でも、早く復帰させるようにします」
「倒れてからもう二週間でしょ? 復帰できないなら契約更新は難しいわ」
ちょっと残念そうにマネージャーは言い、顔を曇らせた。沙也加と同じアンジュバールのメンバー、愛川玲は二週間前にいきなり、意識を失った。それから寮で眠ったまま起きる気配がない。しかし、沙也加はそのことを秘密にしていた。
もし、意識が戻らないなんてマネージャーにばれたら、即時、グループ解散の危機が待っているからだった。
「お医者様は、もうちょっと安静にしていた方がいいって」
「そうなの……困った玲ちゃんね。早く復帰できると良いんだけど。また病院で診断がでたら教えてね、沙也加ちゃん。看病、がんばるのよ」
「はい、ありがとうございます、マネージャー!」
封筒をかかえて、沙也加は深々と頭を下げる。それから、吉見は別の紙を沙也加に見せた。
「ねえ、沙也加ちゃん。探していたアルバイトの件だけど、一月くらい、期間限定でデパ地下の販売員やってみない?」
「あ、ありがと――販売員ってなにするの?」
デパ地下と聞くと咄嗟に思い浮かぶのは高いお惣菜や、高級なお肉の店頭販売を思い浮かべてしまう。
あまり馴染みのない仕事に、沙也加はうーん? とよくわからない顔をした。
「特産品の販売コーナーがあるから、そこで接客とレジ打ちをするだけよ。そんなに難しくないわ」
「そんなに難しくないの? レジ打ちは最近おぼえたからできるかもですね」
最近、という単語に吉見は? と首をかしげた。
アイドルになると決め、この事務所に所属してから既に一年あまり。
沙也加は数ヶ月単位で飲食店のアルバイトをしているはずだ。
そこにはレジ打ちももちろん含まれる。
(変な沙也加ちゃん)
と思いながら吉見は仕事の詳細を話した。
「うちから派遣する形になるから面接はなし。でも接客には気を付けてね。お客様はみんな礼儀作法にうるさいから。そういう場所なの、デパートって。特にその「ボク」って自分のことを呼ぶのはまずいかしら」
「あー……すいません。長年の癖なんです。でも気をつけます。わたし、頑張ります? でいけてる?」
「まあ、及第点かしら。言葉遣いと態度には本当に気を付けてね」
「ありがとうマネージャー。わたし、やってみるよ!」
と、勢いよく返事はしてみたものの、沙也加は心の中では冷や汗をかいていた。
あぶないあぶない。
こっちの沙也加の一人称が「ボク」で良かった。
そうじゃないと下手したら、別人格ってことがバレてしまうかもしれない。
「偶然ってこわいな……」
挨拶をしてから事務所を出て、エレベーターで一階を目指す。
マネージャーは「季節限定の特別セールが最初にある」と説明してくれた。
その店舗だけ特別に価格が安くなるのだという。そうすることで、売上を獲得するのだとか。
「セールが成功しても、ボクたちの異世界転移は大失敗だよ。エリカのやつ、いつ目覚めるんだろ……玲のなかにいるはずなんだけど――困ったな。誤魔化すのも、そろそろ限界だよ」
沙也加のぼやきを肯定するかのように、チンっ、と音がしてエレベーターの扉が開いた。
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