エステティシャン早苗

MIKAN🍊

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8.保釈

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保釈に際して被告人の逃亡を防止し,裁判や刑の執行のための出頭を確保するために裁判所への納付を命じられる保証金。保釈金ともいう。その額は,犯罪の性質,被告人の資産などを考慮して決められる (刑事訴訟法 93条1,2項) 。
出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 
Copyright (c) 2014 

【保釈】より
…公訴が提起され,未決勾留中の被告人を,保証金(保釈保証金)の納付を条件に釈放する制度。逃亡,罪証隠滅を防ぐためには被告人を勾留すればよいが,勾留は人身の拘禁というきわめて大きい不利益を課するものであるから,拘禁しているのと同じ効果があげられる別の方法があれば,それを用いたほうがよい。…
(コトバンクより)

保釈金は刑が確定したら全額戻ってくる。無罪にしても有罪にしても。
起訴前拘留は最大23日。起訴前拘留に保釈はない。
保釈金の金額は裁判所の裁量で決定する。その額は一般的には数百万円から数千万円。
暴力団関係者や資産家の汚職、脱税、恐喝事件等の被告の保釈金は数億円から数十億円になる事もある。

午前10時。
羽田空港から本社に帰る車中で若木猛は顧問弁護士八ヶ岳信郎の報告を受けた。
一人娘早苗の保釈が決まったのだ。
「で、いくら用意すれば良いんだ。さっさと言え」
猛の唾が飛んできそうな勢いだ。
運転手の飛鳥乙芽はルームミラーでチラチラとその様子を見ていた。

若木を社まで送り届けたらいったん自宅で待機する事になるだろう。
芙美子の喜ぶ顔を見てそれからたっぷり愛してやろう。どんなに抱きしめても早苗が逮捕されてからは何処か上の空だったから。

そんな事を考えながら飛鳥乙芽はアクセルを踏んだ。
車は加速レーンを加速して見事なタイミングで走行車線を走る車と合流していった。
バックミラーの向こう、工場地帯がみるみる小さくなっていった。

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