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2.若木 猛
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資産家にして武蔵野産業大学の客員教授でもある若木猛は怒り心頭に達していた。
大手家電量販店、若木電波通信(通称若デン)の会長である若木は小さな小売店から出発し一代で財をなした男だ。
子どもの頃は体が弱く入退院を繰り返し、そのため進学を諦め、中学卒業と同時に実家が営む商店の店番を本格的に始めた。
体も小さくひ弱だったが人一倍バイタリティに溢れ、顧客第一主義を貫き通した。
会長になり現役を退いてからも新店舗のオープン日には必ず現場に馳せ参じ、店舗のレイアウトから棚割りまで事細かにダメ出しを行うのが常だった。
彼は昨今、政界に乗り出す事に意欲を見せていた。
一人娘の若木早苗が逮捕されたのはそんな矢先だった。
「それが何だ!だから何かの間違いだと言っているんだ。私を誰だと思ってるんだ!そんな事はどうにでもなるだろう。経緯の説明など聞いておらん!いいか。私はね、夏の参院選に出馬する予定なんだぞ。君もそれがどういう事かくらい分かるだろう。私はこれでもあちこちに顔が利くのだよ。え?何?そうか、君では埒があかないな。警視総監でも防衛庁長官でも構わん。とにかく話の通じる奴を出せ。何だと?もう一度言って…」
猛は受話器を叩きつけた。
「くそったれ。切りやがった」
ハゲ頭をピシャピシャ叩いて猛は湯の中に顔を浸けた。
そして顔を上げてタイルに正座している若い女に言った。
「もういい。これを持って行ってくれ」
女は電話機を風呂場の外へ置いた。
「今日は大荒れですわね」
女は乳房を手で隠しながら浴槽をまたいだ。
女の年の頃は25、6。ちょうど娘の早苗と同じ位だ。
「まったくどいつもこいつも」
女は猛ににじり寄り湯の中で猛の股間に手を伸ばした。
「メシを食って行くか?」
「あら、奥様と?」
「あれは自室でテレビを見ている。知っているだろう。寿司でもとろう」
猛は女の乳首にしゃぶりついた。
大手家電量販店、若木電波通信(通称若デン)の会長である若木は小さな小売店から出発し一代で財をなした男だ。
子どもの頃は体が弱く入退院を繰り返し、そのため進学を諦め、中学卒業と同時に実家が営む商店の店番を本格的に始めた。
体も小さくひ弱だったが人一倍バイタリティに溢れ、顧客第一主義を貫き通した。
会長になり現役を退いてからも新店舗のオープン日には必ず現場に馳せ参じ、店舗のレイアウトから棚割りまで事細かにダメ出しを行うのが常だった。
彼は昨今、政界に乗り出す事に意欲を見せていた。
一人娘の若木早苗が逮捕されたのはそんな矢先だった。
「それが何だ!だから何かの間違いだと言っているんだ。私を誰だと思ってるんだ!そんな事はどうにでもなるだろう。経緯の説明など聞いておらん!いいか。私はね、夏の参院選に出馬する予定なんだぞ。君もそれがどういう事かくらい分かるだろう。私はこれでもあちこちに顔が利くのだよ。え?何?そうか、君では埒があかないな。警視総監でも防衛庁長官でも構わん。とにかく話の通じる奴を出せ。何だと?もう一度言って…」
猛は受話器を叩きつけた。
「くそったれ。切りやがった」
ハゲ頭をピシャピシャ叩いて猛は湯の中に顔を浸けた。
そして顔を上げてタイルに正座している若い女に言った。
「もういい。これを持って行ってくれ」
女は電話機を風呂場の外へ置いた。
「今日は大荒れですわね」
女は乳房を手で隠しながら浴槽をまたいだ。
女の年の頃は25、6。ちょうど娘の早苗と同じ位だ。
「まったくどいつもこいつも」
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